科目名 | 心身医学特論 |
ナンバリング | MP_D2_05 |
担当者 | 添嶋 裕嗣 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 臨床心理学専攻 |
分類 | 選択科目 展開分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
医療心理臨床で重要な領域のひとつである心身医学について、その考え方と臨床医学における役割を紹介する。さらに、心身医療現場で見られる心身症事例を通して、その背景にある心理社会的因子を分析する方法を解説する。また、心身医療で臨床心理士に求められることを伝える。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)心身医学と心身症の定義を理解し説明できる。2)ストレス刺激とストレス反応を区別して考えることができる。3)心身医学における診断と治療方法を理解し、臨床心理学のそれとの違いを説明できる。4)摂食障害の分類・診断・治療について説明することができる。5)生活習慣病に対する心身医学的アプローチの必要性について理解することができる。6)喘息、過換気症候群、過敏性腸症候群、慢性疼痛、パニック障害など心身医療現場でよく見られる疾患について、病態、診断および治療法について簡単に説明することができる。7)気分障害、とくにうつ病について、心身医療現場で対応が必要となる理由を説明できる。8)心身医療において身体表現性障害という診断名が、どうのような疾患を示しているのか述べることができる。9)チーム医療における臨床心理士の役割を説明することができる。10)医療現場において、心療内科医の役割を理解することができる。 |
学習方法 | 講義形式であるが、問題を提起して学生と討論しながら進めていく。小テスト4回、レポート提出1回。 |
テキスト及び 参考書籍 |
教科書はない。授業毎に資料を配布する。 参考書:現代心療内科学、永井書店。心身医学標準テキスト、医学書院。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 10 | 15 | 5 | 35 | 30 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ◎ | 60 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 授業テーマについて自分の知識を整理しておく。 |
授業 | 心身医学と心療内科、心身症 | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | ストレス刺激とストレス反応 | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | 心身医学における診断と治療 | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | 臨床事例検討① 摂食障害1、[小テスト1と解答] | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | 臨床事例検討② 摂食障害2 | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | 臨床事例検討③ 生活習慣病1 | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | 臨床事例検討④ 生活習慣病2 | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | 臨床事例検討⑤ 喘息、過換気症候群、[小テスト2と解答] | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | 臨床事例検討⑥ 過敏性腸症候群 | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | 臨床事例検討⑦ 慢性疼痛 | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | 臨床事例検討⑧ 不安障害、パニック障害 | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | 臨床事例検討⑨ 気分障害、[小テスト3と解答] | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | 臨床事例検討⑩ 身体表現性障害 | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 授業のテーマについて調べておく。 |
授業 | チーム医療における臨床心理士の役割 | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 心身医療における臨床心理士の役割を整理しておく。 |
授業 | まとめ、レポート提出、[小テスト4と解答] | |
事後学習(復習) | 授業、討論および配布資料をもとにして要点をまとめる。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業では実際に臨床心理士になったつもりで、提起された問題を分析し解決策を考えて積極的に発言してほしい。 |