科目名 | 地域再生・創生論 |
ナンバリング | SW_F2_02 |
担当者 | 永吉 守 |
開設学科 専攻・コース |
社会福祉学科 |
分類 | 専門教育科目 学科専門科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
地域再生・創生は、地域に住む人々の歴史や文化の上に再生・創生されるものである。本講義では地域再生・創生に必要なツールとしての「フィールドワーク」と「ワークショップ」との2つの技法について、理論的な講義と模擬演習を含めながらその有効性を検討したい。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)地域再生・創生とは具体的にどのようなことを指すのかを理解する。 2)地域社会とはどういうものか、概略やその性格を理解する。 3)地域社会を知るための視点と手法について説明できる。 4)フィールドワークの技法を理解し、実際に習得する。 5)ワークショップの技法を理解し、実際に習得する。 6)地域の人々が中心となって地域再生・創生が初めて可能になることを理解する。 7)地域創生のための計画書づくりの概要とその技法を身につける。 8)実際に地域に入り、地域創生のキーマンとして地域に貢献できる。 |
学習方法 | 講義、グループ調査(フィールドワーク)、グループ討議(ワークショップ) |
テキスト及び 参考書籍 |
テキストは特に用いないが、基本的に毎回レジュメを配布する。(参考書籍)飯田泰之・木下斉(ほか著)『地域再生の失敗学』光文社(新書) 2016年 ほか適宜指示。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 2 | 2 | 2 | 7 | 12 | 12 | 2 | 2 | 5 | 5 | 17 | 17 | 15 | 100 | |||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | 50 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスをよく読んでおく |
授業 | イントロダクション | |
事後学習(復習) | 15回の概要を把握する | |
第2週 | 事前学習(予習) | 地域再生・創生について自分なりに想像しておく |
授業 | 地域再生・創生とはなにか | |
事後学習(復習) | 講義内容をもとに地域再生・創生の中心的事項を把握する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 地域とは何かについて自分なりに考えておく |
授業 | 地域社会について | |
事後学習(復習) | 講義をもとに地域社会についての中心的事項を把握する | |
第4週 | 事前学習(予習) | 社会学とはどういう学問かを各自情報収集しておく |
授業 | 地域社会を知る・鳥の目-地域社会学(社会学)を中心に | |
事後学習(復習) | 講義をもとに社会学と地域社会がどのような関係にあるのかを把握する | |
第5週 | 事前学習(予習) | 民俗学や文化人類学とはどういう学問かを各自情報収集しておく |
授業 | 地域社会を知る・風土-日本民俗学・文化人類学を中心に | |
事後学習(復習) | 講義をもとに民俗学や文化人類学と地域社会がどのような関係にあるのかを把握する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 地域社会を知るために手法についてあらかじめ考えておく |
授業 | 地域社会を知る・フィールドワークについて | |
事後学習(復習) | 地域社会を知るための技法の一つとしてのフィールドワークについて理解する | |
第7週 | 事前学習(予習) | フィールドワークの心構えを再度確認する |
授業 | フィールドワーク模擬演習1(インタビュー調査) | |
事後学習(復習) | インタビュー調査録音をくりかえし聴く | |
第8週 | 事前学習(予習) | 前回のインタビューの反省点をチェックする |
授業 | フィールドワーク模擬演習2(インタビュー調査) | |
事後学習(復習) | インタビューの調査録音を繰り返し聴き、まとめる | |
第9週 | 事前学習(予習) | インタビューの調査録音を文字データにしておく |
授業 | 地域を動かす第一歩-フィールドワーク結果による課題抽出 | |
事後学習(復習) | インタビューの調査録音を文字データとして完成させる | |
第10週 | 事前学習(予習) | 地域再生・創生の事例を自分なりに調べておく |
授業 | 地域再生・創生の具体的事例 | |
事後学習(復習) | 地域再生・創生に何が必要なのかを理解する | |
第11週 | 事前学習(予習) | ワークショップとは何か、自分なりに調べておく |
授業 | 地域社会の動かし方としてのワークショップについて | |
事後学習(復習) | ワークショップの利点と欠点について再認識しておく | |
第12週 | 事前学習(予習) | ワークショップ参加およびファシリテーションの心構えをする |
授業 | ワークショップ模擬演習1(ブレインストーミング) | |
事後学習(復習) | ワークショップの反省点を次回の模擬演習に活かす | |
第13週 | 事前学習(予習) | ワークショップの心構えと反省点を再度確認 |
授業 | ワークショップ模擬演習2(ブレインストーミング) | |
事後学習(復習) | ワークショップについて各自まとめておく | |
第14週 | 事前学習(予習) | 地域活動の計画について自分なりに考えておく |
授業 | ワークショップをもとにした計画書づくりについて | |
事後学習(復習) | ワークショップをもとにした計画書を模擬的に作成する | |
第15週 | 事前学習(予習) | 実際にどのような地域再生・創生活動を実施したいか考えておく |
授業 | 地域再生・創生にむけて動き出そう(まとめ) | |
事後学習(復習) | 本講義全体を自分なりにまとめ、レポートを作成する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | フィールドワーク・ワークショップともグループワークを実施するので、特別な理由がない限り遅刻や欠席を避けてください(週をまたいで同じ班でグループワークを実施する可能性あり)。 (参考書籍、これ以外にも適宜指示) 飯田泰之・木下斉(ほか著)『地域再生の失敗学』光文社(新書) 2016年 武田丈・亀井伸孝(編)『アクション別フィールドワーク入門』世界思想社 2008年 鵜飼修(編)『地域診断法-鳥の目、虫の目、科学の目-』新評論 2012年 |