科目名 | フィトセラピー特論 |
ナンバリング | MR_D2_07 |
担当者 | 小浦 誠吾 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 リハビリテーション学専攻 |
分類 | 選択科目 展開分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
本講義を受講することにより,五感(現実には20以上の感覚が存在する)などから脳へ直接伝達する知覚刺激を有効活用し,リハビリテーションへ意識的に応用することができる知識,考え方および実践方法を身につけることを到達目標とする. |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
フィトセラピー(Phyto-thrapy)とは,ギリシャ語で「植物」をあらわす「フィト」とセラピーを合わせた言葉であり,植物全般の生命力や効用を活用して,対象者の幸福を目指す療法である。作業療法士などのリハビリテーションの専門家が本技法・技術および考え方を修得することで,人間本来が持つ免疫力や基礎力を最大限に引き出しやすい環境設定が構築でき,さらなるキャリアの向上が期待される. フィトセラピー協会および西九州大学グループコラボ企画である、ハンドケアセタピスト資格認定講座への参加を募集するなど、自己研鑽およびキャリアエンハンスメントのきっかけづくりとしても、本講義を活用して頂きたい。 |
学習方法 | 個別指導 |
テキスト及び 参考書籍 |
・特に定めないが,適宜指示する(関係する英語論文,文献,書籍など) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 30 | 30 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ◎ | ◎ | 50 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法の概念を整理しておく |
授業 | 人間と植物の関係をフィトセラピーの観点から修得する1 歴史的背景 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第2週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法の概念を整理しておく |
授業 | 人間と植物の関係をフィトセラピーの観点から修得する2 近年の考え方 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第3週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | 人間と植物の関係をフィトセラピーの観点から修得する3 世界の資格制度 | |
事後学習(復習) | 新しい知識をまとめてレジュメ化する | |
第4週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | アロマテラピーの基本と認知症予防への適用の視点を修得する2 認知症研究からの視点 | |
事後学習(復習) | 新しい知識をまとめてレジュメ化する | |
第5週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | 認知症予防への適用の視点を考慮するハンドケアトリートメントのロールプレイ演習1 | |
事後学習(復習) | 新しい知識をまとめてプレゼン資料を作成する | |
第6週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | 認知症予防への適用の視点を考慮するハンドアロマトリートメントのロールプレイ演習2 | |
事後学習(復習) | 新しい知識をまとめてプレゼン資料を作成する | |
第7週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | ハンドケアトリートメントの臨床での応用方法および注意事項の理解 | |
事後学習(復習) | 新しい知識をまとめてプレゼン資料を作成する | |
第8週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | 身体障害分野におけるフィトセラピーの適用方法の修得 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第9週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | 精神障害分野におけるフィトセラピーの適用方法の修得1 統合失調症 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第10週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | 精神障害分野におけるフィトセラピーの適用方法の修得2 統合失調症以外 | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第11週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | 老年期障害分野,発達障害分野におけるフィトセラピーの適用方法を修得する | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第12週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | ②関連の勉強会,研究会等に参加し知見を深め,データ収集を開始する. | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第13週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | 認知症分野におけるフィトセラピーの適用方法を修得する1 AD | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第14週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しておく |
授業 | 認知症分野におけるフィトセラピーの適用方法を修得する2 VD,レビー小体型など | |
事後学習(復習) | 資料とノートにて理解を深める | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの作業療法研究の視点を整理しまとめる |
授業 | 認知症分野におけるフィトセラピーの適用方法を含めた確認試験 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 参加者の専門分野は問わないので、積極的に参加して欲しい。フィトセラピー協会および西九州大学グループコラボ企画である、ハンドケアセラピスト資格認定講座への参加も紹介する。本研究分野に高い興味関心および研究意欲を持ち、責任ある研究を実施するよう心がけてくれること望む。 |