科目名 | 生命科学 |
ナンバリング | GE_D1_01 |
担当者 | 平田 孝治 |
開設学科 専攻・コース |
幼児保育学科 |
分類 | 共通教育科目 教養科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
生命を支える生体成分の構造と機能ならびに遺伝子操作技術(遺伝子工学)について学習する。さらに、生命を維持する仕組みについて学習する。生命現象が何たるかを理解することで、人を中心とする自然科学への知識、そして自己の健康な生活管理や社会的規範への基本的態度や志向性を身につけさせる。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)生命の定義を述べることができる。2)化学進化の意義について説明できる。3)細胞をつくる主要なたんぱく質の種類を列挙し、機能について説明できる。4)細胞の構造を述べることができる。5)細胞内の様々な小器官の特徴機能を説明できる。6)DNAの構造を説明することができる。7)遺伝子の構造上の特徴を特徴を述べることができる。8)遺伝子からたんぱく質にいたる遺伝情報発現の流れについて説明できる。9)遺伝子操作の原理について説明できる。10)ホルモンとは何かを説明できる。11)ホルモンとシグナル伝達との関係について述べることができる。12)人体にとって免疫の働きの重要性を説明できる。13)生命科学の学習を通して得られた生命観を説明することができる。 |
学習方法 | 講義。テキストおよび配布プリントに基づて学習する。学習の状況に応じてテキスト以外の教材を活用する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:丸山敬著「生命とは何か」(東京教学社)。参考図書:東京大学生命科学教科書編集委員会編「生命科学」(羊土社)ほか、必要に応じて適宜紹介する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 60 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ◎ | ○ | ○ | 70 | ||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | テキスト第1章(p1-9)を読んでおくこと。 |
授業 | 生命活動の工程(生物の定義)、生体の階層性(生物の組織構築)、生物心理社会モデル | |
事後学習(復習) | テキスト第1章(p1-9)、プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト第4章(p45-52)を読んでおくこと。 |
授業 | 生命の起源、細胞のいろいろ(生物種、細胞の形態) | |
事後学習(復習) | テキスト第4章(p45-52)、プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキスト第4章(p35-44)を読んでおくこと。 |
授業 | 細胞の構造(細胞の種類、形態、小器官) | |
事後学習(復習) | テキスト第4章(p35-44)、プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキスト第4章(p52-56)を読んでおくこと。 |
授業 | 細胞の営み(細胞周期、分裂、分化) | |
事後学習(復習) | テキスト第4章(p52-56)、プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章(p9-18)を読んでおくこと。 |
授業 | 生命をつくる物質:たんぱく質(アミノ酸、光学異性体、ペプチド結合、一次~四次構造) | |
事後学習(復習) | テキスト第2章(p9-18)、プリントと板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト第3章(p21-34)を読んでおくこと。 |
授業 | たんぱく質の機能(酵素、活性化エネルギー、ATP、特異性、アロステリック制御、構造たんぱく質) | |
事後学習(復習) | テキスト第3章(p21-34)、プリントと板書を合わせ、要点をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章(p18-19)を読んでおくこと。 |
授業 | 糖質の構造と機能(単糖、少糖、多糖) | |
事後学習(復習) | テキスト第2章(p18-19)、プリントと板書を合わせ、要点をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章(p18-19)を読んでおくこと。 |
授業 | 脂質の構造と機能(単純脂質、複合脂質、脂肪酸 | |
事後学習(復習) | テキスト第2章(p18-19)、プリントと板書を合わせ、要点をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト第4章(p41-43)を読んでおくこと。 |
授業 | エネルギー代謝(ATP、解糖系、TCA回路、電子伝達系、ベータ酸化) | |
事後学習(復習) | テキスト第4章(p41-43)、プリントや板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキスト第5章(p57-68)を読んでおくこと。 |
授業 | 遺伝子(ゲノム、ジーン、DNA、RNA、セントラルドグマ、反保存的複製、転写、翻訳、コドン) | |
事後学習(復習) | テキスト第5章(p57-68)、プリントや板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキスト第6章(p69-94)を読んでおくこと。 |
授業 | 遺伝子工学(遺伝子操作、制限酵素、リガーゼ、PCR、ベクター、遺伝子治療) | |
事後学習(復習) | テキスト第6章(p69-94)、プリントや板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキスト第7章(p109-126)を読んでおくこと。 |
授業 | ホルモンとシグナル伝達(ホルモンの種類、神経伝達物質) | |
事後学習(復習) | テキスト第7章(p109-126)、プリントや板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキスト第8章(p57-68)を読んでおくこと。 |
授業 | 免疫(生体防御機構,自然免疫,獲得免疫,抗原・抗体,細胞性免疫,体液性免疫,自己免疫疾患) | |
事後学習(復習) | テキスト第8章(p57-68)、プリントや板書等を合わせ、要点をまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキスト第8章までの内容と関連付け、第9章-第11章(p127-164)を読んでおくこと。 |
授業 | 生活習慣病・老化・神経と痴呆症・癌 | |
事後学習(復習) | テキスト第9-11章(p127-164),プリントと板書を合わせ,項目立てとを関連付けまとめる | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでのまとめに合わせ、身近なニュースを収集し関連付ける。 |
授業 | まとめ(各到達目標のまとめ、生命倫理、生命観) | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ≪他大学履修生等の学修比率について≫ 汎用的能力要素(共通)は履修生共通です。専門・応用的能力要素【態度・志向性】10%は、各自が所属する専門分野や将来像等における「自己の健康な生活管理や社会的規範への基本的態度や志向性」に対して同比率を充てます。詳しくは初回の授業で説明します。 各週の計画は予定であり、進度に応じて変更する場合があります。 |