科目名 | 病態生理学 |
ナンバリング | FN_B1_04 |
担当者 | 久本 弥生 |
開設学科 専攻・コース |
食物栄養学科 |
分類 | 専門教育科目 選択科目 |
関連する 資格・免許 |
栄養士免許申請資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
「病む」とはどういうことか?疾患の成り立ちや誘因に対する生体の調節機能について説明し、病的な状態に陥った際に、生体がどのうように対処していくのかを解説する。人体の基本的構造・医療用語、代表的な疾病と検査、治療、医療を取り囲む環境などについても適宜触れる。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1炎症の5大徴候と分類(急性・慢性)について説明できる。 2循環障害(虚血・血栓・塞栓・梗塞)について説明できる。 3良性腫瘍と悪性腫瘍の違いについて説明できる。 4個体の調節機構と恒常性(ホメオスタシス)について説明できる。 5バイタルサインの測定とその意義について説明できる。 6喫煙の健康への影響について関心を持ち、理解を深める。 7自律神経系(交感神経・副交感神経)の働きについて説明できる。 8動脈硬化の危険因子をいくつか挙げることができる。 |
学習方法 | 講義形式~ テキスト、配布プリント(A3サイズ)、小テスト、レポート |
テキスト及び 参考書籍 |
人体の構造と機能および疾病の成り立ち(加藤昌彦他著)東京教学社 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 80 | 100 | ||||||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | 70 | |||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | 5 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 人体の基本的構造について、「解剖生理学」で学んだことを再確認しておく |
授業 | 人体の基本的構造および機能について ~解剖生理学の復習およびオリエンテーション | |
事後学習(復習) | テキスト第1章、第2章に目を通す、まとめプリント① | |
第2週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 疾病の成り立ちについて ~疾患、あるいは加齢に伴って生じる細胞や組織の変化 | |
事後学習(復習) | テキスト第3章、第7章-2 循環障害を読む、まとめプリント② | |
第3週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 疾病の成り立ちについて ~ 第2週講義の続き | |
事後学習(復習) | テキスト第18章 腫瘍、第4章-1、2 一般的診察、主な症候を読む、まとめプリント③ | |
第4週 | 事前学習(予習) | 解剖生理学復習(呼吸器)テキスト第8章-1 呼吸器系の構造と機能を読む |
授業 | 呼吸器疾患(第4週~12週では、疾患のメカニズム、症状、診断、治療法などについて解説) | |
事後学習(復習) | テキスト第8章-2 呼吸器疾患の成因、病態、診断、治療を読む、まとめプリント④ | |
第5週 | 事前学習(予習) | 解剖生理学復習(筋・骨格系、感覚器)テキスト第13章-1 筋・骨格系の構造と機能を読む |
授業 | 運動器・感覚器疾患 | |
事後学習(復習) | テキスト第13章-2 筋・骨格疾患の成因、病態、診断、治療を読む、まとめプリント⑤ | |
第6週 | 事前学習(予習) | 解剖生理学復習(神経)テキスト11章-1、2 中枢神経・末梢神経の構造と機能を読む |
授業 | 神経疾患、小テスト(まとめ①~⑤)~5週終了ごとに小テストで理解度を確認 | |
事後学習(復習) | テキスト11章-3 中枢神経系疾患の成因、病態、診断、治療を読む、まとめプリント⑥ | |
第7週 | 事前学習(予習) | 解剖生理学復習(循環器)テキスト第7章-1 循環器系の構造と機能を読む |
授業 | 循環器疾患 | |
事後学習(復習) | テキスト第7章-3 循環器系疾患の成因、病態、診断、治療を読む、まとめプリント⑦ | |
第8週 | 事前学習(予習) | 解剖生理学復習(内分泌)テキスト第12章1~3 ホルモンの分類、構造、作用機序、恒常性を読む |
授業 | 内分泌疾患 | |
事後学習(復習) | テキスト第12章-4 内分泌疾患の成因、病態、診断、治療を読む、まとめプリント⑧ | |
第9週 | 事前学習(予習) | 解剖生理学復習(腎・泌尿器、男性生殖器)テキスト第9章-1、第14章-1 生殖器の構造と機能 |
授業 | 腎・泌尿器疾患 | |
事後学習(復習) | テキスト第9章-3 腎・尿路疾患の成因、病態、診断、治療と透析の項目を読む、まとめプリント⑨ | |
第10週 | 事前学習(予習) | 解剖生理学復習(女性生殖器)テキスト第14章-1 女性生殖器の構造と機能を読む |
授業 | 産婦人科疾患 | |
事後学習(復習) | テキスト第14章-3 女性生殖器疾患の成因、病態、診断、治療を読む、 まとめプリント⑩ | |
第11週 | 事前学習(予習) | 解剖生理学復習(血液)テキスト第10章-1 血液の構成と機能を読む |
授業 | 血液疾患、小テスト(まとめ⑥~⑩) | |
事後学習(復習) | テキスト第10章-2 血液系疾患の成因、病態、診断、治療を読む、まとめプリント⑪ | |
第12週 | 事前学習(予習) | 解剖生理学復習(消化器)テキスト第6章1~5 消化・吸収、消化器系の構造・運動を読む |
授業 | 消化器疾患 | |
事後学習(復習) | テキスト第6章-6 消化器疾患の成因、病態、診断、治療を読む、まとめプリント⑫ | |
第13週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 感染症について ~病原微生物の種類と特徴、伝播形式、感染経路、生体防御機構 | |
事後学習(復習) | テキスト第17章、感染症と生体防御を読む、まとめプリント⑬ | |
第14週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 体内環境のリズム性変化について | |
事後学習(復習) | テキスト第15章 体温調節、生体リズム、いろいろな日周リズムを読む、まとめプリント⑭ | |
第15週 | 事前学習(予習) | 配布プリント全てを1冊のファイルに綴じて、まとめの問題も全て解答して講義に持参 |
授業 | 病態生理学まとめ、小テスト(まとめ⑪~⑭) | |
事後学習(復習) | ||
第16週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 試験および解説 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 「解剖生理学」の知識が習得されていることを前提に講義を進めますので、必要に応じて、個々人で、しっかり復習して授業に臨んで下さい。 常日頃より、栄養士に必要と思われる医療関連ニュースに関心を持つよう、心がけて下さい。 講義で、色鉛筆または色ペン(赤、青、その他1~2色)を使用しますので、準備して下さい。 |