科目名 | 教育基礎論 |
ナンバリング | CS_A1_02 |
担当者 | 香川 せつ子 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 学科基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
幼稚園教諭一種免許状 小学校教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 1年 | 前期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
子どもは学校だけで教育されるのではなく、家庭や社会全体の影響を受けながら自己を形成する。本講義ではあらゆる教育活動の基礎となる教育の理念と思想について歴史的観点から考察し、人間観と子ども観の変化、教育制度の変遷等を検討するなかで、現代の子どもの特徴と今後の教育の課題について考える。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)教育の本質と役割について考察し、自分の言葉で説明できる。 2)人間の発達と教育の関係について理解し、教育学的見地から説明できる。 3)教育の思想と制度の歴史的展開を把握し、子どもと家庭、学校、社会との関係の変化を説明できる。 4)人間観や子ども観の変遷を知り、子どもについて多様な見方があることを理解する。 5)日本の教育制度の変遷を社会の変容との関係で理解し、西欧世界のそれと比較考察できる。 6)教育が社会に埋めこまれたシステムであることを理解し、現代社会における教育の在り方について複眼的な視から考えることができる。 7)子どもへの理解を深め、子どもにかかわる教師の在り方について、主体的に考えることができる。 8)これからの教育改革の在り方と学校教育が担う役割について、自分の意見を述べることができる。 |
学習方法 | 講義を基本に、グループワークによる演習を取り入れる |
テキスト及び 参考書籍 |
石村華代・軽部勝一郎編著『教育の歴史と思想』ミネルヴァ書房 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 60 | 20 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ○ | 70 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読む |
授業 | 教育とは何か | |
事後学習(復習) | これまで受けてきた教育をとらえなおす | |
第2週 | 事前学習(予習) | 事前配布したプリント資料に目を通す |
授業 | 人間の発達と学習 | |
事後学習(復習) | プリントとノートの内容を整理する | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキスト第1部第1章(pp.4~12)を読む |
授業 | 古代から中世までの教育 | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキスト第1部第2章(pp.14~24)を読む |
授業 | ルネサンス・宗教改革と教育 | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキスト第1部第3章(pp.26~33)を読む |
授業 | 近代教育思想の萌芽 (ルソー、コメニウス) | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト第1部第4章(pp.44~58)を読む |
授業 | 公教育制度と近代教育学の成立(ペスタロッチ、ヘルバルト) | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト第1部第4章(pp.59~67)を読む |
授業 | 幼児教育の思想と実践(フレーベル、モンテッソーリ) | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキスト第1部第7章(pp.92~107)を読む |
授業 | 新教育運動の展開(デューイと経験主義教育、問題解決学習)と子どもの福祉 | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト第1部第8章(pp.124~143)を読む |
授業 | 現代教育思想の展開 | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキスト第2部第1章(pp.143~163)を読む |
授業 | 古代から近世までの日本の教育 | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキスト第2部第2章(pp.164~181)を読む |
授業 | 国家主義教育制度の成立と展開 | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 事前配布したプリント資料に目を通す |
授業 | 第二次世界大戦後の教育改革と高学歴化の進展 | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第13週 | 事前学習(予習) | 事前配布したプリント資料に目を通す |
授業 | 情報化、国際化を背景とする教育改革の進展 | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第14週 | 事前学習(予習) | 事前配布したプリント資料に目を通す |
授業 | 「21世紀型能力」と新学習指導要領における教育観 | |
事後学習(復習) | テキストとプリント、ノートの内容を整理する | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまで配布した資料をもとに受講内容をふり返る |
授業 | 講義のまとめ | |
事後学習(復習) | 講義の要点を整理する | |
第16週 | 事前学習(予習) | 試験の準備をする |
授業 | 試験 | |
事後学習(復習) | 答案に記載した内容を点検し、自己評価する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業計画の内容は各回でとりあげる中心テーマを示しています。授業計画は予定であり、進度に応じて変更が出る場合もあります。 |