科目名 | 障害児保育 |
ナンバリング | CS_D2_13 |
担当者 | 田中 麻里 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
幼稚園教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
本授業では、「障害児保育」の理念と歴史的変遷を解説し、保育現場において子どもが「共に育つ」意味と、様々な障害のある子ども及びその保育内容について詳説する。また、障害のある子どもの保育にかかわる保健・医療・福祉・教育等の現状と課題について説明し、事例を通して、障害児保育の実践方法の習得をめざす。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)障害の概念と障害児保育の理念、障害児保育の歴史的変遷について説明することができる。 2)子どもの発達と障害理解の基本的視点と方法を述べることができる。 3)障害の種類と、その原因、症状、行動特徴、発達支援の留意点を述べることができる。 4)障害のある子どもの保育指導計画、個別支援計画の内容を理解し、作成することができる。 5)障害のある子どもの家族支援の要点を述べることをできる。 6)地域の支援活動について述べることができる。 7)事例より、障害児保育の実際を保育者としての目的意識を持って、主体的に捉えることができる。 8)事例より、障害児保育の実践内容について、自分の意見を述べることができる。 9)障害児保育の課題と展望を述べることができる。 |
学習方法 | 講義、演習、DVD視聴 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:「演習・保育と障害のある子ども」野田敦史・林恵他㈱みらい 参考書:障害児保育-子どもとともに成長する保育者を目指して- 藤永保、阿部五月他 萌文書林 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 10 | 10 | 10 | 20 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | |||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ◎ | ○ | 50 | |||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ◎ | ○ | 40 | |||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスで授業の概要、到達目標等を確認する。 |
授業 | 障害児保育とは(障害の概念、障害児保育の理念、子どもの発達権)*レポート作成 | |
事後学習(復習) | テキスト第1章(p21-28)第2章(p29-48)と板書等より障害、障害児保育の理念をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト第4章(p49-60)を読み、障害児保育の歴史的変遷について確認する。 |
授業 | 障害児保育の歴史的変遷(保育施策の動向、早期発見・療育、ノーマライゼーション) | |
事後学習(復習) | テキスト第4章(p49-60)と配布プリントより障害児保育の歴史的変遷についてまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキスト第3章(p39-48)を読み、子どもの発達と障害理解について確認する。 |
授業 | 子どもの発達と障害理解(基本的視点) | |
事後学習(復習) | テキスト第3章(p39-48)と配布プリントより、子どもの発達と障害理解についてまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 配布プリントより、障害児を理解するための方法について確認する。 |
授業 | 障害児を理解するための方法(情報収集、発達検査、行動観察、総合理解) | |
事後学習(復習) | 配布プリントと板書等を用いて、障害児を理解するための方法についてまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキスト第8章(p88-96)を読んで、知的障害の特性と発達支援について確認する。 |
授業 | 障害の特性と発達支援①(知的障害) | |
事後学習(復習) | テキスト第8章(p88-96)と配布プリントより、知的障害の特性と発達支援についてまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト第8章(p90-91)を読んで、ダウン症の特性と発達支援について確認する。 |
授業 | 障害の特性と発達支援②(ダウン症)*VTR視聴→レポート作成 | |
事後学習(復習) | テキスト第8章(p90-91、94-96)とVTRより、ダウン症の特性と発達支援についてまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト第6章-第7章(p70-87)を読み、視覚、聴覚、言語障害の特性と発達支援を確認する。 |
授業 | 障害の特性と発達支援③(視覚障害、聴覚障害、言語障害) | |
事後学習(復習) | テキスト第6章-第7章(p70-87)とプリントより、視覚、聴覚、言語障害の特性と支援をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキスト第5章(p61-69)を読んで、肢体不自由の特性と発達支援について、確認する。 |
授業 | 障害の特性と発達支援④(肢体不自由) | |
事後学習(復習) | テキスト第5章(p61-69)と配布プリントより、肢体不自由の特性と発達支援についてまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト第9章(p97-105)を読んで、自閉スペクトラム症の特性と支援について確認する。 |
授業 | 障害の特性と発達支援⑤(発達障害① 自閉スペクトラム症等) | |
事後学習(復習) | 第9章(p97-105)と配布プリントより、自閉スペクトラム症の特性と支援についてまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキスト第10章(p106-116)を読んで、ADHD、LDについて確認する。 |
授業 | 障害の特性と発達支援⑥(発達障害② ADHD―注意欠陥多動性障害、LD―学習障害 等) | |
事後学習(復習) | テキスト第10章(p106-116)と配布プリントより発達障害の特性と支援についてまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキスト第11章(p117-128)を読んで、配慮を必要とする子どもの理解と支援について確認する。 |
授業 | 障害の特性と発達支援⑦ 配慮を必要とする子ども(親との協力、職員間・専門機関との連携) | |
事後学習(復習) | テキスト第11章(p117-128)とプリントより、配慮を必要とする子どもの保育についてまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキスト第13章14章(p143-174)を読んで、障害のある子どもの保育指導計画を確認する。 |
授業 | 障害のある子どもの保育指導計画(保育課程、記録と評価、個別支援計画、児童保育要録)*指導計画の作成 | |
事後学習(復習) | テキスト第13章14章(p143-174)と配布資料より、保育指導計画についてまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキスト第18章(p213-224)を読んで、障害のある子どもの家族支援について確認する。 |
授業 | 障害のある子どもの家族支援(親としての気づき、きょうだい、専門機関との連携) | |
事後学習(復習) | テキスト第18章(p213-224)、配布プリントより、障害のある子どもの家族支援についてまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 地域の支援活動(社会資源の活用、放課後の生活、小学校・特別支援学校との接続) | |
事後学習(復習) | ||
第15週 | 事前学習(予習) | テキスト第20章(p234-241)を読んで、障害のある子どもの保健・医療・福祉施策を確認する。 |
授業 | まとめ 障害児保育の課題と展望(保健、医療、福祉、教育) *レポート作成 | |
事後学習(復習) | テキスト第19章~21章、配布資料を読み返し、障害児保育の課題と展望についてレポートを作成する。 | |
第16週 | 事前学習(予習) | 15回の授業時に使用した資料や作成したノート等より、学習内容を確認する。 |
授業 | 試験 | |
事後学習(復習) | 試験の答え合わせ(自己採点)を行う。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※本科目は、保育士資格取得のための必修科目である。 |