科目名 | 特別支援教育特論 |
ナンバリング | MC_B2_07 |
担当者 | 眞田 英進 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 子ども学専攻 |
分類 | 選択科目 教育分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
特別支援教育に関する専門的な知識・方法を論説する。特別支援教育の最新理念・支援対象の困難特性と対応する支援方法論、保護者への理解と助言、教育場面での連携、早期段階から社会適応期に至るライフサイクルを一貫する支援的知見などについて言及する。教育実践者としての専門知識・方法・技能の修得をねらいとする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
・特別支援教育の専門的職業人として知識と技能を継続的に高め、使命感を持って社会発展に貢献できる。 ・心身障害学と向き合い、研究テーマを自ら設定し、研究遂行のために鋭意自立的に行動することができる。 ・特別支援教育の専門家として、高い倫理性と責任感を保持し、課題に対して主体的に挑み教育実践ができる。 ・心身障害児(者)への理解を深め、支援実践経験に省察を加え、常に向上心を持って改善への努力ができる。 ・心身障害児を取り巻く教育・保育場面における現在的問題を把握・分析し、合理的な解決方針が立案できる。 ・支援教育研究に要する情報収集と処理力、外国語能力をもち、研究論文を作成し、研究成果を公表できる。 ・特別支援教育の専門家として、心身障害児(者)の発達や心理・教育に関連する広範な学識を蓄積できる。 ・特別支援教育に関連する地域の機関・団体と連携を保持しつつ、経験を積み、福祉社会の創造に寄与できる。 |
学習方法 | 講義を中心とする。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキストは使用しない。参考書は適宜紹介する。毎回の講義内容に関する資料プリント類を配布する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 5 | 5 | 10 | 5 | 5 | 10 | 5 | 100 | ||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 50 | |||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 特別支援教育の意味を調べる |
授業 | 特別支援教育の定義と障害概念の認識 | |
事後学習(復習) | 特別支援教育の定義と国際的障害概念を明確にする | |
第2週 | 事前学習(予習) | 特別支援教育の通史を念頭に授業に臨む |
授業 | 特別支援教育の歩みと諸課題 | |
事後学習(復習) | 特に21世紀から現在までの特別支援教育の歩みを確認する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 支援対象障害種類を調べる |
授業 | 特別支援教育対象の障害区分論 | |
事後学習(復習) | 支援対象障害区分を整理し、就学措置の認識を確実にする | |
第4週 | 事前学習(予習) | 視感覚器と関連中枢神経を調べる |
授業 | 感覚障害(視覚障害)対象の特別支援教育論 | |
事後学習(復習) | 視覚障害による困難傾向と対応支援方法を明確にする | |
第5週 | 事前学習(予習) | 聴感覚器と関連中枢神経を調べる |
授業 | 感覚障害(聴覚障害)対象の特別支援教育論 | |
事後学習(復習) | 聴覚障害による困難傾向と対応支援方法を明確にする | |
第6週 | 事前学習(予習) | 言語障害の定義を調べる |
授業 | 言語障害対象の特別支援教育論 | |
事後学習(復習) | 言語障害分類種別ごとの困難傾向と対応支援方法を明確にする | |
第7週 | 事前学習(予習) | 知的障害状態を調べる |
授業 | 知的障害の定義論 | |
事後学習(復習) | 知的障害の定義について国際学術的観点から明確にする | |
第8週 | 事前学習(予習) | 知的障害の心理・行動傾向を調べる |
授業 | 知的障害の発達・心理・行動特性に基づく特別支援教育論 | |
事後学習(復習) | 知的障害の心理・行動の困難傾向と対応支援方法を明確にする | |
第9週 | 事前学習(予習) | 知的障害の原因について調べる |
授業 | 知的障害の原因特性に基づく特別支援教育論 | |
事後学習(復習) | 知的障害の原因と困難特性に対応する支援方法を明確にする | |
第10週 | 事前学習(予習) | 知的障害の超早期発達傾向を調べる |
授業 | 知的障害に対する早期介入(療育)に関わる治療教育的支援論 | |
事後学習(復習) | 知的障害乳幼児に対する支援について保護者対応も含めて認識をする | |
第11週 | 事前学習(予習) | 脳性麻痺について調べる |
授業 | 運動障害対象の特別支援教育論 | |
事後学習(復習) | 運動障害による困難特性を理解し、対応する特別支援方法を明確にする | |
第12週 | 事前学習(予習) | 自閉症スペクトラム障害について調べる |
授業 | 自閉症スペクトラム障害概念の明確化(定義論) | |
事後学習(復習) | 自閉症スペクトラムの概念を最新の学問的定義から明確にする・DSM内容の再確認を行う | |
第13週 | 事前学習(予習) | 自閉症スペクトラムの困難特性傾向を調べる |
授業 | 自閉症スペクトラム対象の特別支援教育論 | |
事後学習(復習) | 自閉症スペクトラムに対する早期から就学後までの支援的対応を明確にする | |
第14週 | 事前学習(予習) | 発達障害について調べる |
授業 | 発達障害概念の明確化(定義論) | |
事後学習(復習) | 発達障害の概念を最新の学問的定義から明確にする | |
第15週 | 事前学習(予習) | 発達障害の困難特性傾向を調べる |
授業 | 発達障害対象の特別支援教育論 | |
事後学習(復習) | 発達障害の困難特性を理解し、対応する支援方法を明確にする |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 障害児教育学、障害者心理学、保育・教育・福祉関連の基礎知識を学修した院生、さらには、教育・保育・医療・看護分野等のいずれかで実践経験のある院生の参加を歓迎する。 |