科目名 | 特別支援教育特論 |
ナンバリング | MC_B2_07 |
担当者 | 古川 勝也 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 子ども学専攻 |
分類 | 選択科目 教育分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
特別支援教育の専門性である自立活動の指導について、理念や基本的な考え方、実態把握から指導目標の設定までのプロセスや具体的な指導内容の設定の手続きについて概説する。その手続きを基に、具体的な事例を通して自立活動の個別の指導計画を作成する。また、指導の方法や評価についても理解を進めていく。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1) 特殊教育から特別支援教育への変遷について説明できる。 2) 養護・訓練から自立活動への変遷について説明できる。 3) 自立活動の理念や基本的な考え方について説明できる。 4) 実態把握から指導目標の設定までのプロセスが説明できる。 5) 実習を通して、自立活動の個別の指導計画が作成できる。 6) 自立活動の指導法・評価について説明できる。 |
学習方法 | 講義及び具体的な事例を通しての演習。 |
テキスト及び 参考書籍 |
古川勝也・一木薫編著「自立活動の理念と実践」ジアース教育新社 特別支援学校学習指導要領解説・自立活動編・H30年3月 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 60 | 20 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ○ | ◎ | 50 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ◎ | ◎ | 30 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを確認しておくこと。 |
授業 | 特殊教育から特別支援教育へ(養護・訓練から自立活動への変遷) | |
事後学習(復習) | 養護・訓練から自立活動への目標及び内容の変化についてまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 教育課程上の位置づけについて調べておく。 |
授業 | 自立活動の意義と指導の基本的な考え方 | |
事後学習(復習) | 自立活動の指導の特色についてまとめておく。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 自立活動の教育目標との関連、教育課程の編成について調べておくこと。 |
授業 | 自立活動の目標・内容 | |
事後学習(復習) | 自立活動の6区分27項目の内容について整理する。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 通常教育のカリキュラムについて調べておくこと。 |
授業 | 自立活動のカリキュラム構造と指導目標設定に至るプロセスの可視化の必要性 | |
事後学習(復習) | 通常教育(教科)と自立活動のカリキュラム構造の違いについてまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 自立活動の実態把握について調べておく。 |
授業 | 実態把握から指導目標・内容の設定に至るプロセス | |
事後学習(復習) | 指導目標設定までのプロセスをまとめておく。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 事例(肢体不自由、知的障害、発達障害)を検討しておくこと。 |
授業 | 事例で理解を深める個々の実態に応じた指導目標・内容の設定 | |
事後学習(復習) | 実態から指導目標・内容の設定までを整理しておくこと。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 事例をもとに実態を整理しておくこと。 |
授業 | 具体的な事例を通しての実習(実態把握の方法) | |
事後学習(復習) | 実態把握の仕方を整理する。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 課題の抽出の仕方について学習しておくこと。 |
授業 | 具体的な事例を通しての実習(課題の抽出) | |
事後学習(復習) | 課題の整理をしておくこと。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 課題関連図の考え方を学習しておくこと。 |
授業 | 具体的な事例を通しての実習(課題関連図の作成及び指導目標の設定) | |
事後学習(復習) | 関連図から指導の方向性を整理し、指導仮説を立てて目標設定することを確認しておくこと。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 内容の選定のために自立活動の内容を確認しておくこと。 |
授業 | 具体的な事例を通しての実習(具体的な指導内容の設定) | |
事後学習(復習) | 具体的な指導内容を設定する際の手続きを確認しておくこと。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 個別の指導計画作成のために必要な手順を調べておくこと。 |
授業 | 個別の指導計画の作成 | |
事後学習(復習) | 個別の指導計画に必要な項目を説明できるようにしておく。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 自立活動の指導法について調べておくこと。 |
授業 | 自立活動の指導法(動作法等) | |
事後学習(復習) | 実態を踏まえて指導法があることを理解しておく。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 学修評価の考え方について、調べておくこと。 |
授業 | 自立活動の評価の考え方 | |
事後学習(復習) | 自立活動の指導の評価のについて整理する。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 知的障害の自立活動の指導の考え方について調べておくこと。 |
授業 | 知的障害の自立活動の指導の考え方 | |
事後学習(復習) | 知的障害の自立活動について、時間の指導の必要性をまとめておく。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 通級による指導等での自立活動の指導について調べておく。 |
授業 | 自立活動と教科との関連(自立活動のまとめ) | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 特別支援教育の専門性の中核となる「自立活動」の指導について深く理解をしたい、学生を歓迎する。 事例については適宜検討することとする。 |