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文学と言語

科目名 文学と言語
ナンバリング CE_B1_04
担当者 岩根 浩
開設学科
専攻・コース
子ども学科
分類 共通教育科目 選択科目
関連する
資格・免許
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
佐賀 1年 前期 2単位 選択
授業の概要
及びねらい
日本語の特性や言葉の「意味」と「語感」との関係などについて認識を深めるとともに、代表的な児童文学作品や古典などを取り上げ、言葉の意味の分析、文学作品の鑑賞や作者像の理解を通して、文学作品に内包されている教育的価値(自然観・社会観・豊かな心情・ものの見方や考え方・感性など)を理解させる。
実務経験に
関連する
授業内容
授業の
到達目標
1)日本語の特性、言葉の意味と語感との関係について、具体例を基に説明することができる。
2)詩・短歌・俳句・物語などの文学作品に接し、その特徴や価値に気付くとともに、文学作品を読む面白さを理解し味わうことができる。
3)小学校国語教科書に掲載されている代表的な児童文学作品を読み、作品の主題を考えるとともに、作者像に対して興味をもつようになる。
4)伝承されてきた昔話や古典には独特な表現やリズムがあり、その中に込められた人々の思いや願いがあることに気付くとともに、代表的な作品を暗唱することができる。
5)言葉のもつ重要性を認識し、自らの言語生活をより充実させていこうとする意欲をもつことができる。
学習方法 講義・演習(資料及び配布プリントに基づいて学習を進める。)
テキスト及び
参考書籍
・必要に応じて適宜紹介する。
・国語の学習ゆえ、辞典類(国語・漢字・古語など、これまで使ったもので可)を準備してください。
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率   10     10     10           10     30     20     10   100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験 50
小テスト等  
宿題・授業外レポート 30
授業態度 10
受講者の発表  
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) シラバス(授業計画書)を読み、授業の流れを把握する。
授業 授業「文学と言語」で取り扱う内容、身に付けたい力などをつかみ、学習の見通しをもつ。
事後学習(復習) 授業を振り返り、学習方法や学習のまとめ方を確認する。
第2週 事前学習(予習) 文学を読むことの意義について、自分なりの考えをまとめておく。
授業 文学を読むとはどのような行為か、演習を通して体験する。
事後学習(復習) 学習したことをノートに整理する。
第3週 事前学習(予習) 言葉の「意味」と「語感」との関係について、学習のポイント(第3週)を確認する。
授業 言葉の「意味」と「語感」との関係について調べる。
事後学習(復習) 学習したことをノートに整理する。
第4週 事前学習(予習) 「金子みすゞ」の年譜を調べる。
授業 「金子みすゞ」が書いた詩を鑑賞し、「金子みすゞの世界」を考える。(第1回)
事後学習(復習) 「金子みすゞ」の年譜や作品、作品の底流に流れている考え方や生き方などをまとめる。
第5週 事前学習(予習) 前時の授業を踏まえて、「金子みすゞの世界」について整理しておく。
授業 「金子みすゞ」が書いた詩を鑑賞し、「金子みすゞの世界」を考える。(第2回)
事後学習(復習) 学習したこと(金子みすゞの世界)について学んだことをノートに整理する。
第6週 事前学習(予習) 第6週で学習する作品に目を通しておく。
授業 古典を読み、作者の自然観、社会観、人間観を理解し、古典を学ぶ意義を考える。
事後学習(復習) 古典を学ぶ意義を中心に、学習内容をノートにまとめる。
第7週 事前学習(予習) 事前に配布した資料の中から、自分の好きな短歌や俳句を選び、自分なりの解釈を用意しておく。
授業 教科書にある代表的な短歌や俳句を取り上げ、読み深めることの楽しさを味わう。
事後学習(復習) 韻文(詩・短歌・俳句など)に関する授業を通して、学習したことをノートにまとめる。
第8週 事前学習(予習) 自分がこれまでに受けてきた文学(物語文)の授業についてまとめておく。
授業 文学作品「スイミー」を読み、文学を味わう楽しさを味わい、文学を読む意義を理解する。
事後学習(復習) 文学作品を味わう上で心がけることを自分なりに整理する。
第9週 事前学習(予習) 文学作品「やまなし」を読み、好きな場面を選んでおく。
授業 「やまなし」の特徴や分析を通して、作品に込められた主題を考える。
事後学習(復習) 「やまなし」の構成や特徴を自分なりにまとめる。
第10週 事前学習(予習) 図書館等を活用して、宮澤賢治の年譜や作品について調べておく。
授業 作者「宮澤賢治」について調べるとともに、「やまなし」が書かれた背景を考える。
事後学習(復習) 宮澤賢治について考えたことをノートにまとめる。
第11週 事前学習(予習) 文学作品「ごんぎつね」を読み、好きな場面を選んでおく。
授業 「ごんぎつね」の特徴や分析を通して、作品に込められた主題を考える。
事後学習(復習) 「ごんぎつね」の構成や特徴を自分なりにまとめる。
第12週 事前学習(予習) 図書館等を活用して、新美南吉の年譜や作品について調べておく。
授業 作者「新美南吉」について調べるとともに、「ごんぎつね」が書かれた背景を考える。
事後学習(復習) 新美南吉について考えたことをノートにまとめる。
第13週 事前学習(予習) 文学作品「大造じいさんとガン」を読み、好きな場面や表現を選んでおく。
授業 「大造じいさんとガン」の特徴や分析を通して、作品に込められた主題を考える。
事後学習(復習) 「大造じいさんとガン」の構成や特徴を自分なりにまとめる。
第14週 事前学習(予習) 図書館等を活用して、椋鳩十の年譜や作品について調べておく。
授業 作者「椋鳩十」について調べるとともに、「大造じいさんとガン」が書かれた背景を考える。
事後学習(復習) 椋鳩十について考えたことをノートにまとめる。
第15週 事前学習(予習) ノートをもとにこれまで学習してきたことを振り返る。
授業 学習のまとめをする。
事後学習(復習) 授業「文学と言語」で学んだことを振り返り、自分の学びや課題を整理する。
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 ・事前及び事後学習の時間(自習時間)をそれぞれ、少なくとも1時間以上確保するように努めてください。
・課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
・授業では、小学校国語教科書に掲載されている代表的な作品を取り上げます。事前に配付する資料等を必ず読んでおくようにしてください。