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国語科指導法

科目名 国語科指導法
ナンバリング CS_C2_01
担当者 岩根 浩
開設学科
専攻・コース
子ども学科
分類 専門教育科目 専門基幹科目
関連する
資格・免許
小学校教諭一種免許状
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
佐賀 2年 前期 2単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
小学校国語科教育の目標・領域・内容・方法などについて概観するとともに、三領域(「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」)について、指導理論や方法などを講義で紹介する。また、模擬授業を中心とした演習を通して、小学校国語科教師に求められる授業力の基礎を身に付ける。
実務経験に
関連する
授業内容
授業の
到達目標
1)「小学校学習指導要領」をもとに、小学校国語科教育の目的や内容を理解することができる。
2)国語科の授業を構成する際の基本的な留意事項や方法(児童の実態把握・教材研究・指導過程・指導技術・ 指導形態・学習指導案の作成など)について理解することができる。
3)文学的文章及び説明的文章を指導する上での基礎的な理論について理解することができる。
4)模擬授業の実践を通して、発問・板書等の在り方を検討することができる。
5)模擬授業の実践を通して、評価についての基本的な考え方やポイントを理解するとともに、授業者としての
 自身の課題をつかむことができる。
学習方法 講義(テキスト及び配付資料に基づいて学習を進める)・演習(グループによる調査研究)
テキスト及び
参考書籍
井上雅彦・青砥弘幸『初等国語科教育』(ミネルヴァ書房 2018年)/文部科学省『小学校学習指導要領解説国語編』(東洋館出版社)/久米公『漢字指導の手引き』(教育出版 2017年)
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率                           20   10 10 20 10 10     20   100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験 50
小テスト等 20
宿題・授業外レポート 20
授業態度  
受講者の発表  
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) シラバス(授業計画書)及びテキストの初めから36頁までを読み、授業の流れを把握する。
授業 事前調査、国語教育と国語科教育との関係、小学校国語科学習指導要領の特徴と構成
事後学習(復習) 学習指導要領を読み、授業のポイントをまとめる。
第2週 事前学習(予習) 学習指導要領及びテキスト155~175頁を読み、国語科の目標・内容についてまとめておく。
授業 小学校国語科の目標・内容についての理解①(領域ごとに)
事後学習(復習) 学習指導要領を読み、授業のポイントをまとめる。
第3週 事前学習(予習) 学習指導要領及びテキスト176~186頁、201~212頁を読み、国語科の目標・内容を調べておく。
授業 小学校国語科の目標・内容についての理解②(学年ごとに)
事後学習(復習) 学習指導要領を読み、授業のポイントをまとめる。
第4週 事前学習(予習) テキスト37~53頁を読み、国語科授業における「単元」の考え方について自分なりにまとめる。
授業 国語科の単元をどのようにデザインし、授業どのようにつくっていくか。
事後学習(復習) テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。
第5週 事前学習(予習) テキスト54~70頁を読み、国語科学習指導案作成に当たっての留意点についてまとめておく。
授業 国語科学習指導案についての理解(目的・書く内容・留意点)
事後学習(復習) 授業を振り返り、国語科学習指導案に記すべき内容や、作成上の留意点についてまとめる。
第6週 事前学習(予習) テキスト71~88頁を読み、「話すこと・聞くこと」の学習指導のポイントについて調べておく。
授業 「話すこと・聞くこと」の学習指導の実際について
事後学習(復習) 授業を振り返り、「話すこと・聞くこと」の指導に当たってのポイントを整理する。
第7週 事前学習(予習) これまでに受けてきた「作文」の授業を振り返り、成果や課題をまとめる。(テキスト89~110頁)
授業 「書くこと」の学習指導(「書くこと」の授業の実際と「書く活動」、作文の基本的指導過程)
事後学習(復習) 授業を振り返り、「書くこと」の授業の仕方やポイント、書くことの意義についてまとめる。
第8週 事前学習(予習) テキスト111~130頁を読み、「文学的な文章の解釈」と「言語活動例」との関係を整理する。
授業 「読むこと」の指導の実際①(学習指導の目標と内容、文学的文章の教材研究)
事後学習(復習) 文学的文章の授業展開のポイントや文学的文章を扱う意義などについてまとめる。
第9週 事前学習(予習) テキストを基に、教材研究の方法や授業展開の仕方について調べる。
授業 「読むこと」の指導の実際②(文学的文章の授業づくり、学習指導案の作成)
事後学習(復習) 学習指導案を作成する上での留意点や学習用語についてまとめる。
第10週 事前学習(予習) テキスト131~154頁を読み、「説明的な文章の解釈」と「言語活動例」との関係を整理する。
授業 「読むこと」の指導の実際③(学習指導の目標と内容、説明的文章の教材研究)
事後学習(復習) 説明的文章の授業展開のポイントや説明的文章を扱う意義などについてまとめる。
第11週 事前学習(予習) テキストを基に、教材研究の方法や授業展開の仕方について調べる。
授業 「読むこと」の指導の実際④(説明的文章の授業づくり、学習指導案の作成)
事後学習(復習) 学習指導案を作成する上での留意点や学習用語についてまとめる。
第12週 事前学習(予習) 今まで受けてきた「書写」の授業を振り返り、感想や問題点をまとめる。(テキスト187~200頁)
授業 書写指導の実際(書写指導のねらい、書写の基本的な指導過程、ICTの活用)
事後学習(復習) 授業を振り返り、書写の基本的な学習の流れをまとめる。
第13週 事前学習(予習) 模擬授業の場面に応じて、発問や板書、評価のポイントなどを自分なりに考えておく。
授業 模擬授業①を行い、授業の在り方について検討し合う。
事後学習(復習) 模擬授業①を通して、「読むこと」の指導法や指導技術などについてまとめる。
第14週 事前学習(予習) 模擬授業の場面に応じて、発問や板書、評価のポイントなどを自分なりに考えておく。
授業 模擬授業②を行い、授業の在り方について検討し合う。
事後学習(復習) 模擬授業②を通して、「読むこと」の指導法や指導技術などについてまとめる。
第15週 事前学習(予習) これまでの授業で学んだことを整理しておく。
授業 学習のまとめ
事後学習(復習) 「国語科指導法」での学びを振り返り、国語教師になるために心がけていきたいことを整理する。
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 ・事前及び事後学習の時間(自習時間)をそれぞれ、1時間以上確保するように努めてください。
・課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
・本科目は、「国語」及び「文学と言語」(いずれも1年次前期)、「国語科演習(3年次後期)」、と密接な関連を図りながら、「小学校教育実習」における実践的指導力の基礎を養うことに力を入れます。休むことなく授業に臨んでください。