開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 3年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
1.精神を病む人の思いや生活のしずらさ、および行動を理解する。 2.精神を病む人との関わりを通して看護の役割を学ぶ。 3.精神保健医療福祉の歴史的背景と連携の重要性が分かる。 4.精神科の治療と治療的環境における看護の役割について理解する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
精神科臨床経験の他に臨地実習指導者としての経験10年以上、精神保健医療福祉での経験5年以上の教員が経験に基づいたケース、具体例を数多く提示して助言、指導する。 |
授業の 到達目標 |
1.精神を病む人の思いや生活のしずらさ、および行動を理解する。①精神を病む人の症状を理解し、個別的なケアプランを立案できる。②バイオ、サイコ、ソーシャルの側面から総合的にアセスメントできる。 ③患者の権利や人権擁護、倫理的配慮について説明できる。④精神障がい者観を表現することができる。 2.精神を病む人との関わりを通して看護の役割を学ぶ。①精神科看護に必要な治療的コミュニケーション技法を活用することができる。②患者ー看護師関係の発展過程を理解し、治療的関わりの技術が理解できる③プロセスレコードを通して自己洞察ができる。 3.精神保健医療福祉の歴史的背景と連携の重要性が分かる。①入院治療から地域精神医療への移行支援が分かる。②地域における精神保健医療福祉と自立支援、就労支援等の社会資源の活用がが分かる。 ③多職種との連携の必要性が分かる。 4.精神科の治療と治療的環境における看護の役割について理解する。①治療の特殊性と看護の役割が理解できる。②精神科リハビリテーションについてその種類と方法が分かる。③精神保福祉福祉法に基づいた 入院形態の説明ができる。 |
学習方法 | 実習グループは原則1グループ4、5名で構成する。実習期間は2週間。月曜日~木曜日を臨地実習、金曜日を学内実習とする。但し、祝日や災害発生時は別に調整する。基本的には1名の受持患者を通して患者理解に努める。就労支援施設又はデイケア施設を体験する。実習の開始時間や休憩時間等は各施設の日程に合わせる。 ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:①精神看護学.医歯薬出版 参考書:①認知行動療法を用いた精神看護実習ガイド.看護の科学社 ②援助技法としてのプロセスレコード.精神看護出版 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 20 | 20 | 10 | 100 | |||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ◎ | 70 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 精神看護学実習要領をよく読んでおく |
授業 | オリエンテーション(病棟の構造、設備、看護手順、物品の配置)スタッフ、受持患者の紹介 | |
事後学習(復習) | カンファレンス | |
第2週 | 事前学習(予習) | オリエンテーション内容の整理 |
授業 | 受持患者の情報収集及び看護の実際 | |
事後学習(復習) | カンファレンス | |
第3週 | 事前学習(予習) | 情報収集の整理 |
授業 | 看護の実際、コミュニケーション、プロセスレコード | |
事後学習(復習) | カンファレンス | |
第4週 | 事前学習(予習) | 情報収集の整理 |
授業 | 看護の実際、コミュニケーション プロセスレコードの検討 | |
事後学習(復習) | 中間ミーティング | |
第5週 | 事前学習(予習) | 看護過程 プロセスレコードの修正 |
授業 | 学内 前半実習のまとめ 後半実習の準備 | |
事後学習(復習) | 後半実習の課題 未経験の項目チェック | |
第6週 | 事前学習(予習) | 教科書の実習に関する部分を理解しておく |
授業 | 環境整備 日常生活援助 コミュニケーション 看護計画発表 | |
事後学習(復習) | カンファレンス | |
第7週 | 事前学習(予習) | 看護計画の修正 |
授業 | 環境整備 日常生活援助 コミュニケーション 看護計画発表 | |
事後学習(復習) | カンファレンス | |
第8週 | 事前学習(予習) | デイケア、就労支援、退院支援などに関連る部分を理解しておく |
授業 | デイケア、就労支援施設の見学 | |
事後学習(復習) | カンファレンス | |
第9週 | 事前学習(予習) | 看護計画の修正 |
授業 | 看護の実際の評価発表 | |
事後学習(復習) | 終了ミーティング | |
第10週 | 事前学習(予習) | 実習記録類の整理 経験録チェック |
授業 | 学内 到達度チェック 実習記録のまとめ | |
事後学習(復習) | 看護観の記録提出 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 1.個人衛生、体調管理に注意して欠席しない。 2.時間に余裕をもって実習施設へ行く。 3.看護業務、看護行為は単独では実施しない。 4.受持患者と主体的に関わること。 5.カンファレンスの機会を有効に活用する。 |