科目名 | 家庭科指導法 |
ナンバリング | CS_C2_08 |
担当者 | 中西 雪夫 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
小学校教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
小学校教員として家庭科の授業を実施するにあたり必要な基礎的な知識・技能について解説する。 特に家庭科教育の現状と課題、家庭科教育の本質、家庭科を学ぶことの意義について理解することを目指す。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
(1)家庭科誕生の背景について説明できる。 (2)ジェンダーの視点から家庭科の意義を説明することができる。 (3)日本の家族の現状や児童の家庭生活の実態について正しく把握し、家庭科の教育内容を説明できる。 (4)家庭科の授業づくりで必須となる要件を説明できる。 (5)小学校家庭科の内容の構成を説明できる。 (6)環境教育、消費者教育としての家庭科の意義を説明できる。 (7)教材研究の重要性を理解し、適切な教材研究ができる。 (8)実習授業のさまざまな学習指導方法を理解し、効果的な学習指導方法を考えることができる。 (9)課題解決学習の方法と留意点を説明することができる。 |
学習方法 | 講義、ディスカッション、被服製作実習、マイクロティーチング |
テキスト及び 参考書籍 |
「小学校家庭科の授業をつくる 理論・実践の基礎知識」中西雪夫ほか共編,学術図書 「小学校学習指導要領解説 家庭編」文部科学省,東洋館出版 「新編 新しい家庭 5・6」東京書籍 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 60 | 30 | 10 | 100 | |||||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ○ | 80 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 自分が学んだ家庭科について整理しておく |
授業 | 戦前の家庭科的教育の歴史(家庭科誕生の理念) | |
事後学習(復習) | 民主的な家庭生活と家庭科の理念について整理する | |
第2週 | 事前学習(予習) | 両親が学んだ家庭科についてインタビューしておく |
授業 | 戦後の家庭科教育の歴史(技術・家庭科の誕生の時代背景) | |
事後学習(復習) | 時代の変化が家庭科教育にどのような影響を受けたかを整理する | |
第3週 | 事前学習(予習) | ジェンダーギャップ指数について調べておく |
授業 | 戦後の家庭科教育の歴史(男女共修家庭科/カリキュラム構想) | |
事後学習(復習) | 家庭科に対するイメージがどう変わったかを整理する | |
第4週 | 事前学習(予習) | 日本の家族の少子高齢化の現状について調べておく |
授業 | 家庭科教員の家族観・家庭観と家庭科の授業(日本の家族は今どうなっているのか) | |
事後学習(復習) | 教師の間違った認識が児童に与える影響について整理する | |
第5週 | 事前学習(予習) | 自己の成長の記録をまとめておく(課題は前時に提示) |
授業 | 家族の授業をどう進めるか(1)年間指導計画の必要性/関心・意欲の持たせ方 | |
事後学習(復習) | 題材の導入の重要性を整理する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 1週間の訪問者・訪問先調べをしておく(課題は前時に提示) |
授業 | 家族の授業をどう進めるか(2)実践化と題材のつながり | |
事後学習(復習) | 家庭科の学習内容が科学的であることの重要性について整理する | |
第7週 | 事前学習(予習) | 卵の教材研究をし、レポートにしておく(提出) |
授業 | 教材研究のの意義(卵の研究) | |
事後学習(復習) | 卵の鮮度実験を行いレポートにまとめる(提出) | |
第8週 | 事前学習(予習) | 問題解決学習と課題解決学習の違いについて調べておく |
授業 | 食生活の指導(問題解決学習と課題解決学習) | |
事後学習(復習) | plan do see feedbackの意義を整理する | |
第9週 | 事前学習(予習) | 前日の食事調べをしておく(付箋に記入) |
授業 | 食生活の指導(可視化とESD) | |
事後学習(復習) | 学習内容の可視化の意義について整理する | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキストの指導案には何が書かれているか目を通しておく |
授業 | 指導案の書き方 | |
事後学習(復習) | 指導案を書くポイントを整理する | |
第11週 | 事前学習(予習) | 調理実習や布を用いた製作実習で気を付けることについて考えておく |
授業 | 実習の進め方 | |
事後学習(復習) | 学習内容の定着、安全・衛生・効率の面から実習指導の在り方を整理する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 評価の種類について調べておく |
授業 | 家庭科の評価(パフォーマンス課題) | |
事後学習(復習) | 評価をするときの配慮事項を整理する | |
第13週 | 事前学習(予習) | 正しい玉結び・玉止めを修得しておく |
授業 | 布を用いた製作実習(便利名札つくり) | |
事後学習(復習) | 作品の提出 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 手縫いに適した布を検討し持参する(針と糸も) |
授業 | マイクロティーチング(玉結び・玉止め) | |
事後学習(復習) | 効果的な説明・演示の仕方について整理する | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの授業における考察を基に、再度家庭科とは何かを考えておく。 |
授業 | 改めて家庭科教育とは/最終試験(定期試験に替える)(45分) | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※授業中の私語及びスマートフォン等の操作は禁止します。 ※一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 ※試験やレポートの評価結果は要望があれば開示します。 |