科目名 | 肢体不自由者教育の理論と実際 |
ナンバリング | PC_B3_09 |
担当者 |
古川 勝也
干川 隆 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 |
分類 | 資格科目 |
関連する 資格・免許 |
特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者及び病弱者) |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
肢体不自由者教育の基本とその対象について概観し、その教育課程の一つである自立活動について、さらに自立活動の指導方法のひとつである動作法について概説する。動作法については、実習を行い、理論だけの理解ではなく、実践として学ぶ。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
38年間特別支援学校教員、校長、文科省調査官として、肢体不自由教育における教育課程、自立活動の指導について、学校、自治体等へ支援・指導を行ってきた。肢体不自由者教育の基本とその対象について概観し、その教育課程の一つである自立活動について、さらに自立活動の指導方法のひとつである動作法について、その実務経験を生かして概説する。動作法については、実習を行い、理論だけの理解ではなく、実践として学ぶ。 |
授業の 到達目標 |
1)肢体不自由者教育の基本的な内容について説明するできる。 2)肢体不自由者教育の対象となる児童生徒及びその特性・特徴について説明することができる。 3)肢体不自由者教育の特徴及び教育課程の類型について説明することができる。 4)自立活動について説明することができる。 5)自立活動の個別の指導計画について説明できる。 5)自立活動において動作法がどのように活用できるか説明することができる。 |
学習方法 | 講義・実技、実習 ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
「自立活動の理念と実践」古川勝也・一木薫編著 ジアース新社 特別支援学校学習指導要領解説・自立活動編(平成30年3月) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 20 | 20 | 5 | 10 | 5 | 10 | 10 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | 50 | |||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読み、授業展開について理解しておくこと。 |
授業 | 肢体不自由教育の概念とその特徴について(古川) | |
事後学習(復習) | 内容についての再確認をすること。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 脳性まひについて調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由教育の対象となる児童生徒の特性・特徴(古川) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかったことは何らかの方法で確認しておくこと。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 特別支援学校の教育課程について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由者教育における教育課程とその類型(古川) | |
事後学習(復習) | 教育課程の特例について整理しておくこと。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 自立活動について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由教育における自立活動の位置づけ(古川) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかったことは何らかの方法で確認しておくこと。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 養護・訓練から自立活動への変遷について調べておくこと。 |
授業 | 自立活動の意義とその変遷(古川) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかったことは何らかの方法で確認しておくこと。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 個別の指導計画について調べておくこと。 |
授業 | 自立活動の個別の指導計画の作成(実態把握から指導目標・内容の設定のプロセス)(古川) | |
事後学習(復習) | 実態把握についてまとめておくこと。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 実態から課題を整理しておくこと。 |
授業 | 自立活動の個別の指導計画の作成(指導目標・指導内容の設定(演習))(古川) | |
事後学習(復習) | 指導目標・指導内容を整理してまとめておくこと。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 自立活動の指導法について調べておくこと。 |
授業 | 自立活動で用いられる各種技法(古川) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかったことは何らかの方法で確認しておくこと。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 動作訓練、動作法について調べておくこと。 |
授業 | 自立活動における動作法の歴史的変遷、基本的な考え方、手続き(干川) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかったことは何らかの方法で確認しておくこと。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 運動障害への動作法について調べておくこと。 |
授業 | 四肢の運動障害を有する児童生徒の動作法の実践(干川) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかったことは何らかの方法で確認しておくこと。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 膝立ちの指導法について調べておくこと。 |
授業 | 下肢の運動障害を有する児童生徒の動作法の実践(膝立ち法)(干川) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかったことは何らかの方法で確認しておくこと。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 立位の指導法について調べておくこと。 |
授業 | 下肢の運動障害を有する児童生徒の動作法の実践(立位)(干川) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかったことは何らかの方法で確認しておくこと。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 上肢の指導法について調べておくこと。 |
授業 | 上肢の運動障害を有する児童生徒の動作法の実践(干川) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかったことは何らかの方法で確認しておくこと。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 重度・重複障害とはについて調べておくこと。 |
授業 | 重度・重複障害の児童生徒の動作法の実践(コミュニケーション支援としての動作法)(干川) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかったことは何らかの方法で確認しておくこと。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 自立活動の指導における動作法の活用について調べておくこと。 |
授業 | まとめ(干川) | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 ※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 |