科目名 | 肢体不自由者教育 |
ナンバリング | PC_B2_23 |
担当者 | 古川 勝也 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 |
分類 | 資格科目 |
関連する 資格・免許 |
特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者及び病弱者) |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
本講座では、肢体不自由児の教育について概説する。肢体不自由児の特性と肢体不自由教育の歴史、そして特別支援教育体制における肢体不自由教育の教育課程について理解を深める。また、自立活動の指導の現状や重複障害の教育課程についても理解を深める。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
38年間特別支援学校教員、校長、文科省調査官として、医療的ケアへの対応、肢体不自由教育における教育課程、自立活動の指導について、学校等へ支援・指導を行ってきた。肢体不自由の教育について、その実務経験を生かして概説する。肢体不自由児の特性と肢体不自由教育の歴史、そして肢体不自由教育の教育課程について理解を深める。また、自立活動の指導の現状や重複障害の教育課程についても理解を深める。 |
授業の 到達目標 |
1) 肢体不自由の概念と特性について理解することができる。 2) 肢体不自由教育の歴史について説明することができる。 3) 肢体不自由教育を行う特別支援学校の現状について理解することができる。 4) 肢体不自由教育の教育課程について理解し、説明することができる。 5) 肢体不自由教育の各教科等の指導について理解し、説明することができる。 6) 肢体不自由教育のおける自立活動について理解し、説明できる。 7) 重複障害児の実態と教育について理解し、説明することができる。 8) 高等部の教育と卒業後の進路問題について理解することができる。 9) 肢体不自由教育と医療、福祉、労働との連携の必要性について理解する。 |
学習方法 | 講義、ワーク、宿題。テキストおよび配布プリント、視聴覚教材、学生による発表に基づいて学習する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
「よくわかる肢体不自由教育」(安藤/藤田編著)ミネルバ書房 特別支援学校学習指導要(幼・小中学部)平成29年4月告示 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 30 | 30 | 25 | 10 | 5 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ○ | 60 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ○ | 15 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ○ | 15 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読み、授業展開について理解しておくこと。 |
授業 | 特別支援教育の制度と肢体不自由教育 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 高木憲次について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由の概念と定義について | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 光明養護学校について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由教育の歴史と発展について | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 小中学校、特別支援学校の教育課程について調べておく。 |
授業 | 肢体不自由教育の教育課程(通級、特別支援学級、特別支援学校) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 肢体不自由児の教科指導について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由の特性を踏まえた各教科等の指導(幼、小・中学部段階における指導の工夫) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 高等部段階の教科指導について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由の特性を踏まえた各教科等の指導(高等部段階における指導の工夫) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 高等部卒後の進路状況について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由者の進路指導とキャリア教育 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 個別の指導計画について調べておくこと。 |
授業 | 自立活動の指導と個別の指導計画 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 自立活動について調べておくこと。 |
授業 | 自立活動の指導法 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 重複障害の定義について調べておくこと。 |
授業 | 重度・重複障害児の教育基盤の形成 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 重複障害の教育課程の特例について調べておくこと。 |
授業 | 重度・重複障害児の教育課程 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 肢体不自由児がかかわる医療にどのようなところがあるか調べておくこと。 |
授業 | 医療・福祉・労働との連携 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 個別の教育支援計画について調べておくこと。 |
授業 | 個別の教育支援計画と個別の指導計画 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 障害者差別解消法について調べておくこと。 |
授業 | 肢体不自由者の権利と社会生活(合理的配慮) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 肢体不自由教育における現状と課題についてまとめておくこと。 |
授業 | まとめ(試験含む) | |
事後学習(復習) | 課題の整理をすること。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 ※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 |