科目名 | 保育内容指導法(言葉) |
ナンバリング | CS_D2_06 |
担当者 | 岩根 浩 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
幼稚園教諭一種免許状 保育士資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
誕生から就学前までの言葉の発達過程を概観する中で、言葉の発達についての基礎知識とともに、幼児の発達段階に応じて支援する保育者の役割について学習する。また、演習(グループによる調査研究・発表など)を通して、保育士・幼稚園教諭に求められる資質・能力の基礎を身に付ける。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
小学校現場での37年間の実践(指導及び学校経営)を基に、幼児教育と小学校(とりわけ低学年)との連携・接続の在り方、国語教育と国語科教育との連関などについて、具体的な概説や演習(模擬保育)を行っていく。 |
授業の 到達目標 |
1)子どもの成長や発達の上で言葉が果たす役割を理解することができる。 2)幼児の話し言葉、書き言葉の発達過程について、調査研究を通して理解したことをレポートにまとめる。 3)「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園教育・保育園要領」の目的や内容を理解することができる。 4)幼児の豊かな言語活動を支援するために、言葉によって育まれる力と豊かな言葉を育むための支援の在り方について考えることができる。 5)絵本の読み聞かせや紙芝居、劇遊びなどの実践事例に学ぶことを通して、幼児に豊かな言葉を育む保育活動のねらいや内容を理解することができる。 6)言葉について興味・関心をもち、自身の言葉の力を高めようとする。 |
学習方法 | 講義(テキスト及び配付資料に基づいて学習を進める)・演習(グループによる調査研究・発表・保育指導計画の立案) ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
内藤知美・新井美保子『コンパス 保育内容 言葉(第2版)』(健帛社 2018年3月) 文部科学省『幼稚園教育要領解説』(フレーベル館 平成30年3月) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 20 | 10 | 20 | 20 | 10 | 100 | |||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ◎ | 50 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバス(授業計画書)を読み、学習の流れを把握する。テキスト第1章「言葉とは何か」を読む。 |
授業 | 授業「保育内容指導法(言葉)」で取り扱う内容、言葉の役割 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章「保育における言葉の発達」を読む。 |
授業 | 言葉の獲得の理論、言葉の獲得の過程、言葉の機能 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキスト第3章「0歳児の言葉」を読む。 |
授業 | 乳児中心の生活と関わりを通した言葉の獲得、豊かな関わりを育む保育環境 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキスト第4章「1歳児の言葉」を読む。 |
授業 | 言葉を使ったコミュニケーションの始まり、言葉の獲得と人との関わり | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキスト第5章「2歳児の言葉」を読む。 |
授業 | 2歳児の言葉の発達、対話的コミュニケーションと保育 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト第6章「3歳児の言葉」を読む。 |
授業 | 3歳児の特徴、日常的な園生活の中で育まれる言葉 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト第7章「4歳児の言葉」を読む。 |
授業 | 保育者との信頼関係の構築、言葉と体験、言葉の障がい | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキスト第8章「5歳児の言葉」を読む。 |
授業 | 5歳児の言葉の特徴と広がり、文字への興味・関心、小学校との連携 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト第9章「領域『言葉』のねらい及び内容を理解する」を読む。 |
授業 | 保育所保育指針や幼稚園教育要領にみる「言葉」の領域について(概説) | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキスト第10章「気になる子どもへの言葉の発達サポート」を読む。 |
授業 | 言葉の発達の基盤、言葉の発達支援における基本的視点、言葉の遅れがある子どもへの支援 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキスト第11章「日本語を母語としない子どもの言葉の発達を考える」を読む。 |
授業 | 幼児期の子どもの状況と支援の現状、日本語習得の指導方法 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキスト第12章及び第13章「言葉の発達を促す児童文化財」を読む。 |
授業 | グループによる調査研究発表①(豊かな言葉を育む保育実践) | |
事後学習(復習) | 調査研究発表①を聞いて、学んだことをまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキスト第12章及び第13章「言葉の発達を促す児童文化財」を読む。 |
授業 | グループによる調査研究発表②(豊かな言葉を育む保育実践) | |
事後学習(復習) | 調査研究発表②を聞いて、学んだことをまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキスト第14章「言葉を育てる指導と指導計画(3歳児未満)」を読む。 |
授業 | 指導計画の立案(0歳児から3歳児) | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって、本時の学習をまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | テキスト第15章「言葉を育てる指導と指導計画(3歳児以降)」を読む。 |
授業 | 指導計画の立案(3歳児から5歳児)、学習のまとめ | |
事後学習(復習) | 授業「保育内容指導法(言葉)」で学んだことを振り返り、自分の学びや課題を整理する。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・事前及び事後学習の時間(自習時間)をそれぞれ、1時間以上確保するよう努めること。 ・課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 ・本授業は、保育士資格取得のための「資格選択必修科目」であり、幼稚園教諭免許状取得に当たっては「資格必修科目」となっています。また、小学校教諭を務めていく上で、幼小連携の視点からも重要な科目です。学生の皆さんの積極的な受講を期待します。 |