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国語

科目名 国語
ナンバリング CS_C1_01
担当者 岩根 浩
開設学科
専攻・コース
子ども学科
分類 専門教育科目 専門基幹科目
関連する
資格・免許
幼稚園教諭一種免許状 小学校教諭一種免許状
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
佐賀 1年 前期 2単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
教師に必要な国語に関する知識・技能、国語科の基礎的・基本的な内容について学習する。具体的には、「話すこと・聞くこと」「読むこと」「書くこと」領域に関わる指導内容、書写指導、文字や表記、言葉遣いなどの国語の特質に関することなどを取り上げながら、自身の「国語力」の向上を図る。
実務経験に
関連する
授業内容
小学校の教師として37間取り組んできた実践経験を基踏まえて、子どもの前に立つ保育士や教師に必要とされる国語力を学生に身に付けさせるため、講義の中に演習や具体的な言語活動を取り入れていく。
授業の
到達目標
1)子どもに関わる指導者に必要な「話す・聞く・読む・書く」の基礎的・基本的な能力、とりわけ、「文字と表記」「語彙力」「文法力」「作文力」「音声言語力」など、言語を運用する能力を高めることができるようにする。
2)言語意識(相手・目的・状況・方法・評価)を明確にして言語活動を行うことができるようにする。
3)様々なジャンルの文章を読むことのできる能力とともに、主体的に読書活動を進めていこうとする態度を身に付けることができる。
4)漢字や仮名に対する正しい知識をもち、文字の正しい筆順を考えたり、字形を整えたりして丁寧に書写をすることができる。
5)日本の伝統的な言語文化と国語に対する関心をもつ。
学習方法 講義・演習(配布プリントに基づいて学習を進める。)
テキスト及び
参考書籍
必要に応じて適宜紹介する。
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率   10     20   10             10       20   20     10   100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験 50
小テスト等 30
宿題・授業外レポート 10
授業態度 10
受講者の発表  
授業の参加度  
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) シラバス(授業計画書)を読み、授業の流れを把握する。
授業 オリエンテーション、受講に当たっての基礎調査、「国語」学習への見通し
事後学習(復習) 授業で扱った学習用語を中心に「国語力」について整理するとともに、学習の見通しをもつ。
第2週 事前学習(予習) 配付資料を熟読し、疑問点や課題などを見つけておく。
授業 国語科教育と国語教育、学習指導要領と社会の流れ
事後学習(復習) 今日の社会で求められている学力観や学びについて整理する。
第3週 事前学習(予習) 配付資料を熟読し、疑問点や課題を見つけておく。
授業 文字(漢字・平仮名・片仮名)の成り立ち
事後学習(復習) 授業内容を整理するとともに、配付された補充資料を熟読する。
第4週 事前学習(予習) 配付資料を熟読し、疑問点や課題を見つけておく。
授業 日本語の語彙、語句指導と語彙指導、国語(日本語)の表記
事後学習(復習) 授業内容を整理するとともに、配付された補充資料を熟読する。
第5週 事前学習(予習) 配付資料を熟読し、疑問点や課題を見つけておく。
授業 文・文章の構成と文法、言葉遣い(敬語・方言と共通語・文体など)
事後学習(復習) 授業内容を整理するとともに、配付された補充資料を熟読する。
第6週 事前学習(予習) 書写(毛筆)の準備をする。
授業 正しい筆の持ち方(執筆法)をし、正しい姿勢、正しい筆順で書写を行う。
事後学習(復習) 執筆法、筆使い、基本点画(止め・はね・払い)など、学んだことをノートに整理する。
第7週 事前学習(予習) 書写の準備をするとともに、前回の学習を振り返る。
授業 筆使い、基本点画(点・横画・縦画・そり・払い・曲がり・折れ)に注意して書写する。
事後学習(復習) 学んだことをノートに整理する。
第8週 事前学習(予習) 書写(硬筆)の準備をするとともに、前回の学習を振り返る。
授業 毛筆と硬筆との関連について―硬筆で楷書・行書の基本を学ぶ―
事後学習(復習) これまでの学習を振り返り、書写学習のポイントや自分の思いをまとめる。
第9週 事前学習(予習) 配付資料を熟読し、疑問点や課題を見つけておく。
授業 (文学的文章を中心に)「読むこと」について考える①
事後学習(復習) 文章を読む過程において必要な力や読み方について、要点を整理する。
第10週 事前学習(予習) 配付資料を熟読し、疑問点や課題を見つけておく。
授業 (説明的文章を中心に)「読むこと」について考える②
事後学習(復習) 文章を読む過程において必要な力や読み方について、要点を整理する。
第11週 事前学習(予習) 第9週及び第10週の学習を想起するとともに、資料を熟読する。
授業 「読むこと」について考える③(読解力と読書力、情報活用能力、要約力など)
事後学習(復習) 読書生活の向上に向けて、自身で取り組むべきことを整理する。
第12週 事前学習(予習) 配付資料を熟読し、疑問点や課題を見つけておく。
授業 達意のある文章を書く①(短文で、段落と文章構成、語順、修飾語)
事後学習(復習) 学習を振り返り、分かりやすい文章を書くための留意点についてノートに整理する。
第13週 事前学習(予習) 配付資料を熟読し、疑問点や課題を見つけておく。
授業 達意のある文章を書く②(読点、助詞、言い換え、段落、主語と述語の照応など)
事後学習(復習) 学習を振り返り、分かりやすい文章を書くための留意点についてノートに整理する。
第14週 事前学習(予習) 配付資料を熟読し、疑問点や課題を見つけておく。
授業 「話すこと・聞くこと」(豊かな人間関係、文型、話型、対話、話合いの技法など)
事後学習(復習) 音声言語の能力を高めるために自身で心掛けたいことをノートにまとめる。
第15週 事前学習(予習) 授業内容や配付資料などをもとに、これまで学習してきたことを振り返る。
授業 学習のまとめ(国語力の向上に向けて取り組んでいきたいこと)
事後学習(復習) 「国語」学習の中で大切だと思うことを自分なりに整理する。
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 ・事前及び事後学習の時間(自習時間)をそれぞれ、1時間以上確保するように努めてください。
・課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
・国語の学習ゆえ、辞典類(国語・漢字など、これまで使ったもので可)を準備してください。
・書写では、習字道具を使います。筆(大筆・小筆)、鉛筆(2Bまたは4B)、墨汁、下敷き、文鎮、硯、習字用紙、新聞紙など、すぐに使えるように準備しておいてください。忘れると学習が成立しません。実技優先です。
・授業で使用した資料をなくさぬよう、各自で整理するよう努めてください。