科目名 | 国語科演習 |
ナンバリング | CS_C3_02 |
担当者 | 岩根 浩 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門展開科目 |
関連する 資格・免許 |
小学校教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
小学校国語科指導を進めていく上で重要な教材分析の方法や指導技術の習得を通して、授業者に求められる実践的指導力の基礎を身に付ける。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
小学校37年間の国語科教育の実践研究を踏まえて、受講生の皆さんには、「子どもの実態をいかにとらえ、教材をどのように分析し、単元及び一単位時間の授業をどのように展開していくか」「教師としての指導技術はどうあるべきか」など、教材研究や模擬授業を体験してもらうことで、実践的指導力の基礎を身に付けてほしいと願っています。演習主体の授業を通して、授業の面白さと奥深さを理解できるような授業に努めます。 |
授業の 到達目標 |
1)「小学校学習指導要領(国語科)」の目標及び内容等を学年及び各領域などの観点から系統的に整理し、培うべき「国語学力」について理解することができる。 2)教科書にある教材を取り上げ、実際に教材を分析したり研究したりする活動を通して、小学校教師としての 指導力の基礎を身に付けることができるようにする。 3)具体的な授業(例)をもとに、授業展開の方法や指導技術を習得することができるようにする。 4)授業改善のための方途を探っていこうとする教師の姿勢と意欲の重要性について理解することができる。 |
学習方法 | 演習(個別及びグループ別調査研究活動・模擬授業の実施など)及び講義 ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
文部科学省『小学校学習指導要領解説 国語編』(東洋館出版社)/中原國明・大熊 徹『実践へのヒント 国語科授業用語の手引き』(教育出版)/久米 公『漢字指導の手引き』(教育出版) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 10 | 20 | 10 | 10 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ◎ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ◎ | 50 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバス(授業計画書)を読み、本授業で学びたいことをまとめておく。 |
授業 | オリエンテーション、国語教育と国語科教育、学習計画の立案 | |
事後学習(復習) | 配付資料、板書等によって、本時の学習内容を整理する。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 『小学校学習指導要領解説 国語編』の「目標」及び「内容」に関する箇所を読む。 |
授業 | 国語科の目標(教科目標・学年目標)、国語科の内容と構造(「何を」「どのように」学ぶか) | |
事後学習(復習) | 配付資料、板書等によって、本時の学習内容を整理する。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 配付資料及び『小学校学習指導要領解説 国語編』「C 読むこと(説明的文章系統)」を読む。 |
授業 | 「読むこと(説明的文章)」の授業づくり①(教材分析・単元の指導計画と評価・発問・板書等) | |
事後学習(復習) | 配付資料、板書等によって、本時の学習内容を整理する。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 配付資料及び『小学校学習指導要領解説 国語編』「C 読むこと(説明的文章系統)」を読む。 |
授業 | 「読むこと(説明的文章)」の授業づくり②(教材分析・単元の指導計画と評価・発問・板書等) | |
事後学習(復習) | 配付資料、板書等によって、本時の学習内容を整理する。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 模擬授業の場面に関して、発問や板書、ワークシート、評価のポイントなどを事前に考えておく。 |
授業 | 模擬授業・授業検討会①「読むこと」(説明的文章) | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り、成果と課題について整理する。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 模擬授業の場面に関して、発問や板書、ワークシート、評価のポイントなどを事前に考えておく。 |
授業 | 模擬授業・授業検討会②「読むこと」(説明的文章) | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り、成果と課題について整理する。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 『小学校学習指導要領解説 国語編』の各学年「C 読むこと(文学的文章系統)」を読んでおく。 |
授業 | 「読むこと(文学的文章)」の授業づくり(教材分析・単元の指導計画と評価・発問・板書等) | |
事後学習(復習) | 配付資料、板書等によって、本時の学習内容を整理する。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 模擬授業の場面に関して、発問や板書、ワークシート、評価のポイントなどを事前に考えておく。 |
授業 | 模擬授業・授業検討会③「読むこと」(文学的文章) | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り、成果と課題について整理する。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 模擬授業の場面に関して、発問や板書、ワークシート、評価のポイントなどを事前に考えておく。 |
授業 | 模擬授業・授業検討会④「読むこと」(文学的文章) | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り、成果と課題について整理する。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 模擬授業の場面に関して、発問や板書、ワークシート、評価のポイントなどを事前に考えておく。 |
授業 | 模擬授業・授業検討会⑤「読むこと」(文学的文章) | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り、成果と課題について整理する。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 模擬授業の場面に関して、発問や板書、ワークシート、評価のポイントなどを事前に考えておく。 |
授業 | 模擬授業・授業検討会⑥「書くこと」 | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り、成果と課題について整理する。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 書写指導の仕方、板書の書き方などについて、自分の課題を整理しておく。 |
授業 | 書写指導の在り方(指導過程、評価)、文字の表記、板書の仕方(実技) | |
事後学習(復習) | 配付資料、板書等によって、本時の学習内容を整理する。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 模擬授業の場面に関して、発問や板書、ワークシート、評価のポイントなどを事前に考えておく。 |
授業 | 模擬授業・授業検討会⑦「話すこと・聞くこと」 | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り、成果と課題について整理する。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 模擬授業の場面に関して、発問や板書、ワークシート、評価のポイントなどを事前に考えておく。 |
授業 | 模擬授業・授業検討会⑧「言語に関すること」 | |
事後学習(復習) | 模擬授業を振り返り、成果と課題について整理する。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの授業で学んだことを振り返り、自分の課題を明らかにする。 |
授業 | 国語における指導方法・指導技術、学習のまとめ | |
事後学習(復習) | 「国語科演習」での学びを振り返り、国語教師になるために心がけていくことをまとめる・ |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・事前及び事後学習の時間(自習時間)をそれぞれ、1時間以上確保するように努めてください。 ・「国語科指導法」(2年次)で学んだ基礎理論を踏まえ、小学校国語科の授業者に求められる指導力の基礎を身に付けるために、教科書に掲載されている教材(作品)を取り上げながら、教材研究や教材分析、模擬授業等を通して、具体的かつ実践的な学習を進めていきます。また、板書、漢字及び筆順指導、ノート指導の在り方等、小学校教師に求められる基本的な指導技術についても随時扱っていきます。本科目は、4年次の「小学校教育実習」につながっていきます。 ・紹介する参考書や配付資料等をもとに、授業の内容をしっかりと整理するよう努めてください。 ・課題(小テストやレポート等)に対するフィードバックを行います。 ・『小学校学習指導要領解説 国語編』は必携です。毎時間忘れず持ってきてください。 |