科目名 | 臨床心理学特論Ⅱ |
ナンバリング | MP_B1_02 |
担当者 | 池田 久剛 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 臨床心理学専攻 |
分類 | 必修科目 基礎分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
カウンセリングを行うにあたって基本的な事項(定石)について述べる。しかしマニュアル的な理解・把握ではなく、カウンセリングには常に例外が生じたり、二律背反的な状況に立たされたり、マニュアル化できない事態に常に立ち至る事とそれをこなしていくことの重要性について学んでいく。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
臨床心理学的面接は、クライエントに会う前から始まっていると言える。クライエントに会うに際して、臨床心理士はそのおかれた臨床の現場に応じた面接をアレンジしていかなければならないが、そのためにも、アレンジする土台としての「型」はわかっておく必要がある。 「型」とは、目に見える形式や枠組みの設定もさることながら、なぜそのようなアレンジを施すのかといった、背景にある「イメージ」を描けることが肝要であろう。 その「イメージ」を描くに当たって、臨床心理士の最大のツールとも言える「言葉」にもこだわりつつ、「言葉」と「イメージ」を行ったり来たりしながら場を設定しクライエントを理解する準備を行っていきたい。 |
学習方法 | テキストを事前に読み込み、発表、ディスカッションから、各自考察を深める。 ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト「心理面接の教科書」A.ストー 創元社 参考図書「精神療法入門」R.ラングス、妙木浩之監訳 「私説対象関係論的心理療法入門」松木邦裕 「私説・臨床心理学の方法」渡辺雄三 以上 金剛出版 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 5 | 10 | 10 | 10 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 5 | 5 | 100 | |||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 50 | |||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 30 | |||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | |
授業 | オリエンテーション、発表の計画など | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 治療構造 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 見立て① | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 見立て② | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 治療契約 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 聴くこと | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 介入 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 転移と逆転移 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 解釈とは | |
事後学習(復習) | ||
第10週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 解釈の伝え方 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 転移とワークスルー(徹底操作) | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 治療プロセスで起きること① | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 治療プロセスで起きること② | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 終結 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | |
授業 | まとめ・総括 | |
事後学習(復習) | わかったことを整理し、わからなかった点は何らかの方法で確認すること。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業への積極的な参加はもちろん、一人一人がグループの議論を促進するファシリテーターとしての役割をとれることを期待する。また、テキストを鵜呑みにするのではなく、自らの体験を通して批判的に読みこなす力をつけていただきたい。発表者は単なるテキストの抜き書きではなく、それを自分の言葉で表現すること。その過程で自分はどこが理解できないのかを明確にし、自分で調べられるところは自主的に調べて報告すること。 |