科目名 | 発達障害者教育総論 |
ナンバリング | PC_B2_14 |
担当者 | 利光 恵 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目及び専門展開科目 |
関連する 資格・免許 |
特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者及び病弱者) |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
特別支援教育の対象となる、LD、ADHD、自閉症スペクトラムといった子どもたちの実態とその特性について概説し、どのような教育的支援を行うべきかについて、近年の特別支援教育で実際に行われている指導方法を例に説明を行う。 さらに保護者をどのように理解し連携を構築していくべきか、仮想事例をもとにグループディスカッションを行う。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
・発達障害それぞれの行動特徴を理解することができる。 ・LD、ADHD、自閉症スペクトラムそれぞれの定義と判断基準を説明できる。 ・LD、ADHD、自閉症スペクトラムの児童・生徒への教育的対応と指導方法について説明できる。 ・通常学級内での発達障害児に対する教育的指導上の課題について、自らの意見を述べることができる。 ・発達障害における二次障害発生の原因について説明できる。 ・事例を通して、発達障害児とその関与者の困り感を感じ取ることができる。 ・保護者との連携について、基本的姿勢を理解できる。 ・発達障害児に対し特別支援教育が果たす役割について理解できる。 |
学習方法 | 講義とグループディスカッション学習を行う。DVD視聴による討議、小レポートの内容で評価を行う。 |
テキスト及び 参考書籍 |
適宜資料を提示する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 10 | 20 | 15 | 15 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 60 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 発達障害という用語についてインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | 発達障害とは何か | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとに発達障害という概念について整理を行うこと | |
第2週 | 事前学習(予習) | 学習障害(LD)という用語についてインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | LDの定義・判断基準 | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとにLDの定義・判断基準について整理を行うこと | |
第3週 | 事前学習(予習) | LDを発見する特徴的行動についてインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | LDの実態把握のための観点 | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとにLDの実態把握のポイントについて整理を行うこと | |
第4週 | 事前学習(予習) | LDへの教育的支援について1つインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | LDの児童・生徒への教育的対応と指導 | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとにLD児への教育的対応と指導について整理を行うこと | |
第5週 | 事前学習(予習) | 注意欠陥多動障害(ADHD)という用語についてインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | ADHDの定義・判断基準 | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとにADHDの定義・判断基準について整理を行うこと | |
第6週 | 事前学習(予習) | ADHDを発見する特徴的行動についてインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | ADHDの実態把握のための観点 | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとにADHDの実態把握のポイントについて整理を行うこと | |
第7週 | 事前学習(予習) | ADHDへの教育的支援について1つインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | ADHDの児童・生徒への教育的対応と指導 | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとにADHD児への教育的対応と指導について整理を行うこと | |
第8週 | 事前学習(予習) | 自閉症スペクトラム(ASD)という用語についてインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | ASDの定義・判断基準 | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとにASDの定義・判断基準について整理を行うこと | |
第9週 | 事前学習(予習) | ASDを発見する特徴的行動についてインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | ASDの実態把握のための観点 | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとにASDの実態把握のポイントについて整理を行うこと | |
第10週 | 事前学習(予習) | ASDへの教育的支援について1つインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | ASDの児童・生徒への教育的対応と指導 | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとにASD児への教育的対応と指導について整理を行うこと | |
第11週 | 事前学習(予習) | 事前資料を読み通常学級におけるLD児に対する教育的指導・支援の特徴について熟読しておくこと |
授業 | 通常学校における教育的指導・支援の実際(LDについて) | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとにLD児に対する通常学級における取り組みについて整理を行うこと | |
第12週 | 事前学習(予習) | 事前資料を読み通常学級におけるADHD児に対する教育的指導・支援の特徴について熟読しておくこと |
授業 | 通常学校における教育的指導・支援の実際(ADHDについて) | |
事後学習(復習) | 授業の内容をもとにADHD児に対する通常学級における取り組みについて整理を行うこと | |
第13週 | 事前学習(予習) | 発達障害児の保護者の心理的特性についてインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | 発達障害児を有する保護者支援の実際① | |
事後学習(復習) | 発達障害児の保護者との関わりの留意点について整理を行うこと | |
第14週 | 事前学習(予習) | 発達障害児の保護者の心理的特性についてインターネットや書物を用いて調べておくこと |
授業 | 発達障害児を有する保護者支援の実際② | |
事後学習(復習) | 発達障害児の保護者との関わりの留意点について整理を行うこと | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの授業の内容を見直し定義・専門語句について整理しておくこと |
授業 | まとめ | |
事後学習(復習) | 授業の理解度を自己評価し理解が不十分な箇所を教科書やノートを用いて再学習すること |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・この授業は「特別支援学校教員免許」必修科目です。 ・受講中の携帯電話の操作、私語、その他他の受講生の受講を妨げる行為を行った場合、受講を制限することがあります。 ※一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 |