開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
地域大学としての地域連携・貢献活動の目標「専門職現場をはじめとする地域社会との多元的・重層的関係性の構築」と「互恵性」と「適応力」を専門職として育成するために、他学部の学生と協働してグループ活動を行う。活動を通じて、チームビルディングを体験し、多様性(ダイバーシティ)を受け入れ専門職としての連携のための基礎的能力を養う。すなわち、講義をふまえ、実際に医療・福祉を学ぶ学生とともに、健康の回復・維持・増進及び疾病予防に関わる専門職者として、各医療職との連携により、よりよい健康政策についてのグループ学習を行う。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
専門職が働く現場で5年以上の実践を積む中で、対象者を中心とした連携・協働を実践した教員が担当する。 |
授業の 到達目標 |
1)事例とICFの理解のための事前学習を行うことができる。 2)ICFの概念を活用して事例の理解を深めることができる。 3)ニーズをもとに事例の支援計画を立案することができる。 4)支援に必要なメンバーとその役割、連携方法を検討できる。 5)チームにおける自らの役割を理解できる。 6)他職種(他のメンバー)の意見を尊重し、他者理解ができる。 7)活動に主体的に参加できる。 8)演習を通して、チーム形成プロセスを踏むことができる 9)グループ活動を通して自己の課題を確認できる |
学習方法 | 各学科の学生が混在するグループを作り、1グループに複数の指導教員を配置する。 活動は、学生主体のグループワークとし、教員は学生の活動や学びを支援する。 意見交換会や合同発表会に参加し、多様な考えがあることを学ぶ。 |
テキスト及び 参考書籍 |
医療福祉をつなぐ関連職種連携-講義と実習に基づく学習のすべて-北島政樹 南江堂 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 20 | 20 | 40 | 100 | ||||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ◎ | ○ | ○ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバス内容を確認する |
授業 | ガイダンス、自己紹介、チームの約束事、チーム目標、スケジュールが理解できる | |
事後学習(復習) | ガイダンスを振り返り、事前学修課題を確認し取り組む | |
第2週 | 事前学習(予習) | 事例、ICF、利用可能な社会資源について事前学習を行う |
授業 | 対象となる事例の理解のための事前学習、ICF,社会資源等について共通理解ができる | |
事後学習(復習) | 事例の理解について自己の考えをまとめる | |
第3週 | 事前学習(予習) | 事例をよく読んでくる |
授業 | 対象となる事例情報を共有し、ICFを用いて概要を理解する | |
事後学習(復習) | 事例の理解をさらに深める | |
第4週 | 事前学習(予習) | ICF図に事例情報を記載し、提出する |
授業 | チームビルディングの講義をうけ、チーム形成過程を理解する | |
事後学習(復習) | 現在のチーム状況をチームビルディング過程に照らして考える | |
第5週 | 事前学習(予習) | ICF図を修正し、メンバーに提出する |
授業 | ICF図を見直すとともに事例への理解を深める | |
事後学習(復習) | 患者情報や事前学修レポートと作成したICF図を確認する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 意見交換ができるようにICF図とその説明を確認できる |
授業 | 同一事例を担当するグループ間で意見交換を行う | |
事後学習(復習) | 他のグループの意見を参考に自己のICF図や事例理解を見直す | |
第7週 | 事前学習(予習) | 対象事例の理解からニーズを考えてくる |
授業 | 他のグループの意見を参考にしながら、対象事例のニーズを抽出する | |
事後学習(復習) | 他グループの意見を参考にして抽出したニーズを見直す | |
第8週 | 事前学習(予習) | 発表準備を考える |
授業 | 抽出したニーズや事例についての意見交換をグループ間で行うことができる | |
事後学習(復習) | 意見交換をもとに、グループの内容を振り返る | |
第9週 | 事前学習(予習) | 総合支援計画を立案する |
授業 | 総合支援計画をニーズに基づいて検討できる | |
事後学習(復習) | 総合支援計画を修正する | |
第10週 | 事前学習(予習) | 総合支援計画中、連携する職種とその役割を整理する |
授業 | 総合支援計画中、担当する職種とその役割について計画できる | |
事後学習(復習) | 連携する職種とその役割を見直す | |
第11週 | 事前学習(予習) | 連携・協働の在り方について資料を事前学習する |
授業 | 対象事例の総合支援計画に基づき連携、協働の在り方を整理できる | |
事後学習(復習) | まとめた資料を見直すことができる | |
第12週 | 事前学習(予習) | チーム形成の授業資料から、自己の活動を評価する |
授業 | チーム形成プロセスを振り返るとともに発表準備ができる | |
事後学習(復習) | チーム活動の振り返りを授業資料に基づいてできる | |
第13週 | 事前学習(予習) | 発表準備をすることができる |
授業 | 対象の理解、総合支援計画、連携の方法について発表ができる | |
事後学習(復習) | 発表や自己の役割を振り返る | |
第14週 | 事前学習(予習) | 他のグループの事例を理解してくる |
授業 | 合同発表会で意見交換ができる | |
事後学習(復習) | 意見交換や他者の意見を振り返る | |
第15週 | 事前学習(予習) | チーム活動を振り返る |
授業 | チーム活動の成果、チームとしての評価、自己の課題をまとめることができる | |
事後学習(復習) | 演習を振りかえり、今後の課題をもつことができる |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | グループ構成については後日連絡をする。 |