科目名 | 司法福祉論 |
ナンバリング | |
担当者 | 江越 正嘉 |
開設学科 専攻・コース |
社会福祉学科 |
分類 | 専門教育科目 学科専門科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
法律の歴史や精神、基礎的知識を概説し、その中から法律的思考の基礎を習得するとともに、生活にかかわる法の概要を理解し、法的知識を身につけることで相談支援者としての法的素養を涵養し、より良い相談支援ができるよう講義する。また、司法分野でのSWの役割を説明する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
弁護士として10年以上執務する教員より、実際の事案に即した事例を題材にした講義がされることで、 より実生活と法的紛争、裁判手続きとの結びつきを理解し、司法福祉について理解を深める。 |
授業の 到達目標 |
①知識・理解・法学の歴史的背景や精神、基礎的な法学概念、定義について理解する。 ・憲法、民法、刑法、消費者法、労働法の基礎的知識と実務上の問題点について理解する。 ②思考・判断・物事や問題点について、法学的な観点から分析することができる。 ③関心・意欲・法律の生まれてきた歴史と背景から社会生活における法律、法学の意味について関心を持 つ。 ・実際の生活上の問題や社会問題について、法学的観点から分析することに関心を持つ。 ・生活上の問題や社会問題について、主体的に考える。 ・生活上の問題や社会問題の分析、文章の作成において、法学的分析をもとに構成することができる。 |
学習方法 | 講義。場合によってグループディスカッション、レポート作成。 |
テキスト及び 参考書籍 |
法学六法'21 信山社発行。法学を集中的に学ぼうという学生は、有斐閣判例六法 令和2年版を推奨する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 30 | 5 | 10 | 5 | 5 | 5 | 10 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | |||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 55 | ||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | 15 | |||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | 15 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 六法を購入し、おおまかな法律の形を知る |
授業 | 法学の歴史と成立背景について、規範と法規について、司法福祉について | |
事後学習(復習) | 六法を開いて、おおまかな法律の形を知る。司法福祉の必要性を考察する | |
第2週 | 事前学習(予習) | 憲法と私たちの生活、人権問題について考える |
授業 | 日本国憲法の成立背景とその精神、基本的人権について、新しい権利について | |
事後学習(復習) | 憲法と私たちの生活、歴史について考察する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 購入した六法に載っていない法律を探す |
授業 | 法律を学ぶにあたっての基礎的な知識、六法と基本法体系、裁判の意味、法的思考・分析の方法 | |
事後学習(復習) | 法的思考をつかった問題解決に取り組む | |
第4週 | 事前学習(予習) | 国や地方自治体の役割を考える |
授業 | 行政法と統治機構の基礎、行政行為の争い方 | |
事後学習(復習) | 三権分立と憲法の関係を考察する | |
第5週 | 事前学習(予習) | 改正された民法の条文を読んでみる |
授業 | 民法の基礎_総則 | |
事後学習(復習) | 民法の構造について考察する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 改正された民法第2編を読んでみる。 |
授業 | 民法の基礎_物権、担保物件、債権など | |
事後学習(復習) | 消滅時効にかかる債権を探す | |
第7週 | 事前学習(予習) | 日常生活における契約を探す |
授業 | 民法の基礎_契約総則 | |
事後学習(復習) | 日常生活における契約を探す | |
第8週 | 事前学習(予習) | 日常生活における契約を探す |
授業 | 民法の基礎_契約各論 | |
事後学習(復習) | 日常生活における契約を探す | |
第9週 | 事前学習(予習) | 日常生活における契約を探す |
授業 | 民法の基礎_契約各論2 | |
事後学習(復習) | 日常生活における契約を探す | |
第10週 | 事前学習(予習) | 契約関係にない法律関係について新聞記事などを探す |
授業 | 民法の基礎_不法行為、事務管理など | |
事後学習(復習) | 事務管理について考察する | |
第11週 | 事前学習(予習) | 違法行為について考察する |
授業 | 民法の基礎_不法行為2 | |
事後学習(復習) | 交通事故と法律、裁判について考察する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 家族関係における法律について考察する |
授業 | 民法の基礎_家族法1 | |
事後学習(復習) | 家族関係における法律について考察する | |
第13週 | 事前学習(予習) | 遺言や相続に関する新聞記事などを探す |
授業 | 民法の基礎_家族法2 | |
事後学習(復習) | 終活、尊厳死について考える | |
第14週 | 事前学習(予習) | 刑事事件の報道と罪名を探す |
授業 | 刑法の基礎、刑事訴訟法、少年法について | |
事後学習(復習) | 刑法と憲法の関係を考察する | |
第15週 | 事前学習(予習) | 労働問題の報道を探す |
授業 | 労働法の基礎、法的三段論法について | |
事後学習(復習) | 三段論法を使ってみる |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | テキスト相当のレジュメを配布する。 |