開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 4年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
クリティカルケアが必要な患者とは、身体機能がきわめて不安的な生命危機状態にあるといえる。あらゆる治療・療養の場・病期・病態にある人々において生じるクリティカルな状況での対象に応じた看護を教授する。クリティカルな状況にあるというだけでなく、救命治療と看護が行われないと、危機的状態に変化することが高い確率で予測される場合も含まれる。またクリティカルな患者の多くの家族は精神的・心理的に患者と同様なクリティカルな状況にあることから家族も含まれる。臨床事例や視聴覚教材を活用して教授する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
急性期領域(クリティカル領域)での20年以上の臨床経験及び教育経験のある教員や大学病院で周手術期にある対象者のケアなどを経験及び教育経験をしてきた教員が担当する。臨床で経験してきたクリティカルケアに関する内容を具体的かつイメージしやすいように工夫して展開する。 |
授業の 到達目標 |
1.クリティカルな状況にある患者とはどのよう対象なのか説明できる。 2.クリティカルな患者・家族の特徴について説明できる。 3.クリティカルケアの看護活動について説明できる。 4.クリティカルケア看護に必要な看護技術について説明できる。 5.クリティカルケアにおける倫理的課題について説明できる。 6.クリティカルな患者の全身管理について説明できる。 |
学習方法 | 配布プリントに基づいて学修する。学修の状況に応じて他の教材を活用する。学生は課題について参考文献を活用し、積極的に調べ・ディスカッションを行いプレゼンテ-ションをするなど能動的に学修する。 ※新型コロナウイルス感染症の状況により一部または全てを遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
参考図書:池松裕子編「クリティカルケア看護の基礎~生命危機状態へのアプロ-チ」(メヂカルフレンド社)。寺町優子他編「クリティカルケア看護」(日本看護協会出版会)ほか、必要に応じて適宜紹介する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 10 | 20 | 10 | 10 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 60 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | クリティカルケアとは何かについて調べてまとめる |
授業 | オリエン-ション、クリティカルケア看護の特性(白田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | クリティカルケアを必要とする患者・家族特徴:患者の特徴と問題点について調べる |
授業 | クリティカルケアを必要とする患者・家族特徴:患者の特徴と問題点(白田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 危機モデル・家族に二-ドについて調べる |
授業 | クリティカルケアを必要とする患者・家族特徴:危機モデル・家族の二-ドとは(白田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる | |
第4週 | 事前学習(予習) | クリティカルな患者におけるアセスメントの意義・目的・方法について調べる(白田) |
授業 | クリティカルな患者におけるアセスメントの意義・目的・方法(白田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 過大侵襲を受けた患者の生体反応について調べる |
授業 | クリティカルな患者の主要病態の特徴とケア:過大侵襲を受けた患者の生体反応(森田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 呼吸障害とケアについて調べる |
授業 | クリティカルな患者の主要病態の特徴とケア:呼吸障害とケア(森田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 循環障害とケアについて調べる |
授業 | クリティカルな患者の主要病態の特徴とケア:循環障害とケア(森田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 脳・神経系障害とケアについて調べる |
授業 | クリティカルな患者の主要病態の特徴とケア:脳・神経系障害とケア(森田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 重症感染症とケアについて調べる |
授業 | クリティカルな患者の主要病態の特徴とケア:重症感染症とケア(森田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 腎機能・体液異常状態と看護について調べる |
授業 | クリティカルな患者の全身管理:腎機能・体液異常状態と看護(森田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 高齢者におけるクリティカルケア看護の特性について調べる |
授業 | 高齢者におけるクリティカルケア看護の特性(中島) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 高齢者におけるクリティカルケア看護の特性についてまとめておく |
授業 | 高齢者におけるクリティカルケア看護の特性(中島) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | ディべ-トについて調べて理解しておく、また救命と延命について自分の考えをまとめておく |
授業 | クリティカルケアにおける倫理的問題:脳死と臓器移植、救命と延命:ディべ-トの準備(白田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 救命と延命について自分の考えをまとめ、発表できるようにする |
授業 | クリティカルケアにおける倫理的問題:脳死と臓器移植、救命と延命:ディべ-ト(白田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 課題(授業の過程で指示する)についてまとめて発表できるようにする |
授業 | レポ-ト課題発表 まとめ (白田・中島・森田) | |
事後学習(復習) | プリントとパワ-ポイント・板書等を合わせ、授業の要点をまとめ整理する。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・クリティカルケアが必要な患者は、臨床場面で必ず出会います。それだけにケアの質をより高めるためにも、クリティカルケアに関する自らの課題を探究するなど主体的な学習態度を期待します。 ・講義科目ですので90分の事前学習に力を入れましょう。授業ではプレゼンテーションやディべ-トを行います。積極的な姿勢求めます。試験はレポート課題提出として、最後の時間に発表して教員が講評・解説の時間を設けます。 |