開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 3年 | 前期 | 1単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
あすなろうⅠ基礎Ⅱ応用で身につけた看護専門職にふさわしい総合的な社会的知識・態度を活かし、地域に貢献できる看護実践力を獲得できているか振り返り、再確認する。 3年次後期の実習施設や関連施設と周辺地域を調査し理解する。また、領域別看護学実習に求められる臨床的知識・技術・態度の獲得状況を模擬患者による基本的援助技術の演習を行い確認する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
保健医療福祉領域において、臨床・在宅・施設等の領域別看護で5年以上~長年にわたる実務経験があり、学生の学修内容に対して、それを活かした指導・助言を行っていく。学生が中心に調査・報告書や援助計画を作成・発表等を行い、後期の臨地実習につなげられるよう、知識・理解の深化に繋げることができる教授内容としている。 |
授業の 到達目標 |
3年後期から開講される領域別看護学実習に向けて、実習施設周辺地域の理解を深めるとともに基本看護技術の修得状況を確認する。 1)臨地実習施設周辺の地域の特性を調査し理解することができる。 2)調査結果を発表し、情報を共有することができる。 3)提示された事例(小児・母性・精神・在宅、成人・老年の対象)をもとに根拠に基づいたアセスメント・ 看護上の問題点・計画立案ができる。 4)対象者の安全・安楽を考慮した看護援助の実施・評価ができる。 5)調査・演習等の活動および対象者に対して倫理的な態度で対応することができる。 6)対象者に合わせた看護援助に必要なコミュニケーションおよびプレゼンテーション能力を発揮することができる。 |
学習方法 | 1)グループワークで臨地実習施設・周辺地域について、インターネットや地域からの入手した情報をもとに調査し、ポスターにまとめ発表する。 2)臨地実習で想定される事例の看護場面について、模擬患者によるシナリオベース・ド・シュミレーション演習をグループワークで行い発表する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキストは指定しない。これまでの学修で使用したものすべてがテキストに相当する。学修に必要な情報をインターネットや地域の資源等から収集したものを参考とする。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 5 | 10 | 10 | 10 | 5 | 10 | 5 | 5 | 5 | 100 | |||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 50 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 20 | |||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読んでくる。臨地実習の振り返りを行い確認したい技術を出しておく |
授業 | オリエンテーション、進め方、地域特性の調査 | |
事後学習(復習) | 次回の下調べを行い、必要な資料を集めておく | |
第2週 | 事前学習(予習) | 実習施設周辺の地域について調べておく |
授業 | 実習施設に関連した地域の特性を調査する。グループワーク | |
事後学習(復習) | グループワークで出し合ったものをまとめておく | |
第3週 | 事前学習(予習) | 不足情報を調べ、グループで発表準備をしておく |
授業 | 実習施設周辺地域の特性の発表(ポスター発表形式) | |
事後学習(復習) | それぞれのグループで調べた内容を要約しレポートにする | |
第4週 | 事前学習(予習) | 事例①のグループワーク・演習に向けての準備・話し合いを行う |
授業 | 事例①関して必要な援助計画を立てる | |
事後学習(復習) | グループワークで話し合ったものをまとめて演習の準備をしておく | |
第5週 | 事前学習(予習) | 第4週で配布した資料を確認し、援助計画を見直してくる |
授業 | 【演習1】事例① 成人・老年領域の事例 | |
事後学習(復習) | 第6週と連続で演習を行う | |
第6週 | 事前学習(予習) | 第5週と連続で演習を行う |
授業 | 【演習1】 | |
事後学習(復習) | 事後課題に取り組み、演習での不明確な点を整理しておく | |
第7週 | 事前学習(予習) | 演習①の疑問点・不明な点をまとめておく |
授業 | 演習①の振り返りと事例②について、援助計画を立案する(グループワーク) | |
事後学習(復習) | 事例①について、臨地実習での活用についてまとめる | |
第8週 | 事前学習(予習) | 事例②のグループワーク・演習に向けての準備、話し合いを行う |
授業 | 【演習2】事例② 成人・老年領域の事例 | |
事後学習(復習) | 第9週と連続で演習を行う | |
第9週 | 事前学習(予習) | 第8週と連続で演習を行う |
授業 | 【演習2】 | |
事後学習(復習) | 事後課題に取り組み、演習での不明確な点を整理しておく | |
第10週 | 事前学習(予習) | 事例②の疑問点・不明な点をまとめておく |
授業 | 演習2の振り返りと臨地実習に向けた自己の課題を明確にしてレポートにまとめる | |
事後学習(復習) | 臨地実習までに習得すべき知識・技術を明確にする | |
第11週 | 事前学習(予習) | 事例③の援助計画立案に必要な資料を探して持参する |
授業 | 事例③ 在宅・精神・小児・母性領域の事例(いずれかの領域から1事例)の援助計画立案 | |
事後学習(復習) | 演習に向けて立案した援助計画が実施できるように準備する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 演習3に向けた準備を行ってくる |
授業 | 【演習3】事例③ 在宅・精神・小児・母性領域の事例(いずれかの領域から1事例) | |
事後学習(復習) | 第13週と連続で演習を行う | |
第13週 | 事前学習(予習) | 第12週と連続で演習を行う |
授業 | 【演習3】 | |
事後学習(復習) | 事例③について、まとめておく(レポートにする) | |
第14週 | 事前学習(予習) | 提示した配布資料を読んでくる |
授業 | 実習に向けての心構えを明らかにする。グループで意見交換する。 | |
事後学習(復習) | 発表に向けた準備を行う | |
第15週 | 事前学習(予習) | 発表に向けた準備を行う |
授業 | 実習に向けての心構えを発表し、共有する。 | |
事後学習(復習) | レポート作成「臨地実習で心がけたいこと・領域実習での自己の課題」 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | これまでの臨地実習を振り返り、確認したい技術をシュミレーション演習を活用した事例展開のなかで確認する。実際の実習で展開できるように技術を高める。空き時間には看護実習室の利用により練習を行い、後期からの臨地実習の準備とする。 |