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基礎作業学演習

科目名 基礎作業学演習
ナンバリング RO_E2_02
担当者 倉富 高鋭
坂本 達哉
坂本 美保
開設学科
専攻・コース
リハビリテーション学科 作業療法学専攻
分類 専門教育科目 専門科目
関連する
資格・免許
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
神埼 2年 前期 1単位 必修
授業の概要
及びねらい
焼物の歴史や製造方法などの知識を得て土になじみ、物を作っていくプロセスで陶芸の楽しさを体験実習し、治療へ応用していく。
木工の道具の基礎を学ぶ。作品制作一連の工程を体験学習し、作業療法おける治療への応用ならびに治療器具作成に必要な木工の基礎知識と技術の習得を目指す。
実務経験に
関連する
授業内容
有田町にて、作家歴20年の現役陶芸作家が、焼物の歴史から、陶芸の基礎を座学と実技をレクチャーする。アシスタントに美大卒の絵付師をつけることにより、造形、装飾ともに更に掘り下げていく。
公共工事、民間工事等における木製家具設計、製作、施工等での実務経験をもとにシラバスに沿った授業を行う。(家具手加工一級技能士)
授業の
到達目標
陶芸による物作りにより、身体または精神に障害がある方に対し、治療援助のための作業技術に活用する。

1)木工・クラフトの道具や使用方法の基礎を知る。
2)作品制作の一連の工程を体験学習する。
3)作業療法における治療応用について知る。
4)治療器具作成に必要な木工・クラフトの基礎技術を習得する。
学習方法 講義、実習
知識:座学形式で、木材の性質・機能等の基礎知識の習得。
体験:作業を通じて、木工道具の使用方法、製作上の基礎技術の修得。
テキスト及び
参考書籍
(陶芸)無
(木工)木工大図鑑
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率 20                   20       20   20     20         100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等 20
宿題・授業外レポート  
授業態度 20
受講者の発表  
授業の参加度 20
その他               40
作品の作業の修得力と完成度で評価 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) 焼物の歴史や製法を簡単に調べておくこと。作品をイメージしておくこと。
授業 焼物の歴史や製法について講義。土練り、手び練り成形
事後学習(復習) 講義の復習をすること。作品の出来具合を反省すること。
第2週 事前学習(予習) 作品をイメージしておくこと
授業 ひも作り成形(皿、鉢)
事後学習(復習) 作品の出来具合を反省すること
第3週 事前学習(予習) 作品をイメージしておくこと
授業 ひも作り成形(花瓶)
事後学習(復習) 作品の出来具合を反省すること
第4週 事前学習(予習) 作品をイメージしておくこと
授業 花瓶の装飾技法
事後学習(復習) 作品の出来具合を反省すること
第5週 事前学習(予習) 作品をイメージしておくこと
授業 板作り成形、ロクロ成形
事後学習(復習) 作品の出来具合を反省すること
第6週 事前学習(予習) 作品をイメージしておくこと
授業 絵付、施釉
事後学習(復習) 作品の出来具合を反省すること
第7週 事前学習(予習) 作品をイメージしておくこと
授業 窯詰、焼成
事後学習(復習) 作品の出来具合を反省すること
第8週 事前学習(予習) 作品をイメージしておくこと
授業 小テスト、講評
事後学習(復習) 授業全体における作業を反省すること
第9週 事前学習(予習) 身近なものでどんな木製品があるか、またそれはどんな木材でできているのか調べてみる。
授業 作業療法における木工・クラフトの有用性について学ぶ。木材及び木工道具の基礎知識習得。
事後学習(復習) 授業で習った木材の種類や道具の種類など資料をもとに再確認する。
第10週 事前学習(予習) 身近なものでどんな木製品があるか、またそれはどんな木材でできているのか調べてみる。
授業 作業療法における木工・クラフトの有用性について学ぶ。木材及び木工道具の基礎知識習得。
事後学習(復習) 授業で習った木材の種類や道具の種類など資料をもとに再確認する。
第11週 事前学習(予習) 前回の授業ででた設計図に関しての話をもとに自分なりに製図の練習をする。
授業 工作する場合の難しいところ等を理解し、その対処方法を学ぶ。製作図描画、必要木材資材の検討。
事後学習(復習) 使用材のサイズ・数量の再確認。試用した道具を本制作にうまく使えるようにイメージする。
第12週 事前学習(予習) 前回の授業ででた設計図に関しての話をもとに自分なりに製図の練習をする。
授業 工作する場合の難しいところ等を理解し、その対処方法を学ぶ。製作図描画、必要木材資材の検討。
事後学習(復習) 使用材のサイズ・数量の再確認。試用した道具を本制作にうまく使えるようにイメージする。
第13週 事前学習(予習) 製作物の完成した状態をイメージして難しいところを認識しておく。
授業 部材への墨付け、確認。墨付けに基づく正寸カット。各部品の仕上。
事後学習(復習) 部品のカットが予定通りにできているか授業後に再確認する。
第14週 事前学習(予習) 製作物の完成した状態をイメージして難しいところを認識しておく。
授業 部材への墨付け、確認。墨付けに基づく正寸カット。各部品の仕上。
事後学習(復習) 部品のカットが予定通りにできているか授業後に再確認する。
第15週 事前学習(予習) 組み立て手順をイメージしておく。ペーパーテストについては座学で習った資料を読み返しておく。
授業 4限目=完成部品の組み立て。  5限目=木材・道具の基礎知識復習及び小テスト。
事後学習(復習) 製作でうまくいかなかったのは何故か理解確認する。試験で誤答した問題の正解確認。
第16週 事前学習(予習) 組み立て手順をイメージしておく。ペーパーテストについては座学で習った資料を読み返しておく。
授業 4限目=完成部品の組み立て。  5限目=木材・道具の基礎知識復習及び小テスト。
事後学習(復習) 製作でうまくいかなかったのは何故か理解確認する。試験で誤答した問題の正解確認。
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 ※一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。
 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。


木工芸の採点に関しては、ペーパーテスト60点、工作実技40点とします。尚、工作に関しては制作中の取り組み態度、作業要領の手際等、出来栄えよりも完成に至るまでを重視します。