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病理学

科目名 病理学
ナンバリング
担当者 濱田 信之
開設学科
専攻・コース
リハビリテーション学科 作業療法学専攻
リハビリテーション学科 理学療法学専攻
分類 専門教育科目 専門基礎科目
関連する
資格・免許
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
神埼 2年 後期 1単位 必修
授業の概要
及びねらい
疾患が発生する基本概念、例えば炎症、腫瘍などは、臓器が異なっても本質的には共通の原理に基づいている。この原理を説明する用語を完全に理解・暗記させたのち、各臓器の組織構築と疾患の関連を理解・納得させる。
実務経験に
関連する
授業内容
授業の
到達目標
ある疾患をみて、病理学の疾病分類のどれに相当するかをすぐに想起でき、次に、各臓器の主要な疾患に関して、その組織構造の変化を具体的に説明できる。
学習方法 スライドを使った講義(講義記録の補助のためプリントを配布する場合がある。)
※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。
テキスト及び
参考書籍
テキスト:病理学第4版(標準理学療法学・作業療法学シリーズ、医学書院)
参考図書:よくわかる病理学の基本としくみ(田村著、秀和システム)
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率   10                             90               100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験 90
小テスト等  
宿題・授業外レポート  
授業態度  
受講者の発表  
授業の参加度 10
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 病理学とは?疾病とは?
事後学習(復習) 病理学の疾病分類を記憶し、ある疾患がどの範ちゅうに相当するかを想起できるようになる。
第2週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 病因(内因、外因(微生物など))
事後学習(復習) 疾病とそこに至る最初のきっかけを記憶する。
第3週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 適応現象(萎縮、肥大、過形成、壊死、再生)
事後学習(復習) 障害因子の強さに応じた様々な生体の適応現象と捉え、具体例を記憶する。
第4週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 代謝障害と疾病(痛風、黄疸、糖尿病)
事後学習(復習) 代謝過程を生化学的かつ生理学的に理解し、記憶する。
第5週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 循環障害(うっ血、塞栓、側副循環障害、DIC)
事後学習(復習) 用語の意味を再確認し、概略を説明できようになる。
第6週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 炎症(滲出性炎、増殖性炎)
事後学習(復習) 炎症を大きく2つに捉えそれぞれの特徴を最低3項目記憶する。
第7週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 免疫(免疫応答、アレルギー、自己免疫疾患)
事後学習(復習) 免疫応答の概略を述べ、アレルギーの4つの型を理解し、種々の膠原病の特徴を記憶する。
第8週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 腫瘍(悪性腫瘍の性質、転移、診断)
事後学習(復習) 悪性腫瘍の特徴を細胞レベル、組織レベルで理解し、転移の様式と具体例を記憶する。
第9週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 先天異常(優性遺伝、劣性遺伝、染色体異常)
事後学習(復習) 主要な優性遺伝、劣性遺伝による疾患及び染色体異常によるものを記憶する。
第10週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 循環器(虚血性心疾患、動脈疾患、静脈疾患)
事後学習(復習) 狭心症、心筋梗塞、動脈・静脈疾患を概説できるようになる。
第11週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 呼吸器(肺炎、肺腫瘍)
事後学習(復習) 肺炎の詳細及び肺腫瘍の原因や局在をまとめ記憶する。
第12週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 消化器(炎症性疾患、腫瘍)
事後学習(復習) 腸炎、肝炎などの炎症性疾患と腫瘍を概説できるようになる。
第13週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 神経系(中枢神経及び末梢神経における変性疾患と脱髄疾患、腫瘍)
事後学習(復習) 中枢及び末梢の変性疾患や脱髄疾患、腫瘍をあげ、概説できるようになる。
第14週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 運動器(骨疾患、筋疾患)
事後学習(復習) 骨腫瘍や筋ジストロフィーを概説できるようになる。
第15週 事前学習(予習) 当日の授業のテーマに関して自分なりに一度考える。
授業 泌尿・生殖器(腎糸球体の病変、生殖器の腫瘍)
事後学習(復習) 糸球体腎炎や子宮頸部がん、乳がんなどの特徴が概説できるようになる。
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 講義開始の直前でもよいので(少なくとも5分前)、その日のテーマに関して自分なりの考え方、持ってる知識を記録して、講義終了後に考え方や知識の変化を確認する(少なくとも5分)。

講義では、教科書に記載の主要な疾患を重点的に取り上げる。取り上げなかった疾患も自身で概略をつかんでおくこと。そして病理で学んだ病気の根本原因を内科学、神経内科学などで学ぶ詳細な各症候、診断(画像を含む)、治療と結び付け理解すること。

試験に対するフィードバックを行う。