| 科目名 | 精神医学特論（保健医療分野に関する理論と支援の展開） |
| ナンバリング | |
| 担当者 | 小山 裕子 |
| 開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 臨床心理学専攻 |
| 分類 | 選択科目 展開分野 |
| 関連する 資格・免許 |
| 開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
| 神埼 | 2年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
| 授業の概要 及びねらい |
様々な精神疾患を診断、治療、対応について、生物学的視点、心理社会的視点から理解し、心理士として必要とされる心理社会的臨床対応を適切に説明ができることを目標とする。 精神科臨床でのチーム医療における心理士の役割について理解する。 |
| 実務経験に 関連する 授業内容 |
25年以上の臨床経験（精神科病院（急性期、児童思春期、依存症、医療観察法通院指定）、保健所嘱託医、児童相談所嘱託医、介護保険審査会、産業医活動、SST普及協会研修講師開催など）があり、様々な臨床現場で必要とされる精神科医療について説明する。公認心理士として必要とされる精神疾患の知識だけでなく、臨床現場での心理士としての心得や役割についてもディスカッションしていく。 |
| 授業の 到達目標 |
①診断基準に基づいた精神疾患の位置づけが臨床的に理解できる ②精神疾患の臨床症状が具体的に説明できる ③精神疾患の要因（生物学的、心理社会的要因）が理解できる ④精神疾患の経過と治療が理解できる ⑤事例を通して心理社会的対応の方法が説明できる ⑥公認心理士で身につけるべき知識を理解できる ⑦講義で学んだことの中からテーマを選んでレポートを作成できる |
| 学習方法 | 講義、確認テスト、文献の読み合わせ、ディスカッション、演習 |
| テキスト及び 参考書籍 |
テキスト：公認心理士必携 精神医療・臨床心理の知識と技法 下山晴彦 中嶋義文 編集 医学書院 3300円+税 講義資料を当日配布する |
| 到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
| 汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
| 態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
| 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
| 比率 | 30 | 20 | 30 | 20 | 100 | ||||||||||||||||||||
| 評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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| 定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
| 小テスト等 | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||||||
| 宿題・授業外レポート | ◎ | 30 | |||||||||||||||||||||||
| 授業態度 | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
| 受講者の発表 | ○ | ○ | 30 | ||||||||||||||||||||||
| 授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||||||||||||
| その他 | |||||||||||||||||||||||||
| 合計 | 100 | ||||||||||||||||||||||||
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
| 授業計画（学習内容・キーワードのスケジュール） | ||
| 第１週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | 精神疾患の分類と診断基準についての総論 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第２週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | 気分障害（うつ病、躁うつ病）についての臨床症状の特徴と経過治療 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第３週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | 神経症性障害についての臨床症状の特徴と経過治療 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第４週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | パーソナリティ障害、性同一性障害についての臨床症状の特徴と経過治療 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第５週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | 摂食障害、睡眠障害についての臨床症状の特徴と経過治療 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第６週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | 統合失調症についての臨床症状の特徴と経過治療 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第７週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | 児童青年期の精神障害（注意欠如多動症、愛着障害）についての臨床症状の特徴と経過治療 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第８週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | 児童青年期の精神障害（自閉症スペクトラム症）についての臨床症状の特徴と経過治療 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第９週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | 器質性精神疾患、てんかんについての臨床症状の特徴と経過治療失調症 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第１０週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | 認知症についての臨床症状の特徴と経過治療 リエゾン精神医学 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第１１週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | アルコール、薬物等精神作用物質による精神行動の障害の臨床症状の特徴と経過治療 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第１２週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | 精神科治療における薬物療法について | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第１３週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | 精神保健福祉法、医療観察法についてなど精神科医治療における関係法令 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第１４週 | 事前学習(予習) | テキストの該当分野を読んでおくこと |
| 授業 | チーム医療における心理士の心得と役割 公認心理士試験の概要 | |
| 事後学習(復習) | 確認テストの復習、講義内容の要点をまとめる | |
| 第１５週 | 事前学習(予習) | 当日発表する資料をまとめたおくこと |
| 授業 | 各自選んだテーマをもとにしてレポートを発表 | |
| 事後学習(復習) | 今までの講義のまとめを行っておくこと | |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題（試験やレポート等）に対するフィードバックを行います。
| 備考 |