科目名 | 保育内容(人間関係)の理論と方法 |
ナンバリング | EC_C2_03 |
担当者 | 井上 聖子 |
開設学科 専攻・コース |
幼児保育学科 |
分類 | 専門教育科目 必修科目 |
関連する 資格・免許 |
幼稚園教諭二種免許状 保育士資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 前期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
現代の子どもを取り巻く環境の課題を伝え、発達の過程において人とかかわる力が如何に必要かを説明する。また、領域『人間関係』を理解し、事例に学びながら保育を総合的に捉え、保育者の役割について学ぶ。さらに、人間関係に関する模擬保育を行い、ねらいや保育内容を深め、豊かな人間関係の構築について考えていく。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
本学の附属幼稚園において、5年間幼稚園教諭として勤務経験を持つ。現在は、同園の園内研修の指導教諭も兼ねており、実際子どもに接して保育の実態を肌で感じ、現場の悩みから研修を行っている。それらを踏まえ担任の、子どもたちとの信頼関係の構築や子ども同士のかかわり、保護者や同僚との連携や協力など、様々な経験や課題をもとに、実感の持てる授業を展開している。 |
授業の 到達目標 |
1)子どもを取り巻く環境と「人間関係」の課題について理解する。 2)幼稚園教育要領と保育所保育指針に記されている領域『人間関係』を理解する。 3)乳幼児期の人間関係の発達の特徴をふまえ、発達に応じた遊びや生活などの重要性について説明できる。 4)事例を通して、人間関係を見る視点を理解し、人的環境の重要性、保育者の役割等について理解できる。 5)子どもの人間関係を育てる保育を重視し、生活や行事、遊びや絵本など、様々な場面での教材や環境設定を 考える。 6)考えた保育内容をもとに、模擬保育を行うことができる。 7)保育内容・技術を高めるための議論が行える。 8)子どもが豊かな人間関係を構築していくように、保育者はどうあるべきかを心得ることができる。 |
学習方法 | 講義、DVD視聴、事例検討、デイスカッション、ラベルワーク、教材研究、発表(模擬保育) ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
「子どもと社会の未来を拓く ー保育内容ー 人間関係」 徳安敦 坂上節子編著 青鞜社 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 保育者としての資質・能力 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 3 | 2 | 5 | 1 | 4 | 5 | 3 | 2 | 5 | 5 | 10 | 5 | 2 | 3 | 3 | 2 | 5 | 3 | 5 | 2 | 5 | 5 | 10 | 100 |
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | 30 | ||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | テキスト第1章(p9-15)を読んでおくこと。 |
授業 | 授業の進め方・授業計画について、幼児教育の現代的課題と『人間関係』 | |
事後学習(復習) | テキスト第8章(p173-183)、プリントと板書などを合わせ、要点をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト第14章(p171-181)を読んでおくこと。 |
授業 | 遊びの広がり深まりと人間関係・デイスカッション | |
事後学習(復習) | 板書などを合わせ、要点をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 初めての幼稚園教育実習の体験をまとめておく |
授業 | 実習体験エピソード・デイスカッション | |
事後学習(復習) | デイスカッションの内容をまとめる | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキスト第3章(p57-60)を読んでおくこと。 |
授業 | 自立心・協同性・道徳性・規範意識の芽生えなど、整理しまとめる | |
事後学習(復習) | 授業内容を心や力の育ちを表にまとめる | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキスト第1章(p11-23)を読んでおくこと。 |
授業 | 手遊び、幼児教育の目的と領域『人間関係』 | |
事後学習(復習) | テキスト第1章(p25-32)、プリントと板書などを合わせ、要点をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章(p33-37)を読んでおくこと。 |
授業 | 手遊び、人とのかかわりの発達・乳児期0歳~1歳児 | |
事後学習(復習) | プリントと板書などを合わせ、要点をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト第6章(p127-131)を読んでおくこと。 |
授業 | 手遊び、人とのかかわりの発達・幼児期前半2歳児 | |
事後学習(復習) | テキスト第2章(p33-41)、プリントと板書などを合わせ、要点をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキスト第4章(p83-103)を読んでおくこと。 |
授業 | 手遊び、人とのかかわりの発達・3歳児前半(ビデオ視聴)デイスカッション | |
事後学習(復習) | ビデオの記録をまとめる、プリントと板書などを合わせ、要点をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト第3章(p72-80)を読んでおくこと。 |
授業 | 手遊び、人とのかかわりの発達・3歳児後半(ビデオ視聴)デイスカッション | |
事後学習(復習) | ビデオの記録をまとめる、プリントと板書などを合わせ、要点をまとめる。部分指導計画案立案。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキスト第7章(p155-170)を読んでおくこと。 |
授業 | 手遊び、人とのかかわりの発達・4歳児(ビデオ視聴)デイスカッション | |
事後学習(復習) | ビデオの記録をまとめる、プリントと板書などを合わせ、要点をまとめる。部分指導計画案完成。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキスト第6章(p133-150)を読んでおくこと。 |
授業 | 手遊び、人とのかかわりの発達・5歳児(ビデオ視聴)デイスカッション | |
事後学習(復習) | ビデオの記録をまとめる、プリントと板書などを合わせ、要点をまとめる。部分指導計画案提出。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキスト第12・13章(p147-167)を読んでおくこと。 |
授業 | 人間関係と保育者の役割、子どもの人間関係の構築・いざこざの原因・実習体験の分析と考察 | |
事後学習(復習) | プリントと板書などを合わせ、要点をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 模擬保育の準備 |
授業 | 人間関係を育てる模擬保育(絵本・紙芝居・パネルシアターなど)デイスカッション | |
事後学習(復習) | 発表者は、模擬保育を振り返る。参加・観察者は学んだことをまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキスト第12・13章(p147-167)を読んでおくこと。 |
授業 | 人間関係と保育者の役割、小学校との連携 | |
事後学習(復習) | プリントと板書などを合わせ、要点をまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの授業内容をまとめておく。 |
授業 | 人間関係を育む保育者のあり方など、学びのプロセス図解作成、小テスト | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業計画の内容は、授業で取り上げる主な内容を示しています。進度に応じて変更する場合もあります。感想ラベル、記録用紙、部分指導計画案、学びのプロセス図解などは、必ず提出し、評価の対象とします。 |