科目名 | 国際看護学 |
ナンバリング | NS_E3_10 |
担当者 | 小川 里美 |
開設学科 専攻・コース |
看護学科 |
分類 | 専門教育科目 専門科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 4年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
国際看護学は、広い視野から看護・医療保健分野での動向を把握し、めまぐるしく変動する国内外の状況に、柔軟な姿勢と自由な発想で対応し、人々の健康に貢献できるダイナミックな次世代のナースを育成する事を目的とする。日本人ナースとして、日本古来の文化に育まれた英知を再評価すると同時に、既成の枠を超えた「国際感覚」を育むための学びを可能にするコースワークの構築を目指す。場合により、コースワークの一部を英語で行うことも検討する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
赤十字やJICAでの10年以上の国際活動経験のある教員がその経験を活かし、紛争地域における人道支援、難民問題、看護の開発協力等の授業を行います。また、国際の現場で遭遇する事例をもとに演習を行います。 |
授業の 到達目標 |
1)グローバル化に伴う世界の健康課題について説明できる 2)国際社会が直面する人々の生命、健康、生活の課題とその要因について探究できる 3)人々の生命・健康・生活を守る国際的な支援の枠組みと看護の役割について説明できる |
学習方法 | 講義及び演習 |
テキスト及び 参考書籍 |
(テキスト)一戸 真子編集:国際看護.学研メディカル秀潤社,2016.(参考文献)国際保健医療学会編:国際保健医療学第3版,杏林書店,2013.中村安秀,河合正人編:グローバル人間学の世界,大阪大学出版会,2011. |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 20 | 20 | 100 | |||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ○ | ○ | 40 | |||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | 50 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 最近話題になった健康問題を調べる |
授業 | グローバルへルスについて【グローバルヘルスの主要概念 ・健康観の変遷】 | |
事後学習(復習) | ||
第2週 | 事前学習(予習) | 健康の決定要因 |
授業 | 世界の健康課題(1) 【健康の決定要因 ・健康格差 ・新興感染症、熱帯病 ・NCDs】 | |
事後学習(復習) | 興味のある感染症や熱帯病について調べる | |
第3週 | 事前学習(予習) | 日本の看護師養成について調べる |
授業 | 世界の健康課題(2) 【保健人材の開発とシステ】 | |
事後学習(復習) | ||
第4週 | 事前学習(予習) | 近年の訪日・在留外国人の推移を調べる |
授業 | 在日外国人の保健医療 【在留・訪日外国人への 保健医療】 | |
事後学習(復習) | ||
第5週 | 事前学習(予習) | 看護の定義について調べる |
授業 | 国際看護概論 【国際看護の概念、原理、活動】 | |
事後学習(復習) | ||
第6週 | 事前学習(予習) | 世界で起こっている紛争について調べる |
授業 | 国際看護活動の実際 【紛争と看護 赤十字の活動を中心に】 | |
事後学習(復習) | ||
第7週 | 事前学習(予習) | 世界で発生している難民について調べる |
授業 | 国際看護活動の実際 【難民と看護】 | |
事後学習(復習) | ||
第8週 | 事前学習(予習) | 日本が行っている看護分野の開発協力について調べる |
授業 | 国際看護活動の実際 【開発協力と看護 ODAを中心に】 | |
事後学習(復習) | ||
第9週 | 事前学習(予習) | ICNについて調べる |
授業 | 国際看護の課題と展望 【労働力移動 ・ICNの役割】 | |
事後学習(復習) | ||
第10週 | 事前学習(予習) | |
授業 | グローバルヘルス【国際看護に関する事例検討(1) ・事例提示】 | |
事後学習(復習) | 提示された事例に関する資料を調べる | |
第11週 | 事前学習(予習) | |
授業 | グローバルヘルス【国際看護に関する事例検討(2) ・グループワーク】 | |
事後学習(復習) | グループで話し合った課題について調べる | |
第12週 | 事前学習(予習) | |
授業 | グローバルヘルス【国際看護に関する事例検討(3) ・グループワーク】 | |
事後学習(復習) | 課題をまとめ発表資料を作成する | |
第13週 | 事前学習(予習) | |
授業 | グローバルヘルス【国際看護に関する事例検討(4) ・プレゼンテーション】 | |
事後学習(復習) | 発表内容や質疑応答での学びを整理する | |
第14週 | 事前学習(予習) | |
授業 | グローバルヘルス【国際看護に関する事例検討(5) ・プレゼンテーション】 | |
事後学習(復習) | 発表内容や質疑応答での学びを整理する | |
第15週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 授業のまとめとフィードバック | |
事後学習(復習) | これまでの授業を振り返り、課題レポートに取り組む |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・ニュースや新聞等を読み、日本は勿論、世界で起こっている事象に着目し講義に臨んで下さい。 ・グループワークやプレゼンテーションを重視します。積極的に取り組んで下さい。 ・最終週にプレゼンテーションの講評および授業全体の振り返りの時間を設けます。 |