科目名 | 発達心理学特論 |
ナンバリング | MC_B2_04 |
担当者 | 三島 正英 |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 子ども学専攻 |
分類 | 教育分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 前期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
成長・発達を推し進める機制についての理解を深めることをねらいとする。Piaget をはじめとする発達理論を紹介するとともに、隣接科学との融合のなかで発達科学として展開しつつある状況をふまえながら、発達理解の新たな動向を紹介する |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)精神発達についての理解を深める 2)成長や発達をお会い進める機制についての理解を深める 3)成長や発達に関わる諸要因とその相互作用についての理解を深める 4)上記の理解を踏まえ、対人支援の高度専門職業人としての基礎能力を身につける 5)子どもを取り巻く課題への論理的、科学的理解を踏まえた自薦能力を身につける |
学習方法 | 講義 |
テキスト及び 参考書籍 |
適宜、資料を配付する |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 30 | 30 | 10 | 100 | ||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | 30 | |||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | ◎ | 60 | |||||||||||||||||||||||
課題レポート:テーマは追って指示する | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 発達心理学の入門書を読んでおく |
授業 | はじめに | |
事後学習(復習) | 発達へのさまざまなとらえ方を整理する | |
第2週 | 事前学習(予習) | 生得的要因と獲得的要因について、自らの見方を検討しておく |
授業 | 成長発達を推し進める要因 | |
事後学習(復習) | 生得・獲得両要因の絡まりについて整理する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 子育てに関わる諺や伝承を調べておく |
授業 | 発達理論(その1):素朴理論 | |
事後学習(復習) | 素朴理論について整理する | |
第4週 | 事前学習(予習) | Piagetの書を図書館で調べておく |
授業 | 発達理論(その2):Piagetの認知発達論;発達の機制 | |
事後学習(復習) | Piaget理論を解説書などを参考に復習する | |
第5週 | 事前学習(予習) | 発達段階論について調べておく |
授業 | 発達理論(その2):Piagetの認知発達論;発達段階 | |
事後学習(復習) | 発達段階について解説書などを参考に復習する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 精神分析学について調べておく |
授業 | 発達理論(その3):Eriksonの自我形成論;心理社会的危機 | |
事後学習(復習) | 解説書などを参考にErikson理論を復習する | |
第7週 | 事前学習(予習) | 「ライフサイクル」について調べておく |
授業 | 発達理論(その3):Eriksonの自我形成論;ライフサイクル論 | |
事後学習(復習) | 解説書などを参考にErikson理論を復習する | |
第8週 | 事前学習(予習) | 現代の子どもの置かれている状況について課題を挙げておく |
授業 | Piaget 、Erikson理論からみえてくるもの:発達理論から見た現代の子どもの課題 | |
事後学習(復習) | 発達理論に照らして、子どもの課題を理解する | |
第9週 | 事前学習(予習) | 「生涯発達心理学」とはなにかについて調べておく |
授業 | 発達理論の制約と課題:生涯発達的視点への展開 | |
事後学習(復習) | 「発達心理学」と「生涯発達心理学」の違いについて整理する | |
第10週 | 事前学習(予習) | 心理学と生物学の近似性について考察しておく |
授業 | 子ども理解に向けた近接諸科学との連携:その1 生物学的要因 | |
事後学習(復習) | 両者の関連について整理する | |
第11週 | 事前学習(予習) | 発達に及ぼす社会・文化的要因にうちて調べておく |
授業 | 子ども理解に向けた近接諸科学との連携:その2 社会・文化的要因 | |
事後学習(復習) | 発達理解における文化・社会的要因の意義について整理する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 発達科学とはなにか?について調べておく |
授業 | 発達科学への展開 | |
事後学習(復習) | 発達科学的視点について理解を深める | |
第13週 | 事前学習(予習) | 子どもの置かれている問題状況をあげてみる |
授業 | 子どもを巡る課題の克服に向けて:せかされる子どもたち | |
事後学習(復習) | 急かされることによる発達への影響を整理する | |
第14週 | 事前学習(予習) | 虐待の定義について調べておく |
授業 | 子どもを巡る課題の克服に向けて:虐待 | |
事後学習(復習) | 虐待が発達に及ぼす影響について整理する | |
第15週 | 事前学習(予習) | 半期をふりかえり、子どもの見方を整理しておく |
授業 | まとめ:「子ども」とはどのような存在か? | |
事後学習(復習) | 自らの子供観を整理する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 |