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心理演習

科目名 心理演習
ナンバリング PC_B4_03
担当者 池田 久剛
岡嶋 一郎
利光 恵
開設学科
専攻・コース
心理カウンセリング学科
分類 専門教育科目 専門基幹科目及び専門展開科目
関連する
資格・免許
公認心理師受験資格
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
佐賀 3年 通年 2単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
公認心理師を目指す者に必要な、心理支援に係る知識及び技能の基本的な水準の修得を目的とした授業である。
前期は、代表的な心理療法・カウンセリングの方法を学ぶために、ロールプレイを用いて授業を行う。
後期は、出版されている事例を用いて、心理に関する支援を要する者の理解、ニーズの把握および支援について、グループディスカッションを行い、支援計画を作成・発表する。
実務経験に
関連する
授業内容
臨床心理士として15年以上、教育・福祉・その他の領域で心理支援を行った実務経験を有する担当者が、心理支援の方法、支援計画の作成やこれらに関連する事項を指導する。
授業の
到達目標
・心理に関する支援を要する者などに関する以下の知識及び技能を習得する。
 ①コミュニケーション
 ②心理検査
 ③心理面接
 ④地域支援など

・心理に関する支援を要する者などの理解とニーズの把握および支援計画の作成の基本的枠組みが理解できる。
・心理に関する支援を要する者の現実生活を視野に入れたチームアプローチの概要を理解できる。
・多職種連携および地域連携の具体的取り組みについて理解できる。
・公認心理師としての職業倫理および法的義務について理解できる。
学習方法 ロールプレイ、グループディスカッションといった能動的学習方法を用いて、授業を行う。
※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。
テキスト及び
参考書籍
適宜授業内で指示を行う。
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率                         10 10   10 20 10 10 10 20       100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 50
授業態度 20
受講者の発表 10
授業の参加度 20
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習)
授業 前期授業オリエンテーション
事後学習(復習)
第2週 事前学習(予習) ウェクスラー式検査について、検査特徴を調べること。
授業 心理査定場面における支援を要する者の理解①
事後学習(復習) 逐語、行動記録を整理しておくこと。
第3週 事前学習(予習) 逐語、行動記録から検査時に留意すべき点をまとめておくこと。
授業 心理査定場面における支援を要する者の理解②
事後学習(復習) 授業内容をもとに、被検査者とのラポール形成の留意点をまとめておくこと。
第4週 事前学習(予習) ロジャースの『傾聴の3条件』を調べておくこと。
授業 心理面接場面における支援を要する者の理解①
事後学習(復習) 逐語、行動記録を整理しておくこと。
第5週 事前学習(予習) 逐語、行動記録から心理面接時に留意すべき点をまとめておくこと。
授業 心理面接場面における支援を要する者の理解②
事後学習(復習) 授業内容をもとに、クライエントとのラポール形成の留意点をまとめておくこと。
第6週 事前学習(予習) 自分の身体の感じを味わってみる。
授業 フォーカシングから支援を要する者の理解を図る①(フォーカシングとは)
事後学習(復習) 配付資料を読み直す。
第7週 事前学習(予習) 気がかりなことを考えてみる。
授業 フォーカシングから支援を要する者の理解を図る②(ジェンドリン法)
事後学習(復習) ジェンドリン法を実践してみる(セルフ)
第8週 事前学習(予習) 気がかりなことを思い浮かべたときの身体の感じを感じてみる。
授業 フォーカシングから支援を要する者の理解を図る③(アン・ワイザー・コーネル法)
事後学習(復習) アン・ワイザー・コーネル法を実践してみる(セルフ)
第9週 事前学習(予習) 実践してみて難しいところをあげてみる。
授業 フォーカシングから支援を要する者の理解を図る④(ビデオ学習)
事後学習(復習) ビデオの内容と配付資料を突き合わせてみる。
第10週 事前学習(予習) ペアを考えて、ガイドできるように準備する。
授業 フォーカシングから支援を要する者の理解を図る⑤(ロールプレイ①)
事後学習(復習) できたところ、難しかったところを整理する。
第11週 事前学習(予習) 前回の整理に基づき準備をする。
授業 フォーカシングから支援を要する者の理解を図る⑥(ロールプレイ②)
事後学習(復習) できたところ、難しかったところを整理する。
第12週 事前学習(予習) 「よいチーム」の条件について考えておくこと。
授業 チームアプローチと連携について考える①(講義とディスカッション)
事後学習(復習) 公認心理師と関係する職種について調べること(レポート)。
第13週 事前学習(予習) 第12講の内容をおさらいしておくこと。
授業 チームアプローチと連携について考える②(グループワーク)
事後学習(復習) グループワークから学んだことをまとめること。
第14週 事前学習(予習) 配布資料を読んでおくこと。
授業 チームアプローチと連携について考える③(コラボレーションの態度)
事後学習(復習) コラボレーションの態度についてまとめること。
第15週 事前学習(予習) 「ジェノグラム」と「エコマップ」について調べておくこと。
授業 チームアプローチと連携について考える④(ジェノグラムとエコマップ)
事後学習(復習) 自分のジェノグラムとエコマップを書いてみること。
第16週 事前学習(予習)
授業 後期授業オリエンテーション
事後学習(復習)
第17週 事前学習(予習) 自身の読字・書字能力について振り返る。
授業 学齢期の気になる子どもへの心理査定を学ぶ①(ヴィジョントレーニングについて)
事後学習(復習) ヴィジョントレーニングについて整理する。
第18週 事前学習(予習) 自身の読字・書字能力について考える。
授業 学齢期の気になる子どもへの心理査定を学ぶ②(WAVES体験)
事後学習(復習) 検査を受けた感想についてまとめる。
第19週 事前学習(予習) WAVESの体験から自身の読字・書字能力について考える。
授業 学齢期の気になる子どもへの心理査定を学ぶ③(WAVES評価)
事後学習(復習) WAVESの評価から、自身の読字・書字能力を振り返る。
第20週 事前学習(予習) 事例論文を熟読し、分からない語句について調べておくこと。
授業 事例から支援を要する者の理解を図る①
事後学習(復習) 再度事例論文を熟読し、「見立て」「支援方針」について自分の考えをまとめること。
第21週 事前学習(予習) 再度事例論文を熟読し、「見立て」「支援方針」について自分の考えをまとめること。
授業 支援計画の発表①
事後学習(復習) 授業で検討した支援計画について、再度見直すこと。
第22週 事前学習(予習) 事例論文を熟読し、分からない語句について調べておくこと。
授業 事例から支援を要する者の理解を図る②
事後学習(復習) 再度事例論文を熟読し、「見立て」「支援方針」について自分の考えをまとめること。
第23週 事前学習(予習) 再度事例論文を熟読し、「見立て」「支援方針」について自分の考えをまとめること。
授業 支援計画の発表②
事後学習(復習) 授業で検討した支援計画について、再度見直すこと。
第24週 事前学習(予習) 事例①、②の授業の振り返りを、論文・授業ノートを用いて行うこと。
授業 事例①、②のまとめ
事後学習(復習)
第25週 事前学習(予習) 図書館利用・論文検索の仕方を確認すること。
授業 事例から支援を要する者の理解を図る③(SSTの実践事例の検索、ニーズの把握)
事後学習(復習) 様式に沿って支援計画の発表資料を作ること。
第26週 事前学習(予習) SSTによる支援を要する者の心理特性について調べること。
授業 支援目的の策定③(SSTによる支援の目的及び目標設定、役割分担)
事後学習(復習) 様式に沿って支援計画の発表資料を作ること。
第27週 事前学習(予習) SSTによる支援計画の完成に向けて役割に応じた行動をとること。
授業 支援計画の策定③(SSTによる支援計画案の作成)
事後学習(復習) SSTによる支援計画の実施(模擬実践)に向けて役割に応じた行動をとること。
第28週 事前学習(予習) 模擬実践に向けて練習、準備をすること。
授業 支援計画の発表③(SSTの模擬実践(ロールプレイ))
事後学習(復習) 模擬実践の体験をまとめること。
第29週 事前学習(予習) SST実施報告会の準備をすること。
授業 事例③のまとめ(SSTの実施報告会)
事後学習(復習) 第25週~29週における自らの行動と体験、学びを振り返ること。
第30週 事前学習(予習)
授業 公認心理師としての職業倫理と法的義務について(事例から考える)
事後学習(復習)
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 ・この科目は「公認心理師」受験資格必修科目、かつ「演習形式」で行うことが義務付けられている科目である。そのため、「公認心理師」受験資格を、受講段階で有する者は、受講可とする。
・上記条件に該当しない者は、受講することができない。
・無断欠席、理由のない遅刻が度重なる場合、4年次で開講される公認心理師資格必修科目「心理実習」を受講できない。