科目名 | 保育内容指導法(言葉) |
ナンバリング | CS_D2_07 |
担当者 | 岩根 浩 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
幼稚園教諭一種免許状 保育士資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
誕生から就学前までの言葉の発達過程を概観する中で, 言葉の発達についての基礎知識とともに, 幼児の発達段階に応じて支援する保育者の役割について学習する。また, 演習(グループによる調査研究・発表など)を通して, 保育士・幼稚園教諭に求められる資質・能力の基礎を身に付ける。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
小学校現場での37年間の研究実践(指導及び学校経営)を基に,幼児教育と小学校(とりわけ低学年)との連携・接続の在り方,国語教育と国語科教育との連関などについて,具体的な概説や演習(模擬保育)を行っていく。 |
授業の 到達目標 |
1)子どもの成長や発達の上で言葉が果たす役割を理解することができる。 2)幼児の話し言葉,書き言葉の発達過程について,調査研究を通して理解したことをレポートにまとめることができる。 3)「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園教育・保育園要領」の目的や内容を理解することができる。 4)幼児の豊かな言語活動を支援するために,言葉によって育まれる力と豊かな言葉を育むための支援の在り方について考えることができる。 5)絵本の読み聞かせや紙芝居,劇遊びなどの実践事例に学ぶことを通して,幼児に豊かな言葉を育む保育活動のねらいや内容を理解することができる。 6)言葉について興味・関心をもち,自身の言葉の力を高めようとする。 |
学習方法 | 講義(テキスト及び配付資料に基づいて学習を進める)・演習(グループによる調査研究・発表・保育指導計画の立案) ※新型コロナウイルス感染拡大状況により,授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
戸田雅美『演習 保育内容「言葉」-基礎的事項の理解と指導法-』(健帛社 2019年4月) 文部科学省『幼稚園教育要領解説』(フレーベル館 平成30年3月) |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 20 | 10 | 100 | |||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ◎ | 50 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読み, 学習の流れを把握する。 |
授業 | 本授業で取り扱う内容を確認し,学習の見通しを持つ。 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって,本時の学習をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト第3章「領域『言葉』のねらいと内容及び評価」(26~40頁)を読む。 |
授業 | 保育における「要領」「指針」の全体構造と領域「言葉」① | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって,本時の学習をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 『幼稚園教育要領解説』(213~232頁)を読む。 |
授業 | 保育における「要領」「指針」の全体構造と領域「言葉」② | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって,本時の学習をまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 『幼稚園教育要領解説』(213~232頁)を読む。 |
授業 | 領域「言葉」のねらいと内容と指導上の配慮について | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって,本時の学習をまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキスト第4章「0歳児からの言葉の育ちを支える」(41~49頁)を読む。 |
授業 | 乳児中心の生活と関わりを通した言葉の獲得,豊かな関わりを育む保育環境 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって,本時の学習をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト第5章「1歳から3歳未満児の言葉の育ちを支える」(50~70頁)を読む。 |
授業 | 1歳児の言葉の発達,言葉を使ったコミュニケーションの始まり,言葉の獲得と人との関わり | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって,本時の学習をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト第5章「1歳から3歳未満児の言葉の育ちを支える」(50~70頁)を読む。 |
授業 | 2歳児の言葉の発達,対話的コミュニケーションと保育 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって,本時の学習をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 『幼稚園教育要領解説』(213~232頁)の中で,特に3歳児に関わる箇所に焦点を当てて読む。 |
授業 | 3歳児の特徴,日常的な園生活の中で育まれる言葉 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって,本時の学習をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト第6章「言葉で伝え合えることの喜びを支える」(71~90頁)を読む。 |
授業 | 4歳児の言葉の発達, 言葉の発達を促す保育者の援助のポイント | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって,本時の学習をまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキスト第8章「言葉で考える意欲の育ちを考える」(109~111頁)を読む。 |
授業 | 5歳児の言葉の特徴と言葉の広がり,文字への興味・関心,小学校との連携 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって,本時の学習をまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキスト第9章「言葉でのかかわりに配慮を要する子ども」(112~119頁)を読む。 |
授業 | 幼児期の子どもの状況と支援の現状,日本語習得の指導方法 | |
事後学習(復習) | テキスト・配付資料・板書等によって,本時の学習をまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキスト第10章「言葉を育む文化財」及び第11章「指導案作成から保育」(120~148頁)を読む。 |
授業 | 学習成果の発表に向けて班別に取り組む。(内容の決定,教材作成,資料選び,指導案作成) | |
事後学習(復習) | 学習成果の発表に向けて,班別に準備や手順を確認する。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 学習成果の発表に向けて,班別に準備や手順を確認する。 |
授業 | 学習成果発表会①(豊かな言葉を育む保育実践) | |
事後学習(復習) | 発表①を見て,学んだことを整理する。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 学習成果の発表に向けて,班別に準備や手順を確認する。 |
授業 | 学習成果発表会②(豊かな言葉を育む保育実践) | |
事後学習(復習) | 発表②を見て,学んだことを整理する。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの授業を振り返り,ノートや資料を整理する。 |
授業 | 学習のまとめ | |
事後学習(復習) | 授業「保育内容指導法(言葉)」で学んだことを振り返り,自分の学びや課題を整理する。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・事前及び事後学習の時間をそれぞれ, 1時間以上確保するよう努めてください。 ・課題(試験やレポート等)に対するフィードバックとして,講評・解説の時間を設けます。 ・本授業は, 保育士資格取得のための「資格選択必修科目」であり, 幼稚園教諭免許状取得に当たっては「資格必修科目」となっています。また, 幼小連携の観点から,小学校教諭を務めていく上でも重要な科目です。学生の皆さんの積極的な受講を期待します。 |