科目名 | 子どもの発達科学 |
ナンバリング | CS_C2_21 |
担当者 | 平田 孝治 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門展開科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 4年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
発達障害は、脳の発達と関わりが深い。これらの諸障害への理解を深めるには、人の生命活動にはじまる生理学的理解は欠かせない。講義では、発達科学の生物学的基盤となる生理・生化学を中心に学習し、子どもの生理学的特徴、学習や発達障害等について理解を深める。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
子どもの発達段階について、学際的な理解を深める。 1)生物の基本的概念について説明できる。 2)細胞の基本的な働きについて説明できる。 3)生命体の歴史、ヒトの進化的特徴、発生の基本的事項について説明できる。 4)ヒトの地球環境との関わりについて説明できる。 5)脳の構造と機能の基本的事項について説明できる。 6)発達要因について説明できる。 7)生物心理社会モデルについて説明できる。 8)以上を総合し生物学的視点から発達障害について理解を深めることができる。 |
学習方法 | 講義。必要に応じて体験的教材を使用します。毎回グループ討論を含め協同学習の時間を適宜設けます。 ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(ZOOM等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
プリントを配付。必要に応じて参考書を紹介します。主な参考図書:荒井秋晴ほか「ヒトと自然」東京教学社、ほか備考に紹介します。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 20 | 20 | 10 | 10 | 10 | 100 | ||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ◎ | 60 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 20 | |||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 20 | |||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを確認しておくこと。 |
授業 | 講義概要説明 | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | 生物の基本的概念(基本的属性、生命の単位、階層性、生物系統、環境応答) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | ヒトの体の構成と機能(体の構成と機能、内部環境の調節、生体防御) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | 生命活動とエネルギー(代謝、酵素、呼吸) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | 細胞の増殖・生殖細胞の形成(細胞周期、配偶子) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | 遺伝(メンデルの法則、核酸、染色体と遺伝子、遺伝性疾患) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | ヒトの初期発生と分化(生殖、受精、発生・分化) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | 生命体の歴史(化学進化、分子進化、共生進化、性の分化、中立進化) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | ヒトの進化的特徴(霊長類、ホモ属、直立二足歩行) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | 生物と地球環境(生態系、物質循環、人間活動、生得的行動と学習行動) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容の課題レポートをまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | 神経系の機能概説(感覚機能、運動機能、自立機能と本能行動、総合機能) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | 脳の構造と機能(中枢神経系、神経細胞、神経膠細胞、大脳皮質、機能局在) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | 神経伝達(電気的シナプス伝達、化学的シナプス伝達、神経伝達物質) | |
事後学習(復習) | 当該授業内容をまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | 発達要因(環境要因、生物学的要因、心理的要因、発達段階) | |
事後学習(復習) | これまでの授業内容を総合し当該授業内容の課題レポートをまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 参考図書からキーワードに関係する箇所を読んでおくこと。 |
授業 | 発達障害について(学習障害、注意欠陥・多動性障害、自閉症スペクトラム) | |
事後学習(復習) | これまでの授業内容を総合し当該授業内容の課題レポートをまとめる。 | |
第16週 | 事前学習(予習) | |
授業 | 試験 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業計画は予定であり、学習の進度に応じ多少の変更があります。主な事項キーワードを挙げていますので、予習等に役立ててください。課題レポートは授業計画に記すほかに、必要に応じて求めることがあります。課題レポートや発表等のフィードバックとして適宜コメントを返します。提出課題は、評価対象とするほか、授業で活用します。到達目標は自己学習の到達度を知る目安となるものです。学習の進行に合わせて自己点検・評価してください。 参考図書:馬場一雄(監)「小児生理学」ヘルス出版、日本発達心理学会(編)「発達科学ハンドブック4 発達の基盤:身体、認知、情動」新曜社 教員情報(http://er.nisikyu-u.ac.jp/DYU0220) |