科目名 | 総合演習 |
ナンバリング | CS_E2_01 |
担当者 | 赤星 まゆみ |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 ゼミナール |
関連する 資格・免許 |
幼稚園教諭一種免許状 小学校教諭一種免許状 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 4年 | 前期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
本演習は「持続可能性」概念を鍵に人類共通の緊急課題である環境や人権、開発、平和などの問題をグローバルな視点から学ぶことを促すものである。とりわけ、一人一人が地球市民として「安全・安心で持続可能な未来」のために積極的に行動する姿勢を探究することを重視し、身近でグローバルなトピックを扱うテキストに従って問題解決の方途を探る体験的学習の機会を提供する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1. 新聞やテレビなどのメディアを通して、現代社会の地球規模で進行する様々な問題に関心を持ち、その内容を人に伝えることができる。また、これらの問題を解決する方法に関心を持ち、そのための情報を収集することができる。その際、多様な情報資源にアクセスし、活用することができる。 2. これらの諸問題について「持続可能性」の概念を鍵とする学習のあり方について考え、その実践方法を具体的に構想できる。 3. 問題解決にかかわる概念・用語を理解し、その多様な技法に習熟する。 4. 身近な問題をグローバルな視点で見直し、自分の考えを深めることができる。 5. 調査したことを整理・分析・発表する。発表や成果物について自己評価・相互評価することができる。 6. 他人の意見や発表を聞くこと、建設的な討論を行うことといったコミュニケーション技術を高める。 |
学習方法 | 演習。視聴覚教材の活用やグループワークを通じた多様な成果物の作成・発表。学習のピアレビュー。課題提出は、学修ポートフォリオを活用する。学習内容により、遠隔授業を取り入れる。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』新潮社 参考書:授業時に指示する。必要に応じて資料を配付する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 10 | 10 | 20 | 10 | 10 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | ||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | 60 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
授業に向かう態度、相互協力の姿勢は総合的評価として加味する。 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバス・テキストの確認、履修目標の検討、ノート準備。事前課題を提出する。 |
授業 | ガイダンス(授業の目的、内容、方法、学習計画)―テーマと身近なトピックを考えよう | |
事後学習(復習) | 配付資料の整理、学習計画の作成、事後課題の提出 | |
第2週 | 事前学習(予習) | SDGsに関する事前課題の提出(テキスト・配付資料等) |
授業 | 1-1. グローバリゼーションと人類共通の課題(1)―SDGsとは | |
事後学習(復習) | SDGsに関する事後課題の提出、自己評価 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 子どもの本に関する事前課題の提出(テキスト・配付資料等) |
授業 | 1-2. グローバリゼーションと人類共通の課題(2)―子どもの本と平和:資料を読もう | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第4週 | 事前学習(予習) | ブックトーク原稿の作成・提出 |
授業 | 1-3. グローバリゼーションと人類共通の課題(3)―子どもの本と平和:ブックトークをしよう | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第5週 | 事前学習(予習) | ビジュアル資料を利用した事前課題の提出(テキスト・配付資料等) |
授業 | 1-4. グローバリゼーションと人類共通の課題(4)―映像・写真・絵を通して考える | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第6週 | 事前学習(予習) | フォトランゲージの方法に関する事前課題の提出(テキスト・配付資料等) |
授業 | 1-5. グローバリゼーションと人類共通の課題(5)―フォトランゲージの方法 | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第7週 | 事前学習(予習) | ESD/SDGsに関する事前課題の提出(テキスト・配付資料等) |
授業 | 2-1. 「持続可能な社会」(1)―「国連持続可能な開発のための教育(ESD)」について | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 体験的学習に関する事前課題の提出(テキスト・配付資料等) |
授業 | 2-2. 「持続可能な社会」(2)―「持続可能な社会」を考える体験的学習の方法 | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第9週 | 事前学習(予習) | レイチェル・カーソンに関する事前課題の提出(テキスト・配付資料等) |
授業 | 2-3. 「持続可能な社会」(3)―レイチェル・カーソンの生涯 | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 『沈黙の春』に関する事前課題の提出(テキスト・配付資料等) |
授業 | 2-4. 「持続可能な社会」(4)―レイチェル・カーソンと『沈黙の春』(1) | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 『沈黙の春』に関する事前課題の提出(テキスト・配付資料等) |
授業 | 2-5. 「持続可能な社会」(5)―レイチェル・カーソンと『沈黙の春』(2) | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 『センス・オブ・ワンダー』に関する事前課題の提出(テキスト・配付資料等) |
授業 | 2-6. 「持続可能な社会」(6)―レイチェル・カーソンと『センス・オブ・ワンダー』 | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 自然体験に関する事前課題の提出(テキスト・配付資料等) |
授業 | 2-7. 「持続可能な社会」(7)―センス・オブ・ワンダーとは | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第14週 | 事前学習(予習) | センス・オブ・ワンダーの映像視聴による事前課題の提出 |
授業 | 2-8. 「持続可能な社会」(8)― センス・オブ・ワンダーと教育 | |
事後学習(復習) | 授業における討議をもとに事後課題の提出、自己評価 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 自己評価集計、学習のまとめと振り返り |
授業 | まとめ、ふりかえり(学習上の論点と解説、今後の課題)/自己評価 | |
事後学習(復習) | 自己の学習課題の析出をもとに総括自己評価の提出 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 1. 本科目は2018年度以前の入学生対象の科目である。最後の開講であるので未修得者は必ず履修すること。 2. 授業においては、学習のためのピアサポートを導入し、相互に協力することを重視する。なお、具体的で詳細な授業計画は、授業開始時に配付する。 3. 学習の自律と客観化を目指し、学習活動の自己評価を課す。自己評価はすべての回の課題に対して行うものである。自己評価の方法は授業時に具体的に指導する。 4. 学習の到達度と共に、適切な自己評価の実施、自己評価を通してみられる学習意欲・態度、積極的な学習行為は、授業者による全体的な評価の対象である。課題提出と自己評価のいずれも授業者によるフィードバックを受ける。なお、具体的な指導事項は授業の中で全体に向けて説明する。 |