科目名 | 補完・代替医療 |
ナンバリング | NS_E3_16 |
担当者 |
児玉 裕美 菅原 良子 渡辺 直子 |
開設学科 専攻・コース |
看護学科 |
分類 | 専門教育科目 専門科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 4年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
西洋医学の不足部分を補い患者を全人的に治療するという視点から補完・代替医療は重要な働きを発揮し、患者のQOLやADLを向上させることが期待できる。世界中には様々な種類の補完・代替医療が存在しており、本科目において各々の定義や分類・実践の方法・効果等の知識を習得する。さらに、補完・代替医療の一部を体験することや、実際に活用されいる事例を通して、セルフケアを含めた今後の活用の可能性を考える。患者が治療を選択する為に、医療従事者は様々な療法の知識を増やす必要があり、補完・代替医療の知識を習得することで、幅広い看護の実践と自己のキャリア開発に役に立つように教授する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
看護師及び臨床美術士の講師によるそれぞれの経験に基づいた講義を行う。 |
授業の 到達目標 |
1)補完・代替医療実践のための基盤となる知識を説明できる。 2)補完・代替医療の一部を実施し、その体験を通して自己の課題を明確にできる。 3)臨床美術成立の歴史とその理念および意義を学ぶことにより、臨床美術の根幹について理解を深める。 4)量感画やアナログ画などを描くことにより、対象を五感で感じ、自由な造形表現から豊かな感性と想像力を身につける。 5)リンパ浮腫やその他の浮腫病態と成り立ちを理解できる 6)浮腫のケアである複合的治療の5つの要素を理解できる 7)浮腫を持つ患者の辛さや不自由さを理解できる |
学習方法 | 講義、演習 |
テキスト及び 参考書籍 |
適宜紹介する |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 20 | 15 | 15 | 10 | 10 | 10 | 5 | 5 | 100 | ||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | 40 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | 40 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスをよく読み、授業の概要や到達目標を把握しておく。 |
授業 | 補完・代替医療とは、歴史的背景【児玉】 | |
事後学習(復習) | 授業資料を読んで復習する。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | シラバスをよく読み、授業の概要や到達目標を把握しておく。 |
授業 | 補完・代替医療の実践のための基盤となる知識【児玉】 | |
事後学習(復習) | 授業資料を読んで復習する。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 補完・代替医療の種類や特徴について調べる。 |
授業 | 補完・代替医療を実践する上での看護師の役割、演習【児玉】 | |
事後学習(復習) | 授業資料を読んで復習する。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 自分のセルフケアについて考える。 |
授業 | セルフケアとしての補完・代替医療、演習【児玉】 | |
事後学習(復習) | 授業資料を読んで復習する。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 補完・代替医療を実践するために必要なこと、課題を考える。 |
授業 | 補完・代替医療の今度の動向【児玉】 | |
事後学習(復習) | 補完・代替医療を実践するために必要なこと、自己の課題・展望についてレポートする。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 臨床美術の概念を調べる |
授業 | 臨床美術成立の歴史とその理論および意義(講義)【菅原】 | |
事後学習(復習) | 臨床美術成立の歴史とその理念および意義についてまとめる | |
第7週 | 事前学習(予習) | 量感画の作品について調べる |
授業 | 量感画を描く(演習)【菅原】 | |
事後学習(復習) | 五感で感じたことをまとめる | |
第8週 | 事前学習(予習) | アナログ画の作品について調べる |
授業 | アナログ画を描く(演習)【菅原】 | |
事後学習(復習) | 抽象表現から感じたことをまとめる | |
第9週 | 事前学習(予習) | ネガポジ画の作品について調べる |
授業 | ネガポジ画を描く(演習)【菅原】 | |
事後学習(復習) | 新しいものの見方について考える | |
第10週 | 事前学習(予習) | 立体作品について調べる |
授業 | オブジェを制作する(演習)【菅原】 | |
事後学習(復習) | 空間表現から感じたことをまとめる | |
第11週 | 事前学習(予習) | 解剖生理の中から浮腫に関わる血管やリンパ管について調べておく |
授業 | 様々な浮腫の成り立ちと病態生理について【渡辺】 | |
事後学習(復習) | 浮腫を引き起こす原因と疾患についてまとめておく | |
第12週 | 事前学習(予習) | 前回授業のリンパ浮腫の症状についてまとめておく |
授業 | リンパ浮腫患者の苦痛について体験型学習【渡辺】 | |
事後学習(復習) | リンパ浮腫患者の苦痛についてまとめ 今の私が看護師としてできることを考える | |
第13週 | 事前学習(予習) | 第一週、第二週で学んだことを振り返っておく |
授業 | 浮腫ケアの実際(複合的治療についての総論)【渡辺】 | |
事後学習(復習) | 複合的治療のメリットデメリットについて考える | |
第14週 | 事前学習(予習) | 第三週総論を振り返っておく |
授業 | 複合的治療各論(圧迫療法)【渡辺】 | |
事後学習(復習) | 圧迫療法についてまとめておく | |
第15週 | 事前学習(予習) | 浮腫患者の皮膚との特徴についてまとめておく |
授業 | 複合的治療各論(スキンケアとフットケア)【渡辺】 | |
事後学習(復習) | 全体を振り返り、今の私が看護師としてできることをまとめておく |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 授業計画はあくまで予定であり、講師の都合等により変更が生じる場合があります。 |