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解剖生理学実習

科目名 解剖生理学実習
ナンバリング
担当者 大澤 得二
大﨑 康吉
開設学科
専攻・コース
健康栄養学科
分類 専門教育科目 学科専門科目
関連する
資格・免許
栄養士免許申請資格 食品衛生監視員任用資格 管理栄養士国家試験受験資格 栄養教諭一種免許状 食品衛生監視員任用資格 食品衛生管理者任用資格 食品衛生管理者任用資格
開講キャンパス 開講年次 開設期 単位数 必修・選択
神埼 2年 後期 1単位 選択必修
授業の概要
及びねらい
解剖生理学の基本の学習法である顕微鏡観察と肉眼観察を通して、ミクロ的、そしてマクロ的に人体を系統的にとらえていく、さらに発生学やヒト以外の動物の実験観察も取り入れ、医学的生物学的な幅広い知識を実体験を通して学んでいく。解剖生理学を書物で学ぶだけでなく、できるだけ多くの実際の現象に触れ、多くの体験をしていただきたい。ヒトの構造と機能をどう見るか、その見方を養うのことが本実験の主眼である。自分自身を観察し、多様な実験動物を扱うことにより、幅広い教養を身につけていただきたい。
実務経験に
関連する
授業内容
管理栄養士として勤務するにあたり必要な医学的な知識を経験を通して身につけることを目指す。
授業の
到達目標
1)顕微鏡観察や肉眼観察を適切に行うことができる。
2)基礎医学的な知識が体験を伴ったものとして見についている。
3)解剖生理学的な実験観察を適切に行い、その結果を考察することができる。
4)ヒトの基本体制を理解し、医学生物学的な見地からヒトをとらえることができる。
学習方法 毎回、実験観察結果のレポート作成、スケッチにじっくり取り組み、それらを提出していただきます。また結果を出すだけではなく、機材の取り扱い、実験観察の仕方に習熟していただきます。
主体的な学習の姿勢と活発なディスカッションを望みます。
テキスト及び
参考書籍
毎回、基本の資料は配布します。青峰正裕 他 「イラスト解剖生理学実験 第3版」東京教学社 を参考テキストとします。
到達目標
汎用的能力要素 専門的能力要素
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
態度・
志向性
知識・
理解
技能・
表現
行動・
経験・
創造的思考力
合計
1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3) 1) 2) 3)
比率       30   15               5   40           10     100
評価基準・方法 評価
割合
%
定期試験  
小テスト等  
宿題・授業外レポート 65
授業態度 15
受講者の発表  
授業の参加度 20
その他                  
 
合計 100
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)  
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール)
第1週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 顕微鏡を使いこなそう:顕微鏡の歴史、原理、構造、使い方を学ぶ。レーウェンフックの顕微鏡の作成。ロバート=フックが行ったコルクのcellを観察する。
事後学習(復習) 実験結果の考察
第2週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 細胞の観察:自身の口腔粘膜上皮細胞の観察。ミトコンドリアの観察
事後学習(復習) 実験結果の考察
第3週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 骨学実習(Ⅰ)椎骨、頭蓋骨
事後学習(復習) 実験結果の考察
第4週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 組織学実習(Ⅰ):消消化管の基本構造
事後学習(復習) 実験結果の考察
第5週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 骨学実習(Ⅱ):胸郭、上肢、下肢、骨盤
事後学習(復習) 実験結果の考察
第6週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 発生学実習:バフンウニとアフリカツメガエルの様々な発生段階の観察
事後学習(復習) 実験結果の考察
第7週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 組織学実習(II):実質臓器
事後学習(復習) 実験結果の考察
第8週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 ラットの解剖(Ⅰ):実験動物の取り扱いについて。3Rの原則を学ぶ。胸腔、腹腔を開き、臓器を観察する。
事後学習(復習) 実験結果の考察
第9週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 ラットの解剖(Ⅱ):摘出した臓器により、消化器系、呼吸器系、心臓と大血管を、また泌尿生殖器系、脳を観察する。
事後学習(復習) 実験結果の考察
第10週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 味覚に関する実験:味覚閾値を調べる。葉状乳頭と味蕾の顕微鏡観察。
事後学習(復習) 実験結果の考察
第11週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 血液循環に関する実験:リバ・ロッチ血圧計による血圧測定。
事後学習(復習) 実験結果の考察
第12週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 口腔の観察:自身の口唇、舌の観察、歯牙模型による乳歯と永久歯の観察。歯の交換を学ぶ。
事後学習(復習) 実験結果の考察
第13週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 眼に関する実験:自身の眼の観察。虹彩の反応の実験。盲点を探す。視力検査。種々の検査用メガネレンズを用いて自身の適切な矯正レンズを探す。立体視の実験。錯視の実験。
事後学習(復習) 実験結果の考察
第14週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 呼吸に関する実験:呼吸数の測定。肺活量の測定。肺組織の顕微鏡観察。
事後学習(復習) 実験結果の考察
第15週 事前学習(予習) テキストを予習
授業 泌尿器に関する実験 :ブタ腎臓の断面の観察。腎小体の顕微鏡観察。
事後学習(復習) 実験結果の考察
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考