科目名 | 子どもの心理 |
ナンバリング | CS_D1_03 |
担当者 | 三島 正英 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
幼稚園教諭一種免許状 小学校教諭一種免許状 保育士資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
「子ども」とはどのような存在として捉えられるれるのかについて心理学の視点から講じる。また、大人とは違う子どもの心性は、どのような仕組みから発しているのかについて発達理論に基づいて解説する。これらの講義をとおして、専門職としての子ども支援能力の向上をめざす |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1)子どもの心性についての理解を深める 2)子どもの行動の背景に潜む心的機制についての理解を深める 3)子ども固有の行動が生じる背景を理解する能力を養う 4)以上をとおして、有能な支援者としての子ども理解の基礎力を高める |
学習方法 | 講義 |
テキスト及び 参考書籍 |
参考図書として、拙著「子どもから大人へ101話」(佐賀新聞社刊)を用いる |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 35 | 35 | 10 | 100 | |||||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ◎ | ◎ | 70 | ||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 参考書2-5pを読んで、ヒトという存在の特異性について考えておく |
授業 | はじめに:子どもとはどのような存在か? | |
事後学習(復習) | ヒトの発達の特徴について整理しあわせて、子どもという存在のとらえ方を整理する | |
第2週 | 事前学習(予習) | 参考書8-15pを参考に、発達に関わる要因について検討しておく |
授業 | 子どもの成長・発達を推し進める要因(1) | |
事後学習(復習) | 生得的要因と獲得的要因の関連について整理する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 参考書8-15pを参考に、発達に関わる要因について検討しておく |
授業 | 子どもの成長・発達を推し進める要因(2) | |
事後学習(復習) | 生得的要因と獲得的要因の関連について整理する | |
第4週 | 事前学習(予習) | 参考書16-20pを読んで、Piaget理論の概要を理解しておく |
授業 | 子どもの成長や発達はどのように理論化されてきたのか:Piaget | |
事後学習(復習) | 児童心理学関連の入門書などからPiaget 理論の復習を行う | |
第5週 | 事前学習(予習) | 参考書72-80pを読み、自我形成について調べておく |
授業 | 子どもの成長や発達はどのように理論化されてきたのか:Erikson | |
事後学習(復習) | 児童心理学関連の入門書などからErikson理論の復習を行う | |
第6週 | 事前学習(予習) | 参考書148-153pを読み、行動の成り立ちについて予習しておく |
授業 | 子どもの成長や発達はどのように理論化されてきたのか:社会定学習論の立場 | |
事後学習(復習) | 児童心理学関連の入門書などから社会的学習理論の復習を行う | |
第7週 | 事前学習(予習) | 参考書36-45pを予習し、愛着概念について調べておく |
授業 | 子どもはどのように他者との関係を結ぶのか:愛着の形成 | |
事後学習(復習) | 児童心理学関連の入門書などから愛着について復習を行う | |
第8週 | 事前学習(予習) | 参考書50,82-87pを予習し、あそびと仲間について調べておく |
授業 | 子どもの対人関係の拡がり:遊びと発達 | |
事後学習(復習) | 児童心理学関連の入門書などから遊びの意義について復習を行う | |
第9週 | 事前学習(予習) | 参考書22-33pを読み、乳児期の心的特性について予習しておく |
授業 | 子どものものの考え方(1):赤ちゃんの頃 | |
事後学習(復習) | 児童心理学関連の入門書などから乳児期の特性について復習する | |
第10週 | 事前学習(予習) | 参考書56-72pを読み、幼児期の心的特性について予習しておく |
授業 | 子どものものの考え方(2):幼児期 | |
事後学習(復習) | 児童心理学関連の入門書などから幼児期の特性について復習する | |
第11週 | 事前学習(予習) | 参考書98-101pを読み、児童期の心性について予習しておく |
授業 | 子どものものの考え方(3):児童期 | |
事後学習(復習) | 児童心理学関連の入門書などから児童期の特性について復習する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 参考書94-97pを読み、性格形成について予習する |
授業 | 子どもの性格づくり | |
事後学習(復習) | 性格形成に関わる要因について整理する | |
第13週 | 事前学習(予習) | 参考書34-35pを読み、情緒の発達について予習する |
授業 | 子どもの情緒(情動) | |
事後学習(復習) | 情緒システムのいぎについて整理する | |
第14週 | 事前学習(予習) | 参考書128-145pを読み、現代の子どもの置かれている課題状況を検討しておく |
授業 | 子ども期の課題とは? | |
事後学習(復習) | 課題解決に向けた方策を検討する | |
第15週 | 事前学習(予習) | 半期を振り返り、重要な事項をピックアップしておく |
授業 | 子どもとは、どのような存在か? | |
事後学習(復習) | 対人支援者としての自己形成に向けての課題を明確にする |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 「子ども期」というかけがえのない時期が、大人の都合によって歪まされているように感じます。「子ども期」は大人への準備の時期ではありますが、決してそれが本義ではなく、今現在を生きる姿こそが先ずは大切にされなければなりません。よりよき児童支援者に向け、この講義がお役に立てば幸いです!! |