科目名 | 作業療法評価学演習Ⅱ |
ナンバリング | RO_F2_01 |
担当者 |
東嶋 美佐子
植田 友貴 |
開設学科 専攻・コース |
リハビリテーション学科 作業療法学専攻 |
分類 | 専門教育科目 専門科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 2年 | 後期 | 1単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
作業療法において「評価」は治療・援助とならぶ重要な過程です。対象者の身心機能と身体構造に関する情報を得るために必要な作業療法評価の項目、目的、方法について説明します。さらに、初期評価が行えるよう、対象者に関する情報を収集・整理し、次に情報を分析・解釈するための実技も行います。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
病院,施設等で実務経験のある教員が対象者に対する評価方法,情報の分析・解釈について講義する. |
授業の 到達目標 |
1)作業療法評価の目的を説明できる。2)評価の過程を説明できる。3)作業療法評価の枠組みと各枠組み内の評価項目(対象)と手段を理解できる。 4)対象者の心身機能と身体構造の評価項目と目的および手段を関連づけて説明できる。 5)症例を通してその対象者に必要な評価項目を選択することができる。6)症例を通して評価スケジュールを作成できる。 7)症例を通して評価結果から対象者の肯定的側面(利点)と否定的側面(問題点)を整理できる。 8)症例を通して作業療法の対応課題の意味を理解できる。 9)症例を通して作業療法評価の目的と評価項目および手段を説明できる。 10)症例を通して作業療法評価の過程を説明できる。 11)症例を通して作業療法の治療計画の意味を理解できる。 上記の内容については文献的知識だけでなく、臨床現場での実務(実技)についても学習する。 |
学習方法 | 講義。必要に応じて演習を行なう。 |
テキスト及び 参考書籍 |
作業療法評価学Ⅰに準ずる. |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 30 | 35 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 65 | ||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 5 | ||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | 10 | |||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | ベッドサイドの脳と神経の診かたP105~126を熟読すること. |
授業 | 反射・反応の評価項目と目的および手段① | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第2週 | 事前学習(予習) | ベッドサイドの脳と神経の診かたP105~126を熟読すること. |
授業 | 反射・反応の評価項目と目的および手段② | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第3週 | 事前学習(予習) | ベッドサイドの脳と神経の診かたP65~92を熟読すること. |
授業 | 反射・反応の評価項目と目的および手段③ | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第4週 | 事前学習(予習) | 作業療法評価学P100~106を熟読すること. |
授業 | 筋緊張の評価項目と目的及び手段① | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第5週 | 事前学習(予習) | 作業療法評価学P100~106を熟読すること. |
授業 | 筋緊張の評価項目と目的及び手段② | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第6週 | 事前学習(予習) | 作業療法評価学P117~119,ベッドサイドの脳と神経の診かたP59~64を熟読すること. |
授業 | バランスの評価項目と目的および手段① | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第7週 | 事前学習(予習) | 作業療法評価学P117~119,ベッドサイドの脳と神経の診かたP59~64を熟読すること. |
授業 | バランスの評価項目と目的および手段② | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第8週 | 事前学習(予習) | 1~7週の内容を復習しておく. |
授業 | 1~7週のまとめ | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第9週 | 事前学習(予習) | 作業療法評価学P151~160を熟読すること. |
授業 | 形態測定の評価項目と目的および手段① | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第10週 | 事前学習(予習) | 作業療法評価学P151~160を熟読すること. |
授業 | 形態測定の評価項目と目的および手段② | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第11週 | 事前学習(予習) | 作業療法評価学P151~160を熟読すること. |
授業 | 形態測定の評価項目と目的および手段③ | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第12週 | 事前学習(予習) | 作業療法評価学P161~170を熟読すること. |
授業 | 上肢機能評価の評価項目と目的及び手段 | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第13週 | 事前学習(予習) | 作業療法評価学P107~116を熟読すること. |
授業 | 運動機能評の評価項目と目的および手段(片麻痺機能評価を含む)① | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第14週 | 事前学習(予習) | 作業療法評価学P107~116を熟読すること. |
授業 | 運動機能評の評価項目と目的および手段(片麻痺機能評価を含む)② | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. | |
第15週 | 事前学習(予習) | 1~4週の内容を復習しておく. |
授業 | 1~14週のまとめ | |
事後学習(復習) | 必要に応じて提示する. |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 各疾患の基礎的知識は理解していることを前提に講義を進めるので,講義時間以外でも疑問点を自ら調べる「努力」を求める.到達目標に示したとおり,毎回の講義内容を覚えるのではなく「理解」するよう努めて欲しい.そのために,まずは全体的な作業療法の流れをつかみ,その後に細かな知識や技術を習得して欲しい. 受講時は実習着及び実習靴の着用が必要である. 作業療法評価学と作業療法評価学演習は相互理解が必要な科目であるため,同時に受講が必要である. |