科目名 | 精神疾患とその治療Ⅰ |
ナンバリング | PC_C1_01 |
担当者 | 胸元 孝夫 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 社会福祉学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目及び専門展開科目 |
関連する 資格・免許 |
精神保健福祉士国家試験受験資格 公認心理師受験資格 園芸療法士 園芸療法士 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 前期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
精神医学を理解するうえで必要な基礎的な知識や、精神医療に携わるものとして知っておくべき代表的な精神疾患について、成因、病態、症状、診断、治療、経過、本人や家族への支援について概説する。また、精神医療の歴史やわが国の現状及び問題についても簡単に紹介し、職業専門人としての役割を考える契機としてもらう。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
平成元年医師免許取得後、鹿児島大学病院や他の公立病院等で内科および心療内科医師としての勤務を続けてきた。。現役の心療内科医として、心身両面からの医療に携わってきた経験を生かして、精神医療について、実務経験を生かした授業を行なっている。 |
授業の 到達目標 |
1)精神医学・医療の歴史と現状についての理解を深める。 2)精神現象の生物学的基礎を理解し、脳と精神機能について理解できる。 3)精神障害の概念を説明できる。 3)精神疾患の基本的な症状、診断の手順と方法について理解し、説明できる。 4)精神医学Ⅰでは、以下に挙げる代表的な精神疾患の病態、診断、治療、経過について説明でき、その社会的な問題点を理解し、説明できる。代表的な疾患としては、統合失調症、気分障害、不安障害、生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群(摂食障害、睡眠障害など)である。 |
学習方法 | 講義、パワーポイントやDVDを利用する。集中講義とする。 3回のまとめの小テストを実施する。解説とともにディスカッションを行う。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大によっては遠隔授業の可能性もある。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:新・精神保健福祉士養成講座1、精神医学と精神医療、中央法規、 参考書:DSM-5を使いこなすための臨床精神医学テキスト、監訳 澤 明、医学書院 |
【心理カウンセリング学科】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 10 | 50 | 10 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 80 | ||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
【社会福祉学科】
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 50 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 80 | ||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | テキスト第1章第1節(p2-9)を読んでおく。興味ある参考文献を参照のこと |
授業 | 精神医学・医療の歴史と現状 | |
事後学習(復習) | テキスト第1章第1節(p1-9)および配布されたプリントの要点をまとめる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキスト第1章第2節(p10-25)を読んでおく。興味ある参考文献を参照のこと |
授業 | 精神現象の生物学的基礎と心の理解 | |
事後学習(復習) | テキスト第1章第2節(p10-25)および配布されたプリントの要点をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキスト第1章第3,4節(p26-43)を読んでおく。興味ある参考文献を参照のこと |
授業 | 精神障害の理解(精神障害の概念、精神疾患の成因と分類) | |
事後学習(復習) | テキスト第1章第3,4節(p28-40)と配布されたプリントの要点をまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキスト第1章第5節(p44-56)を読んでおく。 興味ある参考文献を参照のこと |
授業 | 精神疾患の症状と診断(精神症状の理解、診断法、診断のための心理テスト、身体的検査) | |
事後学習(復習) | テキスト第1章第5節(p44-56)と配布されたプリントの要点をまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | これまでの授業の範囲についてテキストおよびプリントのまとめを再確認する |
授業 | まとめ①(小テスト並びにその解説) | |
事後学習(復習) | 小テストについての復習を行う。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章第3節(p94-104)を読んでおく。 |
授業 | 統合失調症についてその1(成因、症状、診断) | |
事後学習(復習) | テキスト第2章第3節(p94-104)と配布されたプリントの要点をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章第3節(p105-111)を読んでおく。 |
授業 | 統合失調症についてその2(経過、治療、家族への支援、周辺疾患) | |
事後学習(復習) | テキスト第2章第3節(p105-111)と配布されたプリントの要点をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章第4節(p112-122)を読んでおく。 |
授業 | 気分障害その1(うつ病) | |
事後学習(復習) | テキスト第2章第4節(p112-122)と配布されたプリントの要点をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章第4節(p122-126)を読んでおく。 |
授業 | 気分障害その2(双極性障害、特殊な気分障害軍など) | |
事後学習(復習) | テキスト第2章第4節(p122-126)と配布されたプリントの要点をまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | これまでの授業の範囲についてテキストおよびプリントのまとめを再確認する |
授業 | まとめ②(小テスト並びにその解説) | |
事後学習(復習) | 小テストについての復習を行う。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章第5節(p127-137)を読んでおく。 |
授業 | 神経症性障害、ストレス関連障害及び身体症状症その1(不安症、強迫症、PTSD) | |
事後学習(復習) | テキスト第2章第5節(p127-137)と配布されたプリントの要点をまとめる | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章第5節(p138-145)を読んでおく。 |
授業 | 神経症性障害、ストレス関連障害及び身体症状症その2(適応障害、解離症、身体症状症など) | |
事後学習(復習) | テキスト第2章第5節(p138-145)と配布されたプリントの要点をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキスト第2章第6節(p146-148)を参考図書の該当箇所読んでおく。 |
授業 | 摂食障害について | |
事後学習(復習) | テキスト第4章第6節(p146-148)、配布されたプリントおよび参考図書の要点をまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキスト第4章第6節(p148-155)と参考図書の該当箇所を読んでおく。 |
授業 | 睡眠障害について(成因、症状、診断、治療法、経過) | |
事後学習(復習) | テキスト第4章第6節(p148-155)と配布プリントの要点をまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの授業範囲とプリントの要点を確認する。 |
授業 | まとめ③(小テスト並びにその解説) | |
事後学習(復習) | 小テストのついての復習を行う。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 2または3回の集中講義とする。 |