科目名 | 子ども学演習 |
ナンバリング | CS_E3_01 |
担当者 | 赤星 まゆみ |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 ゼミナール |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 3年 | 通年 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
「子どもの幸福(well-being)と教育・保育・子育ての国際比較」を中心テーマとして、子ども学の基礎的な知見を高め、研究調査の基礎的な力を培う。具体的には、1)文献資料の収集、2)調査・実験、3)レポートの作成、4)発表や討論、5)子育て支援体験活動への主体的な取り組みを促す。本科目は地域志向科目となる。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1.子どもの貧困問題の社会的背景・構造を理解し、教育や子育てと結びつけて説明できる。 2.「子どもの貧困」から「子どもの幸福(well-being)」「子どもの福祉」という発想に転換して考えることができる。 3.教育や子育ての具体的事例の検討から様々な課題を発見し、それを改善する方法に関心を持つ。また、その課題解決に向けた調査研究を行う意欲を持つ。 4.調査研究にあたって様々な情報資源にアクセスして、資料収集をすることができる。 5.学習成果を発表し、調査等で得られた知見や疑問を述べ、建設的に意見を交わすことができる。 6.学習活動において様々な人の力を借り、相互に協力することができる。 7.調査研究を行う際に配慮すべきこと、マナーや倫理事項を知り、守ることができる。 8.学習計画の立案とその実施にかかる自己管理ができる。 |
学習方法 | 演習。協同して活動・研究することを通じた多様な成果物の作成・発表とフィールドワーク。学習・活動の自己評価と相互評価。学習内容により、遠隔授業を取り入れる。また、Teamsによる学習を促し、学習結果をポートフォリオに作成する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:『10代からの批判的思考 社会を変える9つのヒント』明石書店 参考書等は授業時に指示する。必要に応じて資料を配付する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 5 | 5 | 10 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | |||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 60 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 20 | |||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
授業に向かう態度、相互協力の姿勢は総合的評価として加味する。 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読んで、自身の問題意識・関心の所在を整理する |
授業 | オリエンテーション(ゼミ・教員紹介、ゼミの配属方法についての説明) | |
事後学習(復習) | 自分の関心事について熟考する | |
第2週 | 事前学習(予習) | 資料によく目を通す |
授業 | 研究室訪問(選択しようとするゼミの教員を訪問し、研究テーマについて話し合う)・希望調査票の提出 | |
事後学習(復習) | 自分の関心を熟考する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | ゼミ別オリエンテーション(授業の目的、内容、方法) | |
事後学習(復習) | 自己の関心について整理する、授業をもとに小レポートを作成・提出する | |
第4週 | 事前学習(予習) | 配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 「子どもの貧困」とは ― 資料に基づいて話し合う | |
事後学習(復習) | 授業内容・討論をもとに小レポートの作成・提出、自己評価 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 「子どもの幸福」とは ― 資料に基づいて話し合う | |
事後学習(復習) | 授業内容・討論をもとに小レポートの作成・提出、自己評価 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 「子どもの幸福」を考える視点 ― 目標と計画の検討(グループワーク) | |
事後学習(復習) | 授業内容・討論をもとに小レポートの作成・提出、自己評価 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキスト・配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 「子どもの幸福」の検討(1) ― 自由とルール | |
事後学習(復習) | 授業内容・討論をもとに小レポートの作成・提出、自己評価 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキスト・配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 「子どもの幸福」の検討(2) ― 「よりよい」ルールの創造 | |
事後学習(復習) | 授業内容・討論をもとに小レポートの作成・提出、自己評価 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキスト・配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 「子どもの幸福」の検討(3) ― 教育環境と風土 | |
事後学習(復習) | 授業内容・討論をもとに小レポートの作成・提出、自己評価 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキスト・配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 「子どもの幸福」の検討(4) ― 「よりよい」環境・風土の創造 | |
事後学習(復習) | 授業内容・討論をもとに小レポートの作成・提出、自己評価 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキスト・配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 「子どもの幸福」の検討(5) ― いろいろな学びの形(高校生活) | |
事後学習(復習) | 授業内容・討論をもとに小レポートの作成・提出、自己評価 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキスト・配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 「子どもの幸福」の検討(6) ― いろいろな学びの形(生涯学習) | |
事後学習(復習) | 授業内容・討論をもとに小レポートの作成・提出、自己評価 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキスト・配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 「子どもの幸福」の検討(7) ― いろいろな学びの形(キャリア教育) | |
事後学習(復習) | 授業内容・討論をもとに小レポートの作成・提出、自己評価 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキスト・配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 「子どもの幸福」の検討(8) ― ワーク・ライフ・バランス | |
事後学習(復習) | 授業内容・討論をもとに小レポートの作成・提出、自己評価 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 自己評価の集計、事前課題を提出する |
授業 | まとめとふりかえり(相互評価・自己評価を含む)― 個別の課題意識の発見に向けて | |
事後学習(復習) | 学習内容の再確認と整理、自己の学習課題の析出をもとに総括自己評価の提出 | |
第16週 | 事前学習(予習) | 自己の関心事を整理する |
授業 | ガイダンス(研究テーマの決定に向けて、調査・研究における配慮事項と倫理、マナーについて) | |
事後学習(復習) | 議論をもとに小レポートを作成・提出する、自己評価 | |
第17週 | 事前学習(予習) | 研究関心を整理する、事前課題を提出する |
授業 | 個別課題の研究構想の検討(目的・方法) | |
事後学習(復習) | 議論をもとに小レポートを作成・提出する、自己評価 | |
第18週 | 事前学習(予習) | 配付資料に目を通し、自己の関心を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 個別課題の基本的な視点について(1)(個人発表)(相互評価) | |
事後学習(復習) | 議論をもとに小レポートを作成・提出する、自己評価 | |
第19週 | 事前学習(予習) | 配付資料に目を通し、疑問点等を明確にし、事前課題を提出する |
授業 | 個別課題の基本的な視点について(2)(個人発表)(相互評価) | |
事後学習(復習) | 議論をもとに小レポートを作成・提出する、自己評価 | |
第20週 | 事前学習(予習) | 配布資料をもとに指示に従ってレポートを作成し、持参する。 |
授業 | 西九州大学子育て支援活動(子どもミュージアム) ― 目的・意義、打ち合わせ | |
事後学習(復習) | 活動の準備を進める | |
第21週 | 事前学習(予習) | 活動の準備を進める |
授業 | 子育て支援活動(子どもミュージアム) ― リハーサル | |
事後学習(復習) | リハーサルの反省点をもとに改善方法を検討し、準備する | |
第22週 | 事前学習(予習) | 準備の確認 |
授業 | 子育て支援活動(子どもミュージアム) | |
事後学習(復習) | 片付け、活動内容の整理を行う、振り返りのレポートを提出する | |
第23週 | 事前学習(予習) | 振り返りのレポートを提出する |
授業 | 子育て支援活動(子どもミュージアム) ― ふりかえり | |
事後学習(復習) | 議論をもとに、報告を作成・提出する、自己評価 | |
第24週 | 事前学習(予習) | 資料収集を行ない、よく読む |
授業 | 卒業論文作成にむけて(1) ― 個別課題についての資料収集 | |
事後学習(復習) | 議論をもとに、さらに資料収集を行い、文献一覧を作成して提出する | |
第25週 | 事前学習(予習) | 資料収集をもとに、報告原稿を作成・提出する、自己評価 |
授業 | 卒業論文作成にむけて(2) ― 個別課題についての予備報告(PPT)の作成 | |
事後学習(復習) | 議論をもとに報告資料を修正する、自己評価 | |
第26週 | 事前学習(予習) | 報告資料を作成・提出する |
授業 | 卒業論文作成にむけて(3) ― 個別課題についての予備報告の発表・相互評価 | |
事後学習(復習) | 議論をもとに報告資料を修正する、自己評価 | |
第27週 | 事前学習(予習) | 報告資料を作成・提出する |
授業 | 卒業論文作成にむけて(4) ― 個別課題についての予備報告の発表・相互評価 | |
事後学習(復習) | 議論をもとに報告資料を修正する、自己評価 | |
第28週 | 事前学習(予習) | 報告資料を作成・提出する |
授業 | 卒業論文作成にむけて(5) ― 個別課題についての検討・相互評価、今後の進め方について協議する | |
事後学習(復習) | 議論をもとに報告資料を修正する、自己評価 | |
第29週 | 事前学習(予習) | 報告資料を作成・提出する |
授業 | 卒業論文作成にむけて(6) ― 個別課題についての研究計画の作成・相互評価 | |
事後学習(復習) | 議論をもとに報告資料を修正する、自己評価 | |
第30週 | 事前学習(予習) | 自己評価の集計、報告資料を作成・提出する |
授業 | まとめとふりかえり(相互評価・自己評価)、卒業論文作成に向けての確認事項 | |
事後学習(復習) | 議論をもとに卒論作成に向けた学習計画を作る、総括自己評価を提出する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 本演習は4年次開講「卒業研究」の基礎的演習である。本授業の一環として、西九州大学子ども研究ネットワーク主催事業「子どもミュージアム」に参加する。 自主的な学習の態度、問題探究・問題解決の技能の獲得が求められる。したがって、授業の運営は、基本的に、受講者と授業者で協力して行う。学習のPDCAサイクルを重視し、学習内容の決定・学習計画の作成は、受講者と授業者で協力して行い、継続的に見直しながら学習を進める。授業では、相互評価と自己評価を重視する。 |