科目名 | こころとからだのしくみB |
ナンバリング | LW_C2_06 |
担当者 | 眞田 英進 |
開設学科 専攻・コース |
生活福祉学科 |
分類 | 専門教育科目 必修科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 後期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
本授業は、介護業務に関連する知識・技能について解説し専門的介護職業人としての力量向上をねらう。内容として、こころと身体の関係性、こころと身体感覚障害、知的障害の心理・行動、脳機能障害と心理・行動傾向などについて言及する。また、障害者の早期から成人段階期にわたる望ましい介護支援のあり方にも言及する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
・こころとからだのしくみを学ぶことにより、介護を必要とする対象を全人的に受容し理解することができる。 ・こころとからだのしくみを知り、要介護者(障害者等)の生活支援技術の知識や方法・技能を修得できる。 ・こころとからだのしくみを学び、要介護者の心理や障害をアセスメントでき、的確な支援計画が立案できる。 ・こころとからだの障害状態に関する知識を学習することにより、職場で臨機応変に支援対象者に対応できる。 ・こころとからだのしくみを学ぶことにより、利用者自身の潜在力を顕在化させる生活支援知識を修得できる。 ・こころとからだのしくみを学ぶことにより、利用者に関する情報を分析・総合して介護過程を説明できる。 ・こころとからだのしくみを学ぶことにより、医療的ケアに関する知識や対応支援方法を確実に修得できる。 ・ここととからだのしくみを学ぶことにより、他職種とのチームに関与し相互連携して効率的な仕事ができる。 |
学習方法 | 講義を中心とする。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキストは特に指定しない。参考書等は適宜紹介する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 20 | 5 | 5 | 10 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | ||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 60 | ||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | |||||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | こころとからだにはどんな関係があるか調べる |
授業 | こころとからだの関係における密接性 | |
事後学習(復習) | 心身の密接な相関関係について多面的に理解する | |
第2週 | 事前学習(予習) | 健康・病、健常・障害の用語を調べる |
授業 | こころとからだにおける健康の意味(障害概念との関連) | |
事後学習(復習) | 健康概念なかで障害定義の内容を理解する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 視感覚器官を調べる |
授業 | こころとからだ(特に、視感覚・知覚器官)について | |
事後学習(復習) | 視感覚・知覚器官の障害と心理を理解する | |
第4週 | 事前学習(予習) | 聴感覚・知覚器官を調べる |
授業 | こころとからだ(特に、聴感覚・知覚器官)について | |
事後学習(復習) | 聴感覚・知覚器官の障害と心理を理解する | |
第5週 | 事前学習(予習) | 言語発声関係器官を調べる |
授業 | こころとからだ(特に、言語発声器官)について | |
事後学習(復習) | 言語発声器官の障害と心理を理解する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 知的障害の用語を調べる |
授業 | こころとからだ(特に、知的障害の理解)について | |
事後学習(復習) | 知的障害の程度・困難性や心理・行動傾向を理解する | |
第7週 | 事前学習(予習) | 染色的について調べる |
授業 | 染色体異常の理解と介護的支援について | |
事後学習(復習) | 特にダウン症に関する知識や対処原則を認識する | |
第8週 | 事前学習(予習) | 子どもの発達早期段階について調べる |
授業 | 基本的生活能力(食事・排泄・着脱衣)向上支援について | |
事後学習(復習) | 基本的生活能力の発達遅滞傾向を理解し、対応原則を認識する | |
第9週 | 事前学習(予習) | 障害児の保護者の立場から心理を推察してみる |
授業 | 障害児の保護者の心理理解と支援について | |
事後学習(復習) | 障害児の保護者の一般的心理を理解し、対応原則を認識する | |
第10週 | 事前学習(予習) | 大脳皮質の構造について調べる |
授業 | 脳障害者の心理・行動特徴理解と支援について | |
事後学習(復習) | 脳障害による特徴的な心理・行動困難傾向を理解し、対応原則を認識する | |
第11週 | 事前学習(予習) | 記憶の仕組みを調べる |
授業 | 脳障害児(者)の記憶構造・機能の心理的理解について | |
事後学習(復習) | 脳障害による記憶機能の困難を理解し、対応原則を認識する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 脳における対人知覚のプロセスを調べる |
授業 | 脳障害児(者)の対人・社会性関係における困難の理解について | |
事後学習(復習) | 脳障害による対人・社会性の困難特徴を理解し、対応原則を認識する | |
第13週 | 事前学習(予習) | LDやADHDについて調べる |
授業 | 軽度発達障害児(者)の心理・行動傾向の理解について | |
事後学習(復習) | 軽度発達障害に伴う心理・行動面の困難傾向を認識する | |
第14週 | 事前学習(予習) | LDやADHDの心理・行動面の困難傾向を整理・再検討する。 |
授業 | 軽度発達障害児(者)の困難特徴に対応する支援について | |
事後学習(復習) | 軽度発達障害に伴う心理・行動面の困難を理解し、対応原則を認識する | |
第15週 | 事前学習(予習) | 身体虚弱の疾患を調べる |
授業 | 身体病弱児(者)の心理的理解と対応する支援について | |
事後学習(復習) | 身体虚弱児(者)の心理を理解し、対応原則を認識する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 講義中に多くの専門的用語が解説されます。板書された事項・用語等について完全消化(理解)に努めることを期待します。 |