| 科目名 | 特別研究 |
| ナンバリング | MND301 |
| 担当者 | 岡﨑 美智子 |
| 開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 看護学専攻(修士課程) |
| 分類 | 必修科目 研究演習 |
| 関連する 資格・免許 |
| 開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
| 神埼 | 1年 | 通年 | 8単位 | 必修 |
| 授業の概要 及びねらい |
修士論文作成に向けた指導を行う。基盤看護学に関するこれまでの看護実践及び看護教育の実践の中から気がかりな課題について文献検索しクリティ－クを基に、明らかにし、その現象の分析を行う。関心あるテ－マを焦点づけ、プレゼンテ－ションと討議を通して研究課題を明確にする。さらにフィ－ルドワ－ク等の実践活動を行い、研究課題をさらに明確にし、社会情勢なども含めた背景を関連する様々な理論や概念を用いながら深く思索し、研究の方向性や方法、研究倫理、デ-タの解析方法等について討議することで、研究の基本的なプロセスを学修し、研究できる能力を養う。 |
| 実務経験に 関連する 授業内容 |
大学院研究科において看護学専攻の修士課程の指導実績を17年間有し、修士論文の輩出に貢献してきた。また、看護系学会の学術論文の投稿及び査読委員の実績を持っているため、それらの内容を研究指導に反映させる。中でも、修士課程では、質的研究に関する指導に力点を置く。 |
| 授業の 到達目標 |
1. 先行研究の収集及び研究論文のレビュ－などのリサ－チを行い、研究課題を明らかにする。2. 研究課題にふさわしい研究方法論を構築することができる。３. 修士論文に向けての研究計画書の作成ができる。４．研究計画に基づき調査の実施、得られたデータの分析を行いながら結果をまとめ考察ができる。５．研究科での報告会や学会発表を通して課題を明確にすることができる。６．研究結果を修士論文としてまとめることができる。 |
| 学習方法 | 受講者の課題報告と教員による指導を行う。必要に応じて他の教員からの研究指導も受ける。 |
| テキスト及び 参考書籍 |
バ－ンズ＆グロ－ブ著,黒田裕子他監訳『看護研究入門』, Ｄ.F.ポ－トリット＆Ｃ.T.ベック著,近藤潤子監訳『看護研究 原理と方法』 |
| 到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
| 汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
| 態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
| 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
| 比率 | 10 | 10 | 10 | 5 | 10 | 5 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||
| 評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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| 定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
| 小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
| 宿題・授業外レポート | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
| 授業態度 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
| 受講者の発表 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
| 授業の参加度 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
| その他 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 80 | ||||||||||||||||
| 修士論文を作成できる | |||||||||||||||||||||||||
| 合計 | 100 | ||||||||||||||||||||||||
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
| 授業計画（学習内容・キーワードのスケジュール） | ||
| 第１週 | 事前学習(予習) | 関心のある研究課題に関して文献・資料・デ－タを収集し、まとめておく |
| 授業 | 授業の流れと課題の到達目標の確認・履修計画の指導を行う | |
| 事後学習(復習) | 課題についてのまとめを行う。研究指導教員届（4月）の記載・提出を行う | |
| 第２週 | 事前学習(予習) | 関心のある研究課題に関する文献・資料・デ－タを収集し、考えをまとめておく |
| 授業 | 受講者の関心や疑問を明確な問いや仮説を掘り下げ吟味・検討する | |
| 事後学習(復習) | 授業の振り返り、まとめを行い、自分の研究課題を考える | |
| 第３週 | 事前学習(予習) | 自分の関心のある研究課題に関する文献・資料・デ－タを収集し発表準備をする |
| 授業 | 受講者の関心や疑問を明確な問いや仮説を掘り下げ吟味・検討する | |
| 事後学習(復習) | 授業の振り返り、まとめを行う | |
| 第４週 | 事前学習(予習) | テキスト『看護研究入門』第1章・第2章 P2-P32を通読する |
| 授業 | 看護研究入門について、院生の疑問点について概説する | |
| 事後学習(復習) | 授業の振り返りを行い、先行研究の整理を行う | |
| 第５週 | 事前学習(予習) | テキスト『看護研究入門』第1章・第2章 P2-P32を要約する |
| 授業 | 研究課題について関連ある論文の文献検索について、概説する | |
| 事後学習(復習) | 授業の振り返りをまとめ、研究課題の整理を行う | |
| 第６週 | 事前学習(予習) | テキスト『看護研究入門』第1章・第2章 P2-P32の内容を要約しておく |
| 授業 | 要約した内容について、教員と意見交換をする | |
| 事後学習(復習) | 授業の振り返りまとめ、プレゼンテ－ションの整理を行う | |
| 第７週 | 事前学習(予習) | テキスト『看護研究入門』第3章・第4章 P33-P66を通読する |
| 授業 | 受講者の先行研究のレビュ―とその報告に対する指導を行う | |
| 事後学習(復習) | 授業の振り返り用語の整理を行う | |
| 第８週 | 事前学習(予習) | 構想のプレゼンテーションに向けての原稿整理をして発表できるようにまとめておく |
| 授業 | 構想のプレゼンテーションに向けての検討する | |
| 事後学習(復習) | 授業の振り返りとまとめを行う | |
| 第９週 | 事前学習(予習) | 構想のプレゼンテーションに向けての原稿整理をして発表できるようにまとめておく |
| 授業 | 構想のプレゼンテーションに向けての検討する | |
| 事後学習(復習) | 授業の振り返り、まとめ、研究方法の整理を行う | |
| 第１０週 | 事前学習(予習) | テキスト『看護研究入門』第5章・第6章 P68-P105を要約する |
| 授業 | 量的研究及び質的研究のプロセスについて議論しながら理解を深める | |
| 事後学習(復習) | 授業の振り返り、研究課題と研究方法の整合性を検討する | |
| 第１１週 | 事前学習(予習) | テキスト『看護研究入門』第5章・第6章 P68-P105を要約する |
| 授業 | 量的研究及び質的研究のプロセスについて理解を深め、研究方法を検討する | |
| 事後学習(復習) | 授業の振り返り、まとめ、研究方法と研究課題の整合性を図る | |
| 第１２週 | 事前学習(予習) | 取り組む研究課題のテーマ・研究の目的・意義、研究方法をまとめる |
| 授業 | 研究テーマを決定し、目的・意義、研究方法の再検討を行う | |
| 事後学習(復習) | 授業の振り返り、まとめ・整理をする | |
| 第１３週 | 事前学習(予習) | デ-タを整理しまとめておく |
| 授業 | デ-タ分析の報告と統計処理のついての検討する | |
| 事後学習(復習) | 指摘されたことの整理と修正 する | |
| 第１４週 | 事前学習(予習) | デ-タを整理しまとめておく |
| 授業 | デ-タ分析の報告と統計処理のついての検討する | |
| 事後学習(復習) | 指導されたことをまとめ、研究全体の構想を考える | |
| 第１５週 | 事前学習(予習) | 研究論文全体の構想図を考えまとめておく |
| 授業 | 研究論文全体の構想図の検討を議論しながら理解を深める | |
| 事後学習(復習) | 指導されたことをまとめ、研究全体の構想を整理する | |
| 第１６週 | 事前学習(予習) | 研究計画書を作成し発表できるようにまとめておく |
| 授業 | 研究計画書に関して教員及び受講者間の議論を行う 指導されたことを整理し、まとめておく | |
| 事後学習(復習) | 指導されたことを整理し、まとめておく | |
| 第１７週 | 事前学習(予習) | 研究計画を提出できるようにまとめる |
| 授業 | 研究計画書に関して教員および院生間の議論をする | |
| 事後学習(復習) | 指摘されたことの整理を行い、研究計画書の修正を行う | |
| 第１８週 | 事前学習(予習) | 研究計画書を提出できる資料として作成する |
| 授業 | 研究計画書について、教員及び院生間の意見交換を行う | |
| 事後学習(復習) | 指摘されたことを整理し、研究計画書の再修正を行う | |
| 第１９週 | 事前学習(予習) | 修士論文題目届提出に向けての書類をまとめておく |
| 授業 | 修士論文題目届提出に向けて指導を行なう | |
| 事後学習(復習) | 指摘されたことの整理と修正を行い、修士論文題目届の提出（9月末）をする | |
| 第２０週 | 事前学習(予習) | 自らの研究課題に関する文献レビューについて検討する |
| 授業 | 自らの研究課題に関する文献レビューの結果を提出し、助言を受ける | |
| 事後学習(復習) | 指摘されたことの整理と修正を行う。 | |
| 第２１週 | 事前学習(予習) | 自らの研究課題に関する先行研究の整理を行い、文献リストを作成する |
| 授業 | 自らの研究課題に関する文献リストについて助言を受ける | |
| 事後学習(復習) | 指摘されたことの整理と修正を行い、文献リストを完成させる | |
| 第２２週 | 事前学習(予習) | 研究倫理委員会申請書類を作成し、発表できるようにまとめておく |
| 授業 | 院生の倫理審査委員会申請書類について助言する | |
| 事後学習(復習) | 助言を受けて、指摘されたことの整理と修正を行う | |
| 第２３週 | 事前学習(予習) | 研究倫理委員会申請書類の再修正を行う |
| 授業 | 院生の研究倫理委員会申請書類について、検討する | |
| 事後学習(復習) | 検討結果を受けて、指摘されたことの整理と再修正を行う | |
| 第２４週 | 事前学習(予習) | 第1回中間発表会（11月）に向けての原稿整理をし、発表の準備をする |
| 授業 | 第1回中間発表会（11月）に向けての全体的な準備についての確認・指導を行う | |
| 事後学習(復習) | 指摘されたことの整理と修正を行う | |
| 第２５週 | 事前学習(予習) | 第1回中間発表会（11月）に向けての教員の助言を受けて、発表のまとめをする |
| 授業 | 第1回中間発表会（11月）に向けての全体的な準備についての確認・指導を行う | |
| 事後学習(復習) | 指摘されたことの整理と再修正を行う | |
| 第２６週 | 事前学習(予習) | 第1回中間発表会（11月）に向けての原稿整理をし、発表準備をする |
| 授業 | 第1回中間発表会（11月）に向けて、最終確認と指導を行う | |
| 事後学習(復習) | 指摘されたことの整理と提出のための最終修正を行う | |
| 第２７週 | 事前学習(予習) | 11月の発表後の指導された内容に関するまとめを行う |
| 授業 | 第1回中間発表会（11月）後、課題に関する検討を行う | |
| 事後学習(復習) | 11月の発表後の指摘されたことについて、修正を行う | |
| 第２８週 | 事前学習(予習) | 自らの研究方法について整理し発表できるようにまとめる |
| 授業 | フィ-ルドワ-クと連携して、デ-タ収集とその整理の仕方について理解する | |
| 事後学習(復習) | 研究方法とフィ－ルドワ－クについてまとめる | |
| 第２９週 | 事前学習(予習) | デ－タ収集について、発表できるようにまとめておく |
| 授業 | 研究計画にそったフィ-ルドワ-クと、デ-タ収集及び整理の仕方について理解する | |
| 事後学習(復習) | 指摘されたことを整理し、フィ－ルドワ－ク、データ収集方法の修正をする | |
| 第３０週 | 事前学習(予習) | デ－タ収集について、発表できるようにまとめておく |
| 授業 | フィ-ルドワ-クの研究方法について、研究計画書との適合性を助言する | |
| 事後学習(復習) | 指摘されたことの整理と修正を行い、研究計画書を洗練させる | |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題（試験やレポート等）に対するフィードバックを行います。
| 備考 | 1年次30コマ、2年次30コマ、合計60コマの講義を行う。受講に関しては、入念な準備をして授業に臨み、積極的・主体的に議論ができるようにして、学びを深めてほしい。 |