科目名 | 看護教育方法特論 |
ナンバリング | MNA106 |
担当者 |
岡﨑 美智子
鷹居 樹八子 北原 悦子 木室 ゆかり |
開設学科 専攻・コース |
生活支援科学研究科 看護学専攻(修士課程) |
分類 | 選択科目 基礎分野 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 1年 | 後期 | 2単位 | 選択 |
授業の概要 及びねらい |
看護教育は、基礎教育および継続教育の全般を含む概念である。看護教育課程・看護教育方法の理論を踏まえて、経験した看護教育を振り返り課題を明らかにする。その課題解決のために教育理念、3ポリシー、教育評価の視点を理解し、教育目的・目標、教育内容の精選を行い、授業設計の能力を養う。看護教育における講義・演習・実習の重要性を認識し、フィ-ルドワ-クを通して自己の課題を振り返り、考察する。さらに、大学、臨地実習でのフィールドワークを通して、学習指導案を立案し教育実践能力を養うとともに、看護の学びをはぐくむための指導のあり方を検討し、看護教育者としての資質、能力、看護教育観を培う。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
本科目を担当する教授3名は、看護基礎教育の現場で専門学校(3年課程・2年課程)・大学教育及び継続教育(認定看護師コース・専門看護師コース・新人看護師等の研修会講師)などの教授を担当してきた教授により、以下の演習の指導を行う。 |
授業の 到達目標 |
①アクティブラ-ニングについて理解する。 ②教育理念・看護教育課程と関連した授業設計ができる。 ③コアカリキュラムを理解し、看護技術の到達度を考察する。 ④対象者の特性や教育内容にあった教材を精選し、教育方法及び評価ができる。 ⑤フィールドワークを通して、教育方法を振り返る。 ⑥ICT教育の理解を深め、シナリオを作成する。 |
学習方法 | 講義(20%)及びグル-プ討議への参加(30%)、プレゼンテ-ション(30%)及びレポ-ト作成(20%)、 |
テキスト及び 参考書籍 |
舟島なおみ編:看護学教育に蹴る授業展開―質の高い講義・演習・実習の実現に向けて,医学書院 佐藤みつ子・宇佐美千恵子他:「看護教育における授業設計第2版,医学書院 他 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 5 | 100 | ||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ○ | 15 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 35 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 授業テーマにおける関連文献や資料を調べる |
授業 | この授業のガイダンスを行い、アクティブラ-ニングとしてPBLについて講義をする(岡﨑) | |
事後学習(復習) | オリエンテ-ションを聴き、この授業の取り組み方を考え学修計画を立てる | |
第2週 | 事前学習(予習) | 授業テーマにおける文献を調べる |
授業 | 「看護教育特論」をフィ-ドバックし、看護教育の課題について意見交換する(岡﨑・鷹居・木室) | |
事後学習(復習) | 学習内容を振り返り学びを整理できる | |
第3週 | 事前学習(予習) | 授業テーマにおける関連資料を調べる |
授業 | 「看護教育特論」をフィ-ドバックし、看護教育の課題について意見交換する(岡﨑・鷹居・木室) | |
事後学習(復習) | 学習内容を振り返り資料の修正ができる | |
第4週 | 事前学習(予習) | 授業テーマにおける関連文献や資料を調べる レポ-トを作成する |
授業 | 看護教育コアカリキュラムについて看護技術の到達度について意見交換する(鷹居・木室・岡崎) | |
事後学習(復習) | 学習内容を振り返りコアカリキュラムの学びを整理できる | |
第5週 | 事前学習(予習) | 授業テーマにおける資料を収集する レポ-トを作成する |
授業 | 授業設計を作成できる(木室) | |
事後学習(復習) | 授業設計の作成を振り返り資料の修正ができる | |
第6週 | 事前学習(予習) | 授業テーマにおける課題を明確にする レポ-トを作成する |
授業 | 授業設計を作成し、意見交換ができる(木室) | |
事後学習(復習) | 意見交換の内容を振り返り、自分の考えをまとめることができる | |
第7週 | 事前学習(予習) | 授業テーマにおける課題を追求し経験と合わせて整理する レポ-トを作成する |
授業 | 授業設計にかかわるフィールドワークを行うことができる(木室) | |
事後学習(復習) | フィールドワーク内容を整理できる | |
第8週 | 事前学習(予習) | フィールドワークから授業設計(講義)について整理できる |
授業 | フィールドワークから、授業設計(講義)に関する考えを整理し発表できる(木室) | |
事後学習(復習) | 学習内容を振り返り資料の修正ができる | |
第9週 | 事前学習(予習) | フィールドワークから授業設計(演習)について整理できる |
授業 | フィールドワークから、授業設計(演習)に関する考えを整理し発表できる(木室) | |
事後学習(復習) | 学習内容を振り返り資料の修正ができる | |
第10週 | 事前学習(予習) | 演習に関する学習指導案の構想を考える |
授業 | 講義に関する授業指導案について意見交換ができる(鷹居) | |
事後学習(復習) | 学習内容を振り返り資料の修正ができる | |
第11週 | 事前学習(予習) | 演習に関する学習指導計画を作成する |
授業 | 演習に関する授業指導案について意見交換ができる(鷹居) | |
事後学習(復習) | 学習内容を振り返り資料の修正ができる | |
第12週 | 事前学習(予習) | ICT教育を利用した演習に参加し、その学びを整理する |
授業 | ICT教育を活用した授業案を検討できる(鷹居) | |
事後学習(復習) | 学習内容を振り返り資料の修正ができる | |
第13週 | 事前学習(予習) | ICT教育のテーマにおける関連文献や資料を調べ、レポートを作成する 授業テーマにおける関連文献や資料を調べ、レポートを作成する |
授業 | 実習指導案を作成し、意見交換ができる(鷹居) | |
事後学習(復習) | 学習内容を振り返り資料の修正ができる | |
第14週 | 事前学習(予習) | 今までに経験した実習での学びを整理し、実習における指導のあり方をまとめる |
授業 | 実習における学びをはぐくむための学生への指導を検討できる(鷹居) | |
事後学習(復習) | 学習内容を振り返り資料の修正ができる | |
第15週 | 事前学習(予習) | この授業での学びを整理し、各自の研究課題に関連させてレポートを作成する |
授業 | 主体的学修を促進する教員のかかわりについて意見交換ができる (岡崎) | |
事後学習(復習) | この授業内容を振り返り資料の修正ができる |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・看護基礎教育課程で教授する看護技術について、理解を深めるとともに、その到達度について文献を通して理解する ・文献上の理解と、これまで看護教育の場で実践してきた学生の到達度の矛盾点を明らかにするとともに、その要因を探る ・受講者と教員の意見交換が自由にできる雰囲気づくりをしながら、看護教育の場に学びがフィ-ドバックできるようにする ・最終成績評価は、レポ-ト課題の提出を課すが、授業中の発言及び課題発表を加味する |