科目名 | 応用生活支援技術Ⅳ(認知症) |
ナンバリング | SW_E3_05 |
担当者 | 加藤 稔子 |
開設学科 専攻・コース |
社会福祉学科 介護福祉コース |
分類 | 専門教育科目 学科専門科目 |
関連する 資格・免許 |
介護福祉士国家試験受験資格 介護福祉士国家試験受験資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
神埼 | 3年 | 後期 | 1単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
認知症のある人が、その人らしく、尊厳を持ち地域での生活を継続していくための具体的な支援方法の習得を目指して、認知症による不安や苦痛の軽減を目指した、日常生活場面における環境整備の方法について、事例検討やロールプレイを取り入れながら授業を行う。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
介護福祉士として、認知症の方への支援に関する実務経験を生かして、認知症の生活困難、支援方法について解説・演習を展開する。とくにADL動作の基本的な構造、要介護者の困難について説明し、環境整備、安全面に配慮した介護方法について、体験的に学習できる演習を計画する |
授業の 到達目標 |
1)認知症の方の生活困難について説明できる 2)認知症の方を理解するためのアプローチ方法を理解する 3)認知症の方のコミュニケーションの困難と支援方法について実践できる 4)認知症の方のアクティビティについて実践することができる 5)食事、排泄、身支度、入浴の困難に応じた支援について実施できる |
学習方法 | ある課題について調査した結果を個人やグループで発表させる授業、ある体験を課し、その中で感じたことをもとに議論したり、発表させる授業、学期途中で課題をだし、レポートを纏めることによって能動的な学修を喚起する授業、既修事項をもとにした能動的な活動を行う授業 |
テキスト及び 参考書籍 |
必要に応じて配布、指示します 参考書籍:中央法規出版「認知症の理解」 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 20 | 100 | ||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
||||||||||||||||||||||||
定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ◎ | 70 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ◎ | ○ | ○ | 30 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | ◎ | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 認知症の理解Ⅰ・Ⅱにおける学びを再確認しておくこと |
授業 | オリエンテーション、これまでの認知症の人との関わり | |
事後学習(復習) | 他者の報告を踏まえて認知症の方との関わり、支援方法について考える | |
第2週 | 事前学習(予習) | 認知症の理解Ⅰ・Ⅱにおける学びを再確認しておくこと |
授業 | 認知症ケアにおける基本的視点、認知症支援におけるSDGsの取り組み | |
事後学習(復習) | 授業の内容およびテキスト、配布資料を使って要点を整理する | |
第3週 | 事前学習(予習) | 前回の資料を熟読しておくこと |
授業 | 認知症の方とのコミュニケーション | |
事後学習(復習) | 授業で配布された資料を基にレポートを作成する | |
第4週 | 事前学習(予習) | レポートの見直し |
授業 | 当事者の声から認知症を理解する①各自で考える | |
事後学習(復習) | 授業の内容およびテキスト、配布資料を使って要点を整理する | |
第5週 | 事前学習(予習) | 報告の準備を行う |
授業 | 当事者の声から認知症を理解する②報告 | |
事後学習(復習) | 他者の意見、教員からのフィードバックをふまえて課題を整理する | |
第6週 | 事前学習(予習) | 認知症の理解Ⅱのテキストから「様々なアプローチ」を読んでおく |
授業 | 認知症の人への様々なアプローチ | |
事後学習(復習) | 配布された資料・授業ノートを整理しておく | |
第7週 | 事前学習(予習) | 実習等で体験したアクティビティについて振り返っておく |
授業 | 生活におけるアクティビティの支援の意義と方法 | |
事後学習(復習) | 配布された資料・授業ノートを整理しておく | |
第8週 | 事前学習(予習) | アクティビティ支援の準備 |
授業 | アクティビティ支援の実際① 計画立案 | |
事後学習(復習) | 授業での説明をふまえ支援計画を立てる | |
第9週 | 事前学習(予習) | 実践に向けた準備(物品、資料など)を行う |
授業 | アクティビティ支援の実際② 実践 | |
事後学習(復習) | 実践を通して明らかになった課題を整理しておく | |
第10週 | 事前学習(予習) | 計画から実践の際に準備した資料を整理しておく |
授業 | アクティビティ支援の実際③ 評価 | |
事後学習(復習) | フィードバックをふまえ、課題の確認を行う | |
第11週 | 事前学習(予習) | 自分の取り組み、他者の実践通してアクティビティ支援のポイントを整理しておく |
授業 | アクティビティ支援の実際④ まとめ | |
事後学習(復習) | 授業の内容およびテキスト、配布資料を使って要点を整理する | |
第12週 | 事前学習(予習) | 生活支援技術関連のテキストの振り返り(食事、入浴、排せつ、移動等の支援のポイント) |
授業 | 認知症の方のADL困難の特徴と支援 | |
事後学習(復習) | 授業の内容およびテキスト、配布資料を使って要点を整理する | |
第13週 | 事前学習(予習) | 食事支援のポイント |
授業 | 自立に向けたADL支援の実際①‐食事の支援‐ | |
事後学習(復習) | 授業の内容およびテキスト、配布資料を使って要点を整理する | |
第14週 | 事前学習(予習) | 着脱・排せつ場面等における生活支援のポイント |
授業 | 自立に向けたADL支援の実際②‐着脱・排泄の支援‐ | |
事後学習(復習) | 授業の内容およびテキスト、配布資料を使って要点を整理する | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの授業内容、配布資料等および配布資料を用いて学びを整理すること |
授業 | まとめ-認知症の方に対する生活支援- | |
事後学習(復習) | 授業の内容およびテキスト、配布資料を使って要点を整理する |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 〇一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 〇課題(試験やレポート等)に対するフィードバックはレポート返却時や発表の際のフィードバックを通じて実施します。 〇可能ならば地域活動(認知症カフェなど)へ参加します。 |