科目名 | カウンセリング基礎演習 |
ナンバリング | PC_B4_01 |
担当者 |
利光 恵
村岡 淑恵 松本 麻希 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基礎科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 1年 | 通年 | 1単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
カウンセリングを学ぶうえで、自己理解、他者理解、対人関係理解を深めることは重要である。この演習では、臨床心理士・公認心理師として心理支援に携わる担当者が、その経験をもとに、心理テストやグループワークを実際に行う。その中で、受講生が自分自身をより客観的に捉える視点を習得し、自己理解の深化を促す。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
福祉・教育・医療などの領域において、臨床心理士(10年以上)・公認心理師(5年以上)としての経験に基づき、カウンセリングを学ぶうえで重要な自己理解を深めることを中心とし、他者理解や対人関係へ理解につなげる等、カウンセリングの基礎的なスキルを習得する科目である。 |
授業の 到達目標 |
1.自分自身のさまざまな側面に対する理解を深めることに関心が持てる。 2.ワークシートのデータを客観的な指標に基づき適切に分析することができる。 3.性格検査の結果に自分自身がどう反映しているかについて関心をもてる。 4.自己理解のあり様を適切に文章面で表現できる。 5.グループのなかで、他者の意見を聴き、自分の意見を適切に表現できる。 6.心理学の理論を自己理解に関連づけて考えることができる。 7.家族、学校、地域など自分をとりまく環境と自分との関連を考えることができる。 8.言語的・非言語的コミュニケーションの重要性について理解できる。 |
学習方法 | ワークシートの使用。グループワークを通したアクティブラーニングによる実習、討議、発表。 ※新型コロナウイルス感染拡大状況により、授業の一部または全部を遠隔授業(Teams等)に切り替える場合があります。 |
テキスト及び 参考書籍 |
テキスト:「これからを生きる心理学」川瀬正裕・松本真理子・丹治光浩 ナカニシヤ書店 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 5 | 5 | 10 | 10 | 20 | 20 | 20 | 100 | ||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | 70 | |||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||
授業の参加度 | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを読んでおく |
授業 | ●オリエンテーション(授業概要説明、教員紹介) | |
事後学習(復習) | 教科書の目次や索引に目を通しておく | |
第2週 | 事前学習(予習) | ストレスマネジメントについて調べておく |
授業 | ●ストレスマネジメントについて | |
事後学習(復習) | ストレスマネジメントを振り返り、感想をまとめる | |
第3週 | 事前学習(予習) | 言語的コミュニケーションに関して調べておく |
授業 | ●言語的コミュニケーション | |
事後学習(復習) | 授業の実施内容を振り返りレポートにまとめる | |
第4週 | 事前学習(予習) | 非言語的コミュニケーションについて調べておく |
授業 | ●非言語的コミュニケーション | |
事後学習(復習) | 授業の実施内容を振り返りレポートにまとめる | |
第5週 | 事前学習(予習) | 教科書を読んでおく(p8~16) |
授業 | ●性格面から自己を知る: エゴグラムを通して(p21~28) | |
事後学習(復習) | エゴグラム結果に関するレポート作成 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 改めて教科書を読んでおく(p8~16) |
授業 | ●性格面から自己を知る: TSTを通して(p17~20) | |
事後学習(復習) | TST結果に関するレポート作成 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 前半に書いたレポートを振り返っておく |
授業 | ●前半の振り返り | |
事後学習(復習) | レポートを振り返り、まとめる | |
第8週 | 事前学習(予習) | |
授業 | ●後期ガイダンス(授業概要説明) | |
事後学習(復習) | 教科書の「メンタルヘルスのページ」や「トピックス」に目を通す | |
第9週 | 事前学習(予習) | 教科書p45~50を読んでおく |
授業 | ●発達的側面から自己を知る①:自我同一性尺度を通して(p51~55) | |
事後学習(復習) | 自我同一性尺度測定の結果をまとめ、レポートを書く | |
第10週 | 事前学習(予習) | 教科書p64~67を読んでおく |
授業 | ●発達的側面から自己を知る②:内的作業モデル尺度を通して(p68~69) | |
事後学習(復習) | 内的作業モデル尺度の結果をまとめ、レポートを書く | |
第11週 | 事前学習(予習) | リフレーミングについて調べておく |
授業 | ●自己理解、他者理解を深めるグループワーク実習③:リフレーミングを通した実習 | |
事後学習(復習) | リフレーミングの体験についてレポート作成 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 教科書p72~73、p80~81を読んでおく |
授業 | ●自分の対人関係を理解する:基本的対人態度測定インベントリーを通して(p82~86) | |
事後学習(復習) | インベントリ―の測定結果をまとめてレポートを書く | |
第13週 | 事前学習(予習) | 教科書p87~90を読んでおく |
授業 | ●他者との関わり方から自己を理解する①:社会的スキル評価を通して | |
事後学習(復習) | 社会的スキル評価の結果をレポートにまとめる | |
第14週 | 事前学習(予習) | 傾聴とは何かをしらべておく |
授業 | ●他者とのかかわり方から自己を理解する②:傾聴体験を通して | |
事後学習(復習) | 傾聴体験のグループワークを通して気が付いた点をレポートにまとめる | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの授業で書いたレポートを振り返っておく |
授業 | ●授業全体の振り返り | |
事後学習(復習) | レポートを振り返り、まとめる |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※ この授業の実施日程については、掲示版を確認すること。 ※ 一週間の中で、次のとおり事前・事後学習の時間(自習時間)を確保すること。 講義1単位につき2時間、演習1単位につき1時間。 ※ 課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。 ※ 本演習は、持続可能を目指す社会に生きる「人間」を理解するための枠組みについて、自分を通して把握することにもなると考えられる。 |