科目名 | 障害児保育 |
ナンバリング | |
担当者 | 中村 理美 |
開設学科 専攻・コース |
子ども学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目 |
関連する 資格・免許 |
保育士資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
障害児保育を支える理念や歴史的変遷、障害児保育に関する多様な現状と課題について概説する。また、障害のある子どもたちへの理解と支援方法について学び、障害の有無に関わらず、共に育つ保育について考え、具体的な保育の実践に資することを目的とする。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
特別支援学校教員及び発達障害児への相談・指導実践を行っている実務経験を踏まえ、具体的な支援内容や指導方法を取り扱う。 |
授業の 到達目標 |
保育所や幼稚園には、何らかの障害があったり、その他の理由で特別な支援を必要とする子どもが在籍している。この授業では、障害のある子どもや特別な支援を必要とする子どもへの理解や支援の方法について学ぶとともに、障害の有無に関わらずどの子も「共に育つ」保育について考える。また、障害のある子どもの保育計画を作成し、個別支援及び他の子どもとの係わり合いの中で育ち合う実践について理解を深め、障害のある子どもの保育に関わる保健・医療・福祉・教育等の現状と課題について理解することを目標とする。 |
学習方法 | 授業は講義、演習、ディスカッションを中心とする。視聴覚教材を基に学習する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
「障害のある子どもの保育・教育-心に寄り添う援助を目指して-」小竹利夫・芳野正昭・矢野洋子・猪野善弘編著,建帛社,2020. |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 20 | 10 | 10 | 20 | 10 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | |||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ◎ | ○ | 25 | |||||||||||||||||||||
小テスト等 | ○ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ○ | ○ | 60 | ||||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | 5 | |||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスを確認し、授業展開について理解しておく。 |
授業 | オリエンテーション、障害児保育とは | |
事後学習(復習) | 配布資料を確認して要点をまとめ、授業内容・疑問点を整理する。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。障害児保育の歴史的変遷について調べる。 |
授業 | 障害児保育の歴史的変遷 | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、障害児保育の歴史的変遷について要点をまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。子どもの発達について調べる。 |
授業 | 子どもの発達と障害児保育の基本的理解 | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、子どもの発達について要点をまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。知的発達障害について調べる。 |
授業 | 障害の理解と保育における発達の支援①知的発達障害 | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、知的発達障害について要点をまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。視覚・聴覚・言語障害について調べる。 |
授業 | 障害の理解と保育における発達の支援④視覚障害、聴覚障害、言語障害 | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、視覚障害、聴覚障害、言語障害について要点をまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。肢体不自由児教育について調べる。 |
授業 | 障害の理解と保育における発達の支援⑤肢体不自由 | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、肢体不自由児保育・教育について要点をまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。LD,ADHDについて調べる。 |
授業 | 障害の理解と保育における発達の支援②発達障害(LD,ADHD) | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、LD、ADHDについて要点をまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。ASDについて調べる。 |
授業 | 障害の理解と保育における発達の支援③発達障害(ASD) | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、ASDについて要点をまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。アセスメントについて調べる。 |
授業 | 障害児保育におけるアセスメント | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、障害児保育におけるアセスメントについて要点をまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。指導計画について調べる。 |
授業 | 障害児保育の実際(記録、評価、指導計画の作成) | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、障害児保育における記録、評価、指導計画について要点をまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。保護者理解と家族支援について調べる。 |
授業 | 障害のある子どもの保護者理解と家族支援 | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、保護者理解と家族支援について要点をまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。関係機関について調べる。 |
授業 | 関係機関との連携 | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、関係機関との連携について要点をまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。発達障害関連の講義を見直しておく。 |
授業 | 事例検討 | |
事後学習(復習) | 配布資料を基に、事例についてまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 前回の配布資料を振り返り、小テストの勉強をする。 |
授業 | 障害児保育に関わる現状と課題(保健、医療、福祉、教育) | |
事後学習(復習) | 障害児保育に関わる現状と課題についてのレポートを書く。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | これまでの講義の配布資料に目を通しておく。 |
授業 | まとめ、試験 | |
事後学習(復習) | 講義全体を振り返る。自己採点を行う。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ※保育士資格取得のための必修科目です。 ※授業後、与えられた課題に沿って小レポートをまとめること。小レポートを4回以上未提出の場合、最終評価の対象とならないため留意すること。 ※質問等については、次回の授業で解説・補足等を行います。 |