科目名 | 遊戯療法 |
ナンバリング | |
担当者 | 西村 喜文 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基幹科目及び専門展開科目 |
関連する 資格・免許 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 後期 | 2単位 | 選択必修 |
授業の概要 及びねらい |
遊戯療法は、主に子どもを対象とした心理療法です。子どもは言葉による自己表現が十分にはできておらず、 そのため、「遊び」を媒介にして行われます。そのため、遊戯療法は、子どもに安心して遊ぶことができる場を提供することで、健康な成長へと向かうように援助していきます。 本講座では、遊戯療法について、遊びの意義や本質、子どもとセラピストの関係などについて触れていきたいと思います。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
①遊びの意義について理解する。 ②遊戯療法の本質について理解する。 ③プレイルームの機能について理解する。 ④発達と遊びの関係について理解する。 ⑤遊びの水準とアセスメントについて理解する。 ⑥遊戯療法における制限について理解する ⑦親子並行面接について理解する |
学習方法 | テキストを用いた講義と演習を通して遊戯療法について学習する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
「遊戯療法」 伊藤良子編著 ミネルヴァ書房 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 5 | 10 | 10 | 10 | 5 | 10 | 10 | 5 | 5 | 10 | 10 | 100 | ||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | 60 | ||||||||||||||||||||
小テスト等 | |||||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 20 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | |||||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | |
授業 | ガイダンス | |
事後学習(復習) | ||
第2週 | 事前学習(予習) | 遊戯療法についての概略を読んでくる |
授業 | 遊戯療法とは | |
事後学習(復習) | 資料を通してまとめる | |
第3週 | 事前学習(予習) | 遊戯療法についての概略を読んでくる |
授業 | 遊びの意義について | |
事後学習(復習) | 資料を通してまとめる | |
第4週 | 事前学習(予習) | 遊戯療法についての概略を読んでくる |
授業 | 遊戯療法の本質について | |
事後学習(復習) | 資料を通してまとめる | |
第5週 | 事前学習(予習) | 遊戯療法についての概略を読んでくる |
授業 | グループワーク(遊戯療法とは) | |
事後学習(復習) | 資料を通してまとめる | |
第6週 | 事前学習(予習) | 遊戯療法についての概略を読んでくる |
授業 | プレイルームの機能と遊具について | |
事後学習(復習) | 資料を通してまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 心理アセスメントについて理解してくる |
授業 | 遊戯療法のアセスメント:発達と遊びの関係 | |
事後学習(復習) | 資料を通してまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 心理アセスメントについて理解してくる |
授業 | 遊戯療法のアセスメント:遊びの水準とアセスメント | |
事後学習(復習) | 遊戯療法のアセスメントについてまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 遊戯療法における制限について理解してくる。 |
授業 | 遊戯療法における制限の意味・制限の与え方について | |
事後学習(復習) | 制限についてまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 母子並行面接について調べる。 |
授業 | 母子並行面接の重要性について。 | |
事後学習(復習) | 母子並行面接についてまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 遊戯療法の理論について調べる。 |
授業 | 「象徴とイメージ表現」について(ユング理論から) | |
事後学習(復習) | 資料を通してまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 遊戯療法の理論について調べる。 |
授業 | 「受容と共感」について(子ども中心療法から) | |
事後学習(復習) | 遊戯療法についてまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | 遊戯療法の理論について調べる。 |
授業 | 「解釈」について(精神分析理論から) | |
事後学習(復習) | 資料を通してまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 様々な領域での遊戯療法について調べる。 |
授業 | 大学院付属相談センターにおける遊戯療法。 | |
事後学習(復習) | 資料を通してまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 様々な領域での遊戯療法について調べる。 |
授業 | 児童養護施設における遊戯療法。 | |
事後学習(復習) | 資料を通してまとめる。 | |
第16週 | 事前学習(予習) | |
授業 | まとめ・試験 | |
事後学習(復習) |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 定期試験は教科書、資料を通して出題するので毎回まとめておくことが望ましい。 |