開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 3年 | 後期 | 3単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
住み慣れた地域で暮らす、療養者とその家族を対象とし、在宅療養を支えるための地域包括ケアシステムのありかたと看護の役割を理解する。 地域の特性が、療養者や家族に及ぼす影響を総合的に捉えることができる。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
臨床での看護経験を伝え、地域て暮らす人々を対象に、地域包括ケアシステム、地域の社会資源とケアシステム、地域で暮らす人々への訪問看護を通し、必要なケアの必要性を理解しありかたを検討する。臨地指導者と共に在宅看護実践および在宅看護過程の立案・展開を指導する。地域で生活する在宅療養者およびその家族を支える社会資源とその活用方法を学修する。 |
授業の 到達目標 |
地域包括ケア実習: 住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される街づくりを知る。地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じた地域におけるケアを考える。 訪問看護実習: 在宅療養者とその家族を理解し、住み慣れた地域でその人らしい暮らしを送ることができるよう支援するための基礎的な能力を養う。在宅療養者および家族の特性に応じた看護を考え、在宅療養を支える社会資源や関連機関・関連職種との連携・協働について理解し、地域包括ケアシステムにおける看護職の役割・機能について理解を深める。 |
学習方法 | 実習は地域包括ケア実習1週間と訪問看護実習2週間から構成される。それぞれの実習に際し、基礎知識と技術・態度を学内で確認し、その実際を臨地で学習する。自主的に学ぶことが求められ、実習評価は教育担当者と教員が担当する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
<テキスト>指定しない。これまでの学修で使用したものすべてがテキストに相当する。 各自作成した事前学習ノートを活用する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 5 | 15 | 10 | 10 | 5 | 5 | 15 | 5 | 10 | 100 | |||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ◎ | ○ | |||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ○ | 50 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||
受講者の発表 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ◎ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 実習事前課題に取り組む。受け持ち事例の疾患について学習すること |
授業 | 学内実習 実習オリエンテ―ション | |
事後学習(復習) | 同行訪問事例について、振り返りを行う。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 同行訪問事例の疾患と看護、利用サービスについて学習すること |
授業 | 同行訪問① | |
事後学習(復習) | 同行訪問事例について、振り返りを行う。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 同行訪問事例の疾患と看護、利用サービスについて学習すること |
授業 | 同行訪問② | |
事後学習(復習) | 同行訪問事例について、振り返りを行う。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | 受け持ち事例の情報を整理し、アセスメントを行っておくこと |
授業 | 同行訪問③ | |
事後学習(復習) | 受け持ち事例の看護展開について、不足した情報を整理する。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | 受け持ち事例のアセスメンに基づき看護計画を整理しておくこと |
授業 | 同行訪問④、中間カンファレンス | |
事後学習(復習) | 受け持ち事例の看護展開について、アセスメント・計画を見直す。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | 同行訪問事例の疾患や利用サービスについて学習すること |
授業 | 同行訪問⑤ | |
事後学習(復習) | 同行訪問事例について、振り返りを行う。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | 同行訪問事例の疾患や利用サービスについて学習すること |
授業 | 同行訪問⑥ | |
事後学習(復習) | 同行訪問事例について、振り返りを行う。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | 受け持ち事例の計画に基づき、情報を整理しておくこと |
授業 | 同行訪問⑦ | |
事後学習(復習) | 受け持ち事例の看護展開について、振り返りを行う。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | 同行訪問事例の疾患や利用サービスについて学習すること |
授業 | 同行訪問⑧、最終カンファレンス | |
事後学習(復習) | 実習目標に対する評価・振り返りを行う。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 多職種との連携の意義、施設の概要をまとめておくこと |
授業 | 学内実習 実習報告会 | |
事後学習(復習) | 実習目標に対する評価・振り返りを行う。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | 実習する地域の特性などについて事前学習の確認。 実習施設の調査: HPや冊子を参照し、地域独自の事業や取り組み、福祉サービスなどを調査する。実習地域の交通手段を検討する。自ら質問できるよう準備をする |
授業 | 試験、技術確認、グループワーク | |
事後学習(復習) | 内容をまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 行動計画の立案 |
授業 | 地域包括支援センターでの取り組みに同行する。 | |
事後学習(復習) | 実施内容、実習を通しての気づきと学びを記載する | |
第13週 | 事前学習(予習) | 地域の特性をまとめる。 |
授業 | 地域包括支援センターでの取り組みに同行する。 | |
事後学習(復習) | 対象者、役割、機能、自助、共助、公助について、地域包括支援センターを中心に図でまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | 行動計画の立案 |
授業 | 役割と機能、①日々の暮らしの継続 ②災害時における、対象者、自助、共助、公助について実習施設を中心に図でまとめる。 | |
事後学習(復習) | 振り返りを行う。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 発表準備として、実習内容をまとめておく |
授業 | 実習における学びを他学生と共有し、各自の課題を見出す。実習地域の包括ケアシステムの特徴と必要なケアを提言する。今後のありかたを検討する。 | |
事後学習(復習) | 振り返りをレポートにまとめる。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | 詳細については実習要領を参照のこと 実習中は課題の進行に応じて随時コメントを行います。 積極的な実習になるよう努力すること。メンバー間で協力することが特に求められます。 |