開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
小城 | 4年 | 前期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
看護理論は、看護学のメタパラダイムを構成する4つの主要概念である人間・環境・健康・看護を記述し、関連づけてモデル図に表し、説明している看護理論家の看護観である。本授業では、看護実践および看護教育に活用されてる看護理論を解説し、国内外の看護理論の変遷をたどり、それぞれの理論の特徴と評価を概説する。看護理論はどのようにして生成されたのか、看護実践にどのように活用されたのか、臨地実習の経験事例を通して、看護実践に看護理論を適用すると何が見えてくるのかについて、考えられる授業を展開する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
看護学部の基礎教育および卒業後の看護職を対象に、看護理論や看護過程について教授してきた。また、九州地区看護理論研究会に18年間所属し、看護職のニーズに合わせた看護理論・看護診断と看護過程等の学習会・セミナーの企画運営を担当した。看護の構造および理論の理解に役立ち、活用できるよう、また、アセスメント力の向上に役立つような授業展開とする。 |
授業の 到達目標 |
1.看護学と看護理論について理解し、看護理論を実践に活かす意義を理解する。 2.看護理論の歴史と動向および発展について理解する。 3.さまざまな看護理論家の理論を理解し実践への応用について学修し、考察する。 ①ナイチンゲール ②ヘンダーソン ③ウィ―デンバック ④ペプロウ ⑤ロイ ⑥オレム ⑦トラベルビー ⑧べティ・ニューマン ⑨レイニンガー ⑩ベナー |
学習方法 | テキストを活用し、代表的な看護理論を理解し、看護実践への活用について学ぶ。さらに、学生の関心のある看護理論家の理論を調べ、発表する。臨地実習の事例に活用しながら、看護実践の質を高める方法を学ぶ。調べた内容をレポートにまとめ、発表し、意見交換等により理解を深める。発表時に学生および教員からの意見をフィードバックとして参考にし、レポートを修正し提出する。 |
テキスト及び 参考書籍 |
筒井真優美編集:看護理論ー看護理論21の理解と実践への応用 改訂第3版、南江堂、2021 その他、必要時資料を配布する。 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 10 | 5 | 5 | 10 | 5 | 5 | 5 | 5 | 100 | ||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ◎ | ○ | 10 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ○ | 30 | |||||||||||||||||||||
授業態度 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||
受講者の発表 | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 20 | ||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | ○ | ○ | 20 | |||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
関心ある看護理論2つについてと最終レポートを提出する。 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | シラバスとテキストの目次と授業の該当ページを読んでおく。 |
授業 | 授業の進め方とオリエンテーションを行う。看護理論とは、看護理論の歴史と動向について | |
事後学習(復習) | 本日の復習を行い、説明を聞いて、自己の授業のスケジュールを立てる。 | |
第2週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | 代表的な看護理論、オレムの看護理論の理解と看護実践への活用について概説する。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第3週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | 代表的な看護理論、ナイチンゲール、ヘンダーソン、ウィ―デンバック等について概説する。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | 代表的な看護理論、ロイの看護理論の理解と看護実践への活用について概説する。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第5週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | 関心のある看護理論について学修グループのテーマを決定し、理論の特徴などについて調べる。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第6週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | グループで決定した看護理論の特徴、実践への活用について学修する。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第7週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | グループで決定した看護理論の特徴、実践への活用について学修し、理解を深める。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | グループで決定した看護理論について学修・整理した内容の発表準備を行う。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第9週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | 学修した代表的な看護理論について学修した成果を発表する。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び発表資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第10週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | 学修した代表的な看護理論について学修した成果を発表する。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び発表資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第11週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | グループで決定した看護理論の特徴、実践への活用について学修し、理解を深める。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第12週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | グループで決定した看護理論について学修・整理した内容の発表準備を行う。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第13週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | 学修した代表的な看護理論について学修した成果を発表する。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び発表資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第14週 | 事前学習(予習) | テキストの授業内容の該当ページを読んで予習を行う。 |
授業 | 学修した代表的な看護理論について学修した成果を発表する。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び発表資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 | |
第15週 | 事前学習(予習) | 代表的な看護理論の特および・授業内容について予習を行い、小テストに備える。 |
授業 | これまでの学習内容のまとめを行い、学修内容の小テストを行う。 | |
事後学習(復習) | 授業内容をテキスト及び資料に沿って整理し、考えたことをまとめる。 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ①予習として、毎回、テキストを読み疑問点をチェックしておく。 ②復習として、授業内容を整理し、看護理論を看護実践に活用する方法として、臨地実習の振り返りを行う。 ③将来において、看護理論を看護実践に活用することができることを学び、学修の発展を勧める。 ④代表的な看護理論から2つ、学修した内容をレポート提出する。 ⑤毎回の復習としての振り返りを反映させ、学修内容から看護理論の意義や評価を含め最終レポートを提出する。 ⑥提出レポートに関して、発表時にコメントを返す。 |