科目名 | 心理学実験Ⅰ |
ナンバリング | PC_B1_14 |
担当者 |
岡嶋 一郎
末次 絵里子 |
開設学科 専攻・コース |
心理カウンセリング学科 |
分類 | 専門教育科目 専門基礎科目 |
関連する 資格・免許 |
認定心理士申請資格 公認心理師受験資格 |
開講キャンパス | 開講年次 | 開設期 | 単位数 | 必修・選択 |
佐賀 | 2年 | 前期 | 2単位 | 必修 |
授業の概要 及びねらい |
心理学の初学者を対象に、まずは心理学実験の計画立案、心理統計、レポートの書き方に関する基本的な事項について解説する。その後、3つのテーマで実験実習を経験し、得られたデータを分析・ 考察してレポートにまとめる。この作業を通して、心理学研究における初歩的な知識と作法を獲得する。なお、第7週目までは一斉授業の形態をとり、第8週目からは2グループに分かれて、2名の教員が4週ずつ授業を担当する。 |
実務経験に 関連する 授業内容 |
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授業の 到達目標 |
1) 心理学実験にまつわる基本用語を正しく説明することができる。 2) インターネットを使って、書籍や論文を調べることができる。 3) 文献引用を正しく行うとともに、他者の知見の盗用を避けることができる。 4) 授業で扱う心理統計法を、電卓やPCを使って実行することができる。 5) データ分析の結果を、文章や図表を使って適切に表現することができる。 6) 実験結果を、目的に即して正しく評価するとともに自分なりに発展させることができる。 7) 心理学論文の標準的な構成に基づいたレポートを独力で書くことができる。 |
学習方法 | 講義を受け、実験者や参加者の役割を体験する(グループワーク含)。体験後には、関連する書籍や論文を探して読むとともに、心理学論文の標準的な構成に基づいたレポートを作成する。 ※対面が原則だが、天候等の事情により遠隔授業(Teams等)に切り替える場合がある。 |
テキスト及び 参考書籍 |
木下 冨雄他(編)「教材心理学[新装版]」ナカニシヤ出版の分冊「課題1ミュラー・リヤーの錯視」を購入してもらう。 参考図書:フィンドレイ 細江・細越(訳)「心理学 実験レポートの書き方」北大路書房 |
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||
汎用的能力要素 | 専門的能力要素 | ||||||||||||||||||||||||
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
態度・ 志向性 |
知識・ 理解 |
技能・ 表現 |
行動・ 経験・ 創造的思考力 |
合計 | |||||||||||||||||
1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | 1) | 2) | 3) | ||
比率 | 10 | 10 | 10 | 40 | 10 | 10 | 10 | 100 | |||||||||||||||||
評価基準・方法 | 評価 割合 % |
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定期試験 | |||||||||||||||||||||||||
小テスト等 | ◎ | ◎ | 10 | ||||||||||||||||||||||
宿題・授業外レポート | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 75 | ||||||||||||||||||||
授業態度 | |||||||||||||||||||||||||
受講者の発表 | |||||||||||||||||||||||||
授業の参加度 | ○ | 15 | |||||||||||||||||||||||
その他 | |||||||||||||||||||||||||
合計 | 100 |
(表中の記号 ○評価する観点 ◎評価の際に重視する観点 %評価割合)
授業計画(学習内容・キーワードのスケジュール) | ||
第1週 | 事前学習(予習) | 本講、「心理学概論ⅠⅡ」「心理学実験Ⅱ」「知覚・認知心理学」のシラバスを読む。 |
授業 | 岡嶋:オリエンテーション、実験の計画立案 | |
事後学習(復習) | 重要語句の確認 | |
第2週 | 事前学習(予習) | 「データサイエンス入門」の統計部分のテキストを読む。 |
授業 | 岡嶋:心理統計の基礎 | |
事後学習(復習) | 重要語句の確認 | |
第3週 | 事前学習(予習) | 本学図書館ホームページの「文献検索のためのリンク集→図書雑誌とその所蔵」を見る。 |
授業 | 岡嶋:文献検索(論文検索) | |
事後学習(復習) | 論文を検索し、先行研究の概観と要約を執筆する。 | |
第4週 | 事前学習(予習) | ここまでの重要語句の確認 |
授業 | 岡嶋:実験レポートの書き方と注意事項 | |
事後学習(復習) | 重要語句の確認 | |
第5週 | 事前学習(予習) | レポートの書き方の確認 |
授業 | 岡嶋:単純接触効果①(実験の実施、文献検索) | |
事後学習(復習) | 文献検索、レポート草稿の作成 | |
第6週 | 事前学習(予習) | レポート草稿の点検と修正 |
授業 | 岡嶋:単純接触効果②(集計、結果の整理、グラフ作成) | |
事後学習(復習) | 文献検索、レポート草稿の作成 | |
第7週 | 事前学習(予習) | レポート草稿の点検と修正 |
授業 | 岡嶋:単純接触効果③(レポートの作成)、小テスト | |
事後学習(復習) | 草稿の改稿によるレポート作成 | |
第8週 | 事前学習(予習) | テキストの「課題1錯視実験」を読む。 |
授業 | 末次:ミュラー・リヤー錯視①(錯視現象・先行研究の解説) | |
事後学習(復習) | 文献検索、レポート草稿の作成 | |
第9週 | 事前学習(予習) | レポート草稿の点検と修正 |
授業 | 末次:ミュラー・リヤー錯視②(実験の実施) | |
事後学習(復習) | 文献検索、レポート草稿の作成 | |
第10週 | 事前学習(予習) | 第1週~第2週のプリントを読む。 |
授業 | 末次:ミュラー・リヤー錯視③(集計、結果の整理、グラフ作成) | |
事後学習(復習) | 文献検索、レポート草稿の作成 | |
第11週 | 事前学習(予習) | レポート草稿の点検と修正 |
授業 | 末次:ミュラー・リヤー錯視④(考察、レポートの作成) | |
事後学習(復習) | 草稿の改稿によるレポート完成 | |
第12週 | 事前学習(予習) | 配布資料を読む。 |
授業 | 岡嶋:リラクセーションの効果①(実験の実施) | |
事後学習(復習) | 文献検索、レポート草稿の作成 | |
第13週 | 事前学習(予習) | レポート草稿の点検と修正 |
授業 | 岡嶋:リラクセーションの効果②(実験の解説) | |
事後学習(復習) | 文献検索、レポート草稿の作成 | |
第14週 | 事前学習(予習) | レポート草稿の点検と修正 |
授業 | 岡嶋:リラクセーションの効果③(集計、結果の整理、グラフ作成) | |
事後学習(復習) | 文献検索、レポート草稿の作成 | |
第15週 | 事前学習(予習) | レポート草稿の点検と修正 |
授業 | 岡嶋:リラクセーションの効果④(考察、レポートの作成) | |
事後学習(復習) | 草稿の改稿によるレポート完成 |
※事前・事後学習の時間は、講義科目は各90分、演習・実験・実習科目は各30分を原則とする。
※課題(試験やレポート等)に対するフィードバックを行います。
備考 | ・実験テーマの内容は変更される場合がある。 ・原則、3種類の実験すべてのレポート提出が求められる。 ・提出されたレポートへのコメントは、個別又は総評として行う。 |